劇場公開日 2025年9月5日

ふつうの子どものレビュー・感想・評価

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3.5子どもたちの疾走感がハンパない

2025年9月7日
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のっけから地球温暖化の話でまったく何の話か知らなかったけど、なるほど現代の子どものちょっと上をいく同級生ネタはそれか、となり、あとは子どもたちの冒険だった。

内容もキャストもそれを捉える演出もカメラも音楽もすべてがピタッと掛け算されていて素晴らしい。こんなにもイキイキと現代の少年少女の日々、それだけでなく親たちの日々を見れる喜びをありがとう、みたいな気持ちになる。子どもが主役だと当然ながらオーディションなのだろうからいい子たちが出てきます。

とにかく興味のあるものに動く、走る、それを追う、というアクションが楽しい。そして終盤に出てくる瀧内公美の己の役割を熟知しているかき回しっぷりの面白さ。愛すべき小品。

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ONI

5.0舞台挨拶付き鑑賞

2025年9月7日
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なので星5つです。公美姉さん、舞台挨拶で子役が皆姉さんが凄すぎてと言ってました。最近こんな強面の役ばっかりだけど、どちらかというとダメンズな心優しい役の方が好きです。たぶんそっちが本人に近いと勝手に思ってます。映画は子役が皆達で、楽しく観ました。

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michi

4.5瀧内公美の存在感

2025年9月7日
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鑑賞方法:映画館

知的

癒される

カワイイ

なかなか撮れない作品だと思いました。
恐らく呉美保監督だから撮れたのではないでしょうか。

徹底して今どきの小学生目線にこだわって撮っているのがヒシヒシと伝わってきます。
なんとか腐心して撮れるものではないように思えました。

そして脚本もよく出来ています。

特に終盤の大人による責任追求の場面でも『小学生ならこんな感じだよね』というのがよく描けています。

キャスティングも見事で三宅心愛の母親役に瀧内公美がスクリーンに登場した時は思わず『ずるいな~』と驚いてしまいました。
見事そのシーンを瀧内公美が全て持って行ってしまった!また、嶋田鉄太の母親役の蒼井優との対比がとても面白かったです。

でも、なぜこんなに上映館数が少ないのでしょうか?

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クロレッツ

4.0何だろ?普通の子どもたちの話なんだけど、とっても面白かった。 もう...

2025年9月7日
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鑑賞方法:映画館

何だろ?普通の子どもたちの話なんだけど、とっても面白かった。
もう一度観たくなる映画でした。

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nao

4.5こどもはこどもであり、小さいおとなではない

2025年9月7日
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鑑賞方法:映画館

学生の時、「こどもはこどもであり、子供ではない」と講義で聞いた  大人の「お供」あるいは「従属物」として封建的に考えられてきたが子供が、こどもも一人の人間として尊ばれることはもちろん、大人にはない独自の心と体の発達過程が存在する、とその講義では習った
親の思い通りにこどもは発達成長しないばかりか、時に純粋な正義感、仲間意識、突飛な自己主張の一方で、とてつもなく可愛かったり、依存的だったりもする  大人と同じ「ヒト」でありながらも、また我々一度経験してきた期間なのに、こどもという生物は複雑なものである
呉監督前作の「きみはいい子」でも、学級崩壊・ネグレクトを子育てに悩む若い教員、母親の視線から描いていたが、こどもの持つかわいさ、残酷さ、未熟さがしっかり伝わってきた  大きな事件に発展した本作で描かれる「事件」も、掘り起こしてみれば「こども」、「ふつうのこども」が持つ特徴に他ならないし、3人の母親の受け止め方・対応も「ふつうの母親」像に違いない  おとなとは別の生き物である「こども」が、「こどもらしく」描かれ、演技をされていた3人の様々な表情、とてもよかった (9月6日 テアトル梅田にて鑑賞)

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chikuhou

4.0陽斗の嘘泣き?

2025年9月6日
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鑑賞方法:映画館

笑える

難しい

ドキドキ

小学4年生・上田唯士は両親と3人家族で、なんでも食べる普通の男子だった。最近、同じクラスの三宅心愛のことが気になっていて、環境問題に高い意識を持つ心愛に近づこうとしていた。しかし、彼女は橋本陽斗にひかれている様子だった。そんな3人が環境活動を始め、最初は肉を食べるのをやめたり、ビラを作って貼ってただけだったが、次第にエスカレートしていき、ロケット花火を飛ばしたり、牧場の柵を壊したため実際に牛が脱走し、怪我人が出てしまった。そして、親たちも巻き込み・・・そんな話。

現代を生きる子どもたちの日常との事だが、なかなか行動力のある小学生だった。
強がってた陽斗が親の前で泣いてたのは嘘泣き?あれは心愛もゲンナリだったと思う。
唯士役の嶋田鉄太は困った演技がとても良かった。
心愛役の瑠璃はすごく難しいセリフをちゃんと話してたのは素晴らしかった。
唯士の母・恵子役の蒼井優は見た通りの優しい理解のある親で良かった。
心愛の母・冬役の瀧内公美は元レデースかという感じで、タトゥーも有ったし、迫力あった。
意外に奥深い内容の様にも思えた。面白かった。

