「家族という単語」無名の人生 nakadakanさんの映画レビュー(感想・評価)
家族という単語
説明的すぎない淡々とした語り口で、シニカルさや不穏感もあり、社会風刺やバイオレンスもあり、理不尽な世の中を生きる悲哀や怒りを浮き立たせる物語も良かったです。
テンポや間の取り方、音楽や画面構成や演出など、アニメーションの映像的にも見応えがあり面白かったです。
一般的な可愛いキャラのアニメーションではなく、アートアニメーションという感じかと。
家族という単語がちょいちょい出てきたのが印象的で、おおむね胡散くさい使い方だったのが皮肉だなと感じました。
そんな中で、父親との関係にはグッときました。
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