劇場公開日 2025年7月11日

逆火のレビュー・感想・評価

全43件中、21~40件目を表示

4.0真実の行方‼️❓フィクションのリアリティ‼️❓

2025年7月19日
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三浦友和が今年最高の映画と呟いたのは、国宝とこの映画、国宝には彼の息子が出ているので割り引くとして、この映画は、感動とは無縁で、感想すら出てこない。問題点が出て、考え続けなかければならない。ヤングケアラー、親の虐待、嘘を美談にして、悪いかな、どうかな、こんな親なら殺しさえ許容される、か?パパ活、東横あたり、ホストクラブ、ガールズバー、マツチングアプリで客寄せ、詐欺、最近殺人事件多いね。問題点の解決に正解は一つでは無い。いろいろ考えさせられた。皆んな、良い演技でした、ありがとうございました😊😭

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アサシン5

3.0絶望への行進

2025年7月18日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

セピア色がかった画像。
昭和を感じさせるレトロなオフィスの室内。
やはり昭和を感じさせる半ば朽ちたようなアパートや建物群。
そんな風景を背景にしてある映画製作の光景が描き出されます。

感動的な実話の映画化に向けて最初は希望に溢れていた関係者たち。
けれどクランク・インが近づくにつれて漂いだした微かな不協和音がやがて轟音をたてて関係者を巻き込んでゆく様が、淡々としているだけにかえってその逃れようのない閉塞感と絶望を際立たせて描き出されます。

本作の主人公は映画の原作となった実話の少女を始めとした様々な立場の若い女性たちだと思いました。
レトロな背景と対照的な彼女たちのイマドキ風な生態。
様々な立場と言っても、それは皆が堕ちてゆく地獄にどれだけ近いか遠いかの違いに過ぎないように思われます。
素直に堕ちてゆく少女たちと、彼女たちを取り囲む建前と正論のバランスをとれない大人たち。
現代社会が孕んだ絶望感を斬新な切り口で提示した作品でした。
やりきりないなぁ…

逆火(ぎゃっか)は、ガス火炎を使用中に火炎が火口からガスの供給側へ戻る現象。 機器類を破裂させることがある。
(Wikipedia)

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さとうきび

1.5天秤に揺れるおじさん

2025年7月18日
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なんか、それ悩む事?って思うことが多いので、小説の映画化だと触れるとこれ根本的に間違いだとなるから言わなかったのかな?
小説はフィクションですよね

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ビビ

3.0緻密に計算された脚本/演出に裏打ちされた なかなかの傑作だとも思うが……

2025年7月18日
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鑑賞方法:映画館

本篇について論じる前にまずはこの作品のキャッチコピーについて。「この女は、悲劇のヒロインか、犯罪者か?」とあります。ポスター•ビジュアルではこのコピーを縦書き3行にして赤い字で上から下へと配し、船が何隻か浮かぶ海を背景にして、この映画の登場人物のARISA(演: 円井わん)と野島(演: 北村有起哉)が並んでベンチに腰をおろしています。このキャッチコピーの「この女」とは ARISA のことで、公式サイトにあるあらすじを読んでみても、この映画で中心に描かれているのは ARISA のことだと錯覚します。でも ARISA はこの物語の中では、いわば化学の実験における触媒のような存在で、その実験の中心にあって化学反応を起こしているのは、彼女の自伝的小説を映画化した『ラストラブレター』の助監督を務める野島なのです。この映画は徹頭徹尾、この野島の物語です。この『逆火』という映画のプロモーションには「羊頭狗肉」(羊の頭を店先にかかげて犬の肉を売るというヤツですね)感を感じてしまいます。

