劇場公開日 2025年7月11日

逆火のレビュー・感想・評価

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3.5もっと有紗について知りたかった

2025年7月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ラストは好みじゃないです。
あのラストなら、もっと最初から娘のキャラクターやバックボーンを教えて欲しかったし、
もっと彼女を中心的に描いて欲しかったかな。
そうじゃないなら、もっともっと有紗に焦点をあてて描いて欲しかったです。
「この女は、悲劇のヒロインか、それとも犯罪者なのかー?」
というキャッチ―コピーに惹かれて足を運んだ部分もありますし、
円井さん演じる有紗は、とても興味深いキャラクターで、
もっと彼女について知りたかったです。

それに野島の裏垢は、ただ裏垢やっているという事実だけ?
「家族なんて持つんじゃなかった」って結構ヘビーなこと呟いていなかった?
結構、印象に残ったんだけど、そこは、そんなに重要じゃなかったのかな?
これに関しては、野島の人間性を表す小道具としてだけだったのかな。

にしても、北村さんと円井さんは、人間味のある野島と有紗を演じられていて、とても気になる人物像になっていました。
とにかく、二人のシーンはどれも良かったなぁ…。
海辺で、野島が有紗に娘のことを吐露するシーンは泣けました。

そして、円井わんさん、いいですね~。
この方の声?声の出し方??が、自分の耳にとても心地良いことに気づきました。

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hkr21

4.0お金が足りない!

2025年7月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

撮影中の新作映画をめぐる“真実”に翻弄され日常が崩壊していく助監督の姿を描いたヒューマンサスペンス。

映画クランクイン前の3ヶ月が描かれていて興味深い。
自分に起こった出来事や自分の思いを誰にどれだけどうやって話せば良いのか、この映画を観て考えました。
世の中は真実だけではない。真実=正義でもない。でも、真実を知った上で、フィクションで包む。これが一番良いのかもしれないと思いました。

最後のシーンが衝撃でした。この映画の登場人物の思いが次々と込み上げてきて、少し涙が出ました。

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tnk_san

3.0フィクション

2025年7月12日
Androidアプリから投稿

悲しい

怖い

難しい

撮影準備が進みクランクインが迫る映画の原作の美談が、取材を進める中で嘘だとわかり葛藤する助監督の話。

貧しくヤングケアラーだった中学生が、学生実業家になった自伝の映画化ということで、事実を忠実にリアルに描きたいという監督のもと、事実を深掘りする為助監督が取材を進めて巻き起こっていく。

少しずつ見えてくるモデル女性の本当の顔と、本に書かれていたことと現実のズレのモヤモヤが堪らないし、そこに追い打ちをかけるアホ娘。

後半はアホ娘がメインな感じになって来て、モヤモヤが積み重なっていくのは良かったけれど、ラストはそこまで大層な題材の劇中劇の設定じゃなくね?とか、リークの件はどうなった?という感じだし、オーラスは話しが飛び過ぎて良くわからなかった。

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Bacchus

3.0舞台挨拶鑑賞

2025年7月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい舞台挨拶でした。

最後ビックリ自殺

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完

3.5ラストは予想通り

2025年7月11日
iPhoneアプリから投稿

衝撃を与えたかったか?と思うが、流れからそうなるだろう。結局、真実は明かさなかった?ってか、そこはどうでも良かったの?
助監督の野島が有紗について調べれば調べるほど、のめり込むほど、娘との間が深く広く離れてしまう。ひょっとして、他人の事より自分の事に目を向けよ、足元を見よってのが本題なのかなと思った。

上映後、舞台挨拶がありましたが、若い演者の意見がこちらに忖度しているようにも感じたなぁ

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Oyster Boy

4.0まさに逆火

2025年6月22日
iPhoneアプリから投稿

題名が秀逸である。

彼が追いかけた彼女の真実と呼応するように進むもう一人の彼女の混沌。
どちらも彼が知らなかった、皮を剥けば剥くほど出てくる、本当の彼女たちは、彼を大いに混乱させる。
また同時に、彼のその正しさは誰も傷つけてないか?という疑問も観客に常に投げかけてもくる。

他人から見た自分が人によって違うように、自分が思う真実の自分も違う。
隠された彼女の真実は、意外と映画制作を通して観客に伝えたかったこととそう変わらないという皮肉。
そして生き抜くための彼女の真実の方が、彼女の理想のそれより余程リアルというのもまた。。

彼が犠牲にしてきた私生活とその代償に得たものは、何だったのか。

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icco

3.0苦悩の先には…

Kさん
2025年6月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

《完成披露試写会にて鑑賞》

北村さんが正義と葛藤する助監督野島役を
見事に演じられていました。
こちらも映画制作現場に参加しているような
感覚になり、もし自分だったらどのような選択をするだろうと自問自答しました。

大人が全てを都合よく美談にし、ビジネスの為に真実を伏せてしまう描写はかなりリアリティ。

また、ARISAと娘の対比された描き方が
とても良かったです。

有紗が作文コンクールで優勝した時の
記念撮影で目が泳いでいたことから
彼女の様々な心情が読み取れました。

登場人物たちの服装と髪型の変化にも注目。
色彩から伝わってくるものが多々ありました。
本日はありがとうございました。

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K