「有起哉さんとわんさんのふれあいが救いだった」逆火 エロくそチキン2さんの映画レビュー(感想・評価)
有起哉さんとわんさんのふれあいが救いだった
家族を顧みず、映画監督になることを夢見ながら助監督として奔走する主人公・野島を北村有起哉さんが演じた。
貧しい家庭で育ちヤングケアラーとなりながらも起業し成功したARISAの自伝小説を映画化する企画。しかし小説に書かれた美談が嘘だと知った野島。
真実をありのまま撮るべきだという野島に大きな違和感を覚えた。観ているのが辛くなった。
そもそも映画は作りもの。嘘をもって真実を語るもの。何を伝えたいかがすべてだ。
映画監督のあるべき姿を示したのはお笑いコンビ「かもめんたる」の岩崎う大さん。名演だった。その落ち着き悟った佇まいが静かなインパクトを残した。
ARISAを演じた円井わんさんの出番が少なかったのがちょっぴり残念。ARISAが食い足りなかった。
コメントする
