「撮影技術の進歩で、レース場面のリアルさ、迫力、没入感が増した」映画「F1(R) エフワン」 高森 郁哉さんの映画レビュー(感想・評価)
撮影技術の進歩で、レース場面のリアルさ、迫力、没入感が増した
ありがたいことに池袋のIMAXで実施された試写会で鑑賞できたのだが、"Filmed For IMAX"の謳い文句通り、IMAX独自の1.90:1拡大アスペクト比で全編上映される映像の迫力と没入感が抜群にいい。もちろん、レース中のエンジン音なども体感に大いに貢献しているので、なるべく音響設備の良いスクリーンを選ぶほうがいい。私自身はモータースポーツに詳しくなくカーレース映画にもあまり思い入れがないが、クルマ好き、カーレース好きなら相当満足度が高いのではないか。
ジョセフ・コシンスキー監督のインタビューなどによると、撮影のために(F1カーよりコストが安い)F2カーを6台購入してF1の車体に見えるよう改造し、新設計のものを含む小型カメラを車1台につき最大4基搭載したという。主人公ソニーを演じるブラッド・ピットも自らハンドルを握ってサーキットを走ったことで、視線の動きから振動による皮膚の微妙な揺れに至るまで、極限状態のドライバーの表情が極めてリアルにとらえられている。
これはカーレース好きには常識かもしれないが、F1マシン自体をはじめ、車体開発、トレーニング、ピットの設備などレースに関わるさまざまな部分に最先端の科学技術が応用されていることにも驚かされた。トレーニングに関しては、アナログ世代のソニーがテニスボールで反射神経を鍛え、ジョギングでサーキットを一周してコースのコンディションなどを確かめるのに対し、同じチームの新進ドライバー・ジョシュアがハイテク機器を駆使して身体能力の向上と走行のシミュレーションに取り組むという対比が効いている。最初は反発していた若手が、いろいろあって次第にベテランに感化されていく流れも、ありがちとはいえ王道ならではのよさがある。
個人的に引っかかったのは、ソニーが自分やチームメイトの順位を上げるために仕掛けるグレーな戦法。規則違反ではないのだけれど、競っている他チームの車に故意にぶつけてセーフティーカーが出る(全車が減速する)状況を作り出すような、いわば規則の脆弱な点をハックして有利に戦おうとする、その姿勢がどうなんだろうと。勝つためには手段を選ばないスタイルはトランプの時代を反映した現実主義かもしれないが、「ヒーローは高潔であってほしい」との願いは理想主義的なメンタリティだろうか。この点が日本でどう受け止められるのか興味があり、見守っていきたい。
実際のF1レースであの様にぶつけまくる事はあり得ないが、接触スレスレは
当たり前だし、実際のレースでも凄まじい事いくらでもある。
チームの為他チーム車の妨害などよくある。この映画に名前がチラッと
出たマンセルなど有名だった。
ぶつけまくる事はともかくF1ドライバーはあの様な闘争心は持っている。
その意味で映画は結構リアル。
2輪の最高峰レースMotoGPは350kmで車体をぶつけ合って勝ちに行ってるよ。自分のひじを相手のハンドルやブレーキ狙ってぶつけるよ。甘いよ映画なんて。
そりゃそうだよ、順位を一つでも上げなきゃいけないんだからよ。
そんなことやっても大谷くんの給料の1/5の給料だぜ。トップで。
奴らは来年のギャラと自分の地位(チームに残れるかどうか?)が掛かって基本1年契約なんだからよ。
他の奴も”レースは素人だが、“と断り書き入れて書いてるけどさぁ、ちゃんと“レース見て書いてる?”
知ったかぶりして書いちゃダメだよ。知らないんだったら書かなきゃいいんだよ。『トランプ』が出てくる前からそんなことやってんだからよ。
プロだったら視点を変えるなり他を書くなりするべきだね。それくらい責任を持たなきゃダメだね。
これ、合理だけどね。
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