まあでも映画の中身は犬の肉などではなく、なかかなか上質の肉と言ってもいいと思います。物語は上記の『ラストラブレター』のクランクイン直前からスタートします。映画の原作である ARISA の実話を基にしたと言われる自伝的小説の内容に疑念を抱いた野島は彼女の過去を調べ始めます。小説の中では彼女は体の不自由な父の面倒を彼が事故で亡くなるまでみた健気なヤングケアラーです。でも実態はそんな美談などではなく、父親のDVがあったり、父親にかけられた生命保険があったり、おまけにARISA(有紗)の少女時代の素行が芳しくなかったり、とドロドロしていたことがわかってきます。野島は真実ではない美談を映画にしてよいかと苦悩し、監督(演: 岩崎う大)やプロデューサー(演: 片岡礼子)とも相談しますが…… と、苦悩する職業人として野島。

一方、家庭人としての野島も娘のことで苦悩しています。素行不良の娘はホストに入れあげてカネに不自由している模様。新宿の東横あたりにも出没しているみたいで父親の言うことなどまったく聞かない。野島は仕事中心の生活で家庭のことをあまり顧みてこなかったようで、娘とコミュニケーションがとれません。妻ともとれてない感じです……

と、現代の社会問題と絡めながら物語は進んでゆきますが、中心にいるのは野島。私も身につまされますが、彼は職業人としても家庭人としてもなんだかポイントもタイミングもズレている感じで、視野が狭く、問題点を客観的に俯瞰して見ることができません。でも、この映画の最初の部分の描写からすると、彼は助監督としてはなかなか優秀で監督やスタッフとの関係もいいみたいです。小器用で調整役には向いているけど、肝心要のところでは何もできなかったり、余計なことをしてしまう…… そんなタイプでしょうか。

結局、野島は物語のラストで家庭人として、というか、人間として、かなり重い結末を受け止めざるを得なくなります。

ということで、この『逆火』、脚本、演出ともしっかりとしているし、俳優陣の演技も北村有起哉を筆頭にいいし、なかなかの傑作だと思いました。でも、この映画、好きか? って訊かれたら、私はうーんと唸りながらノーと答えると思います。確かによく計算された脚本、演出なのですが、作り手側のあざとさのようなものを感じてしまうんです。実は一番最初に決まっていたのはあの重いラストシーンではないか、あのラストありき、で後ろから前へとストーリーを構築していったのではないか、という考えが鑑賞直後に頭に浮かびました。そうなったのも、物語の運び方に人工的で不自然な何かを感じていたからかもしれません。緻密に計算されているけど、ちょっとあざとい。作り手側がこうなら、送り手側(配給側)も最初に書いたようにちょっとミステリーっぽく宣伝しようとしていて、これまた、あざとい。鑑賞後に違和感を感じてしまって評価に困ってしまう、そんな作品でした。

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Freddie3v

4.5由宇子の天秤ならぬ有起哉の天秤

2025年7月18日
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2025年劇場鑑賞49本目 傑作 75点

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サスペンス西島

3.0ラストシーンが。。。。

2025年7月18日
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淡々と進んでいく中で、ラストに近いところで急に加速して、最後は、え????
だれ?この子?
という感じでした。北村さんは、良かった^_^

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Billy

4.0煩悶し憔悴する北村有起哉の演技が素晴らしい

2025年7月17日
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鶏

4.5経営者としての「使命感」と「チームの本質」

2025年7月17日
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『逆火(Backdraft)』は、炎と命の最前線で働く消防士たちの姿を描いた熱いヒューマンドラマである。1991年に公開されながら、今もなお色褪せないこの作品は、経営者にとって多くの気づきを与えてくれる。特に「使命感」「信頼」「危機管理」というテーマは、日々組織を率いる者として深く刺さるものがある。

物語の中心にあるのは、命懸けで火災と対峙する兄弟。過去に父を火災で亡くし、それでもなお火に向き合う彼らの姿からは、“逃げない覚悟”の重要性を教えられる。これは、経営の現場でも同じだ。困難な局面でも、「誰かがやらねばならない」と立ち向かう責任感が求められる。経営者はまさに、“組織の火消し役”であり、炎の中に飛び込む決断力が試される。

また、火災現場では一瞬の判断ミスが命取りになる。これは、顧客や社員の人生に関わる経営判断にも通じる。どんなに良い理念や仕組みを掲げても、それを「人」がどう運用するかによって成果は天と地ほど違ってくる。映画でも、見た目ではわからない“逆火”の恐ろしさが描かれていたように、組織でも“見えない火種”に目を配る力が不可欠だ。

