「カタルシスでは無い癒しを。」ミステリアス・スキン JYARIさんの映画レビュー(感想・評価)
カタルシスでは無い癒しを。
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ずっと宇宙人の仕業だと信じたり、
自分に何か力が与えられた気になってしまったり、
他者を同じ方法で支配したり。されたり。
すべてが過去の被害に結びついて
人生にまとわりつく感じがして、
サバイバーとしての人生を想った。
それとクィアにおける父親像、母親像
あの描き方も興味深かった。
父に対抗し、ママを求める
ラストシーン、
「魔法のように2人で天使になり、消えるんだ」
この台詞の物悲しさ。
魔法は無いし、天使にもなれない。
消えることすら出来ない。
でも2人で居たあの時間だけは誰にも奪えない。
傷が少しでも癒えていると信じたい。
追記
観終わってから30分ほど経つが、全く余韻がさめない。
どこか空洞に落ちてしまって、一歩も前に進めなくなってしまった感覚。
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