「渇き」夏の砂の上 Yumさんの映画レビュー(感想・評価)
渇き
長崎で家族と仕事を失った男が姪っ子と共同生活を始めることになります。
雨の降らない暑い長崎が舞台で、お家もエアコンではなく扇風機のみなので気怠さがこちらまで伝わってくる。
その土地に縛られているかのような治(オダギリジョー)と妹の阿佐子(満島ひかり)は対照的でフットワークの軽い自由奔放な雰囲気がありました。そして本作の要である優子(髙石あかり)も素晴らしく、声を裏返して土下座する陣野(森山直太朗)もとても好演でした。
どこか哀しさや切なさがずっと漂う