たとえば、私たちが運営する温活専門店でもそうだ。店舗の空間づくりやお客様へのケアは、一見穏やかで静かなものだが、スタッフの小さな気づきや声かけが、リピートや信頼構築に直結する。地味で目立たない部分にも真剣に取り組む姿勢は、消防士の現場と本質的には同じである。

『逆火』は、熱さと緊張感に満ちた映画だが、その奥にあるのは「人の在り方」への問いかけだ。経営者として、何のために、誰のために挑み続けるのか。信頼と責任を背負う覚悟があるか。この映画を観たあと、自分のリーダーシップを見つめ直さずにはいられなかった。燃えるような情熱と、冷静な判断。両方を持つ経営者でありたいと強く思う。

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林文臣

3.5バランス

2025年7月16日
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あらすじから予想する内容に反し家庭内の話が多くて、「いったいなんの話なんだっけ?」ってなる。
映画の方の話だけがなんとなく片付いてるのに、片付いてない家庭の話でラストがアレって、いったい何を描きたいのかわからない。
娘以外はみんな大人で、娘だけが折り合いをつけられなかったのかもしれないが、だったら有紗のいう「つぐない」ってなんなのか?
いろいろバランス悪いなと思わざるを得ない…

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ぱんちょ

4.0あなたのその言動は、大切な人の「逆火の火種」になっているのかもしれません

2025年7月16日
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悲しい

知的

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Dr.Hawk

2.5監督との会話はお互いとってある種の合せ鏡

2025年7月15日
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悲しい

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ねこたま

3.5どーも、今回も北村有起哉にはハマらなかったかな。

2025年7月15日
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北村有起哉さん、雰囲気のある役者さんですよね。
ドラマの『ムショぼけ』とか見ていました。
(ハマると良い役者さんです)
先日見たYouTubeのホイチョイ的映画生活で六平直政さんが有起哉は良い役者だと言っていたのが頭に残っていて見に行ってみる事に。
映画は彼の主演作だった『終末の探偵』以来の映画館での鑑賞。
(この映画ではハマらなかった)

改めてwikiで見てみると、私が直近に映画館で見た映画にもたくさん出ていた。
『有り、触れた、未来(2023)』、『水は海に向かって流れる(2023)』、『愛にイナズマ(2023)』、『鬼平犯科帳 血闘(2024)』。
だからなのか脇役のイメージが強いけど、主役も張る役者さん。

どーも、今回も北村有起哉にはハマらなかったかな。
ノンフィクション映画の主人公の女性の実話の嘘と、反抗期の娘の行動に悩む役を演じていた。
基本、暗い話だったし、絵面が終始B級っぽく感じてしまっていた。
それと気になったのは、妙に生活感の無い自宅のシーンにずっと違和感を感じた。
わざとそういう食卓にしたのだろうか。。

円井わん、MONDAYSの印象が強くて良い感じと思っていたけど、今回はパッとしなかった。
キャスティングが合っていなかった気がする。

ラストシーンも唐突というか、ベタというのか。。
仕事の成功と、プライベートで家族を守れないという事を対比させたかったのだろうけど。。
何を言いたいのか分からなかった。

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はりー・ばーんず

1.5却下

2025年7月14日
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uz

5.0「鬼平犯科帳から好きに」

2025年7月14日
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知的

今年211本目。

昨年5月の「鬼平犯科帳」で北村有起哉さんが凄過ぎて好きに。来年主演男優賞獲って欲しい。予告がすばらしかったです。日本一の俳優だと思います。

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ヨッシー

4.0全部本当の必要はあるのか?

