劇場公開日 2025年6月27日

「若い方にもウケますように。」映画「F1(R) エフワン」 hiroishiさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0若い方にもウケますように。

2025年6月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

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興奮

ドキドキ

 のっけからビートの効いたロックをバックに「デッドヒート」ではなく、「ドッグファイト」と言うのが相応しい迫力あるカメラワークとスピード感、違和感の無いVFXと一気に引っ張り込まれます。物語はメンバーそれぞれの考え方の違いによる衝突から始まり、時間を追うごとに互いを認めあい、いきなりやってきた不幸による挫折や失望で一度はドン底に陥るも、ここで人間味を熱く演出しながらやがて「最高」へ上昇していく正に「トップガン」というジャンルのストーリー。このジャンルには物語性をあまり求めるものでもありませんが、主人公だけではなく、チームメンバーそれぞれが己の課題、心の葛藤を克服しチームに貢献していくシーンも所々見られ、F1という「All for One, One for All」の世界感を描けていたのではないでしょうか。
 F1と言えば日本では90年代にブームがあり、その時の英雄セナとも戦った設定のソニー(ブラッド・ピット)やオジサンにちゃんと”応対”してくれる大人ヒロインのケイト(ケリー・コンドン)、そして先述の「トップガンストーリー」ということで、ブラピのファンと40~50歳代のオジサン(私も)が最も刺さる層かと思われますが、トップガン・マーベリック然り、「オジサン強すぎだろ(ズル過ぎ含む)」とオジサンの私が思う所もあり、若い方からどう受け止められるのか、それはそれで気になるところです。若い方にもウケますように(笑)。

hiroishi
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