「円井わん、いいねぇ」逆火 ひろちゃんのカレシさんの映画レビュー(感想・評価)
円井わん、いいねぇ
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報道者としての正義感をそのまま映画制作に持ち込む野島が、多大な犠牲を払って有紗から聞き出した真相は、撮ろうとしていた映画のテーマとは別の、より深い闇の中にあった、というストーリー。
自分は家族の為に頑張っていると何度も言い立てるものの、その家族からのフィードバックを受け付ける気のない野島は、その一方通行が、有紗の父親の暴力同様に娘を追い詰めていることに最後まで気づかない。有紗は、周囲の様々な思惑絡みとは言え、書く事に活路を見出したが、光は…あれはひょっとして有紗の「償い」の代わりか?
北村有起哉は元通信社員の狂気じみた視野狭窄ぶりを熱演。円井わんは虚勢と罪悪感が同居した、根はいい人を好演。
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