「却下」逆火 uzさんの映画レビュー(感想・評価)
却下
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名バイプレイヤーのイメージの強い北村有起哉と円井わんがメインということで鑑賞。
有紗が作文をでっちあげた動機は分かる。
出版社の対応も、世間知らずのJKがそれに従うのも、ゴーストライターが金のために引き受けるのも。
学生実業家の自伝小説なんて、所詮(近しい人間でも読んでないくらい)ニッチなジャンルだしね。
でも、メジャー監督で映画化となると話は違う。
ほぼほぼ嘘だと分かった段階で、撮影直前だろうと、いやだからこそ緊急会議にならなきゃおかしい。
事実を知ってる人間は沢山いて、スタッフ内にも広がりつつあり、嗅ぎ回ってる記者までいる。
いつ誰からリークされたり強請られるかも分からないのに、いつまで個人レベルで会話してるんだ。
また、率直に言って娘のくだり要りましたかね。
有紗と重なるでも対比になるでもなく、本筋にも関係なく、それでラストにあれ見せられても…
「有紗だと思った?娘でしたー!」で面白くなるとでも思ってるのか。
そんなのより有紗の言ってた「償い」を見せてくれよ。
浜辺で野島が言う「他人のせいにしてるだけ」は、第三者ならいいけど親が言っちゃあかんやろ。
結局『ラスト•ラブレター』は何事もなく公開され、賞まで取って、野島は監督デビュー?
画作りも退屈で、テーマも取っ散らかり、結局これはなんの話だったんだ。
有紗役も円井わんである必要もなく、むしろJDやJK役はサスガにキツかったのでミスキャスト。
『ラスト•ラブレター』内での有紗役が可愛かったのに、中盤以降出てこなくて残念。
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