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りあの

4.0上映館少ないのは残念な作品。

2025年9月6日
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鑑賞方法:映画館

名作「ぼくが生きてる、ふたつの世界」の呉美保監督作品なのに上映館数が少ないのが疑問と思いつつ鑑賞。
最近の邦画では異色の作品でしたが脚本と出演者と演出が全てにハマっていてとても楽しめた一本でした。
題名とポスターのイメージではほのぼのした小学生たちの心温まるストーリーと思っていたら、後半のサスペンス展開も見事で
予想できないストーリーが親父世代の私でも最後まで十分楽しめました。
主役も脇役も年代問わず女優の演技が目立つ作品でした。蒼井優と瀧内公美は相変わらず上手でしたが
脇役の生徒たちが素晴らしく将来の名俳優達の原石を見れたのも楽しかったです。
特に主人公の少年の友達の女の子は見事な表現力でした。
とにかく上映館は少ないですが劇場で見て欲しい作品です。
おススメ度は満点です。

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Yoji

4.0あの頃の僕が見えていたもの、感じていたこと

2025年9月6日
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小学生は個性も興味も服装も移動手段もみな異なり自分本位だ。自分のしたことに何を感じ、また他人を意識することによって社会を知っていくのだろう。
この年代は女子の方が成熟しているのを強く感じる。
そんな中、唯士の普通さがたまらなく愛おしい。

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ななな

4.0心理的ホラー作品だった

2025年9月6日
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怖い

難しい

驚く

タイトルだけで甘く見ていた。
「ふつう」って何だろう?
登場する子供達は小学生だから、成人に達していない。だけど、親や保護者の非従属である「子ども」と捉えると彼らの行動は大人と同等だ。
周囲を顧みない行動をどんどんエスカレートさせてしまい、この先はどうなるのか…と思っていたら…。
ほんわかした作品だと思って観ていたが、すっかり騙されてしまった。子役たちの演技に拍手。

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ちゃ坊主

4.5ナイスなキャスティング

2025年9月6日
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鑑賞方法:映画館

118本目。
えなり系の子役。
ナイスなキャスティング。
まあでも、あんなドストレートな作文読まれたら返せない。
極端過ぎでは思ったりする所もあるけど、好きな子に好かれたいと言う一心だったり、虫が好きだったり、時折見せる子供らしさが面白い。
それを含めてだけど、子供らしさを引き出した演出が抜群に上手い。

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ひで

4.5子役の皆さんの名演技に賛辞を

2025年9月5日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

幸せ

カワイイ

予備知識を入れないようにしてノーマルポジションで観ました。素晴らしい作品でした。子役の皆さんのイキイキとした自然体の演技にすぐに引き込まれました。地球温暖化などの環境問題を題材に選んだ事で子供目線でのギャップと子供らしい子供・大人びた子供・子供の個性を見事に表現した秀作。脇を固める蒼井優さん・瀧内公美さん・風間くんが大人目線を巧妙に演じる事によって子役の皆さんの演技がいかにスゴイかが理解できる構成が特に良かったと思います。上映館少ないですが
是非映画館で🎦観てほしい作品だと思います。

91

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タイガー力石

3.0子ども心

2025年9月5日
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鑑賞方法:映画館

なんとも言えない奥深い映画なのかな?

ゆうじくんが書いた作文に対しての先生の言葉は、あ〜こういう教師が子どもをダメにしていくんだなって思った。
だって、私にはとても素晴らしい作文に思えたから……

子どもが考え、行動に移す。
良くも悪くも、重ねて人生経験積んでいく。
子どもの気持ちを力でねじ伏せようとする歪んだ親子の関係が見れたり、家庭では自分を押し殺している子どものズルさや賢さが見れたり……
ただ好きな子とても一緒にいたいという思いでやっちまった素直な男の子がいたり……

思い返せば、あ〜私も今思えばやばいこといっぱいしてきたなぁ……と思ったりも。
私も普通の子どもだった……

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yoccy

5.0イーロン・マスクの隠し子?

2025年9月4日
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鑑賞方法:試写会

泣ける

笑える

斬新

天才嶋田鉄太はイーロン・マスクの子ども?というのはデマのようですが、試写で見てとても面白かったです。子どもの頃読んでわくわくした「チョコレート戦争」とか思いだしました。子どもたちがほんとに素晴らしく個性的。少しづつ社会というものを知り始めるこの年頃、大人から見れば人生に数年しかないこの瞬間だけど、彼らにすればそれが全て。なんだか切なくもなりました。
ちょっと大袈裟ですが「ハウデアユー」と世界に向かって叫んだグレタ・トゥンベリーに対する返信でもあると思いました。

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wisefat