「重い内容であるのは否定できない」愛されなくても別に Bigcatさんの映画レビュー(感想・評価)
重い内容であるのは否定できない
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6月8日の完成披露舞台挨拶のイベントにて一足先に鑑賞。重い内容であるのはやはりどうしても否定できなかった。が、ひいろとえながの関係性が、この作品で描かれたその先の未来で、2人はきっと今より良い人生を切り開いていけそうな描き方がされていたのが救いであった。とはいえ話を戻してしまうが、現実世界で彼女らと似た境遇にある人がこの映画を見たら、辛すぎて最後まで鑑賞するのは耐え難いのではと思った。2人と関わりの生じた木村については、残念ながら希望の道筋が見えないままエンディングを迎えてしまった。いったん宗教にはまってから抜け出すストーリーを構築するのはフィクション作品でも困難で、現実世界であったら人生の軌道修正はまず不可能、という警告のメッセージのように感じた。えなががひいろを力ずくで踏みとどまらせてくれて本当に良かった。
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