2025年7月13日
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たぶんこういう事って少なくないんだろうなと思う。
長年愛されてるNHKの朝ドラだって、創作エピソードやオリジナルキャラもいるわけだし。
子供の時に読んだ伝記と、大人になってから観る伝記映画では違うし、出版社もテレビ局でも売れりゃ正義の世界で、多くの人が食い物にされてきたんだろうと思う。
ファンも一瞬でアンチになる現代社会においては、プロデューサーの言う「彼女の真実をさらす権利があるのか」というのも頷ける。
自伝的小説なら問題なかったのか?

実際に話してみると、有紗は悪い人でもないし、生きるため、高校に行くための創作というのは間違っているとは言い難い。ヤングケアラーだったのは事実だし。
クライクイン直前だってのに、知れば知るほど野島さんの葛藤は大きくなる。
野島さんが抜ければ丸く治るんじゃないの?という考えもうっすらよぎる。
事の顛末をはっきりさせないのも、意地が悪くて嫌いじゃない。

終わり方は、うーん。
娘の件は中途半端というか、家庭がぶっ壊れすぎてて、この尺では修復不可能。結果、蓋をしただけの印象なので、有紗問題に絞った方が良かったんじゃないかなぁ。

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コビトカバ

3.5もっと有紗について知りたかった

2025年7月12日
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ラストは好みじゃないです。
あのラストなら、もっと最初から娘のキャラクターやバックボーンを教えて欲しかったし、
もっと彼女を中心的に描いて欲しかったかな。
そうじゃないなら、もっともっと有紗に焦点をあてて描いて欲しかったです。
「この女は、悲劇のヒロインか、それとも犯罪者なのかー?」
というキャッチ―コピーに惹かれて足を運んだ部分もありますし、
円井さん演じる有紗は、とても興味深いキャラクターで、
もっと彼女について知りたかったです。

それに野島の裏垢は、ただ裏垢やっているという事実だけ?
「家族なんて持つんじゃなかった」って結構ヘビーなこと呟いていなかった?
結構、印象に残ったんだけど、そこは、そんなに重要じゃなかったのかな?
これに関しては、野島の人間性を表す小道具としてだけだったのかな。

にしても、北村さんと円井さんは、人間味のある野島と有紗を演じられていて、とても気になる人物像になっていました。
とにかく、二人のシーンはどれも良かったなぁ…。
海辺で、野島が有紗に娘のことを吐露するシーンは泣けました。

そして、円井わんさん、いいですね~。
この方の声?声の出し方??が、自分の耳にとても心地良いことに気づきました。

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hkr21

4.0お金が足りない!

2025年7月12日
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撮影中の新作映画をめぐる“真実”に翻弄され日常が崩壊していく助監督の姿を描いたヒューマンサスペンス。

映画クランクイン前の3ヶ月が描かれていて興味深い。
自分に起こった出来事や自分の思いを誰にどれだけどうやって話せば良いのか、この映画を観て考えました。
世の中は真実だけではない。真実=正義でもない。でも、真実を知った上で、フィクションで包む。これが一番良いのかもしれないと思いました。

最後のシーンが衝撃でした。この映画の登場人物の思いが次々と込み上げてきて、少し涙が出ました。

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tnk_san

3.0フィクション

2025年7月12日
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悲しい

怖い

難しい

撮影準備が進みクランクインが迫る映画の原作の美談が、取材を進める中で嘘だとわかり葛藤する助監督の話。

貧しくヤングケアラーだった中学生が、学生実業家になった自伝の映画化ということで、事実を忠実にリアルに描きたいという監督のもと、事実を深掘りする為助監督が取材を進めて巻き起こっていく。

少しずつ見えてくるモデル女性の本当の顔と、本に書かれていたことと現実のズレのモヤモヤが堪らないし、そこに追い打ちをかけるアホ娘。

後半はアホ娘がメインな感じになって来て、モヤモヤが積み重なっていくのは良かったけれど、ラストはそこまで大層な題材の劇中劇の設定じゃなくね?とか、リークの件はどうなった?という感じだし、オーラスは話しが飛び過ぎて良くわからなかった。

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Bacchus

3.0円井わん、いいねぇ

2025年7月11日
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ひろちゃんのカレシ

3.0舞台挨拶鑑賞

2025年7月11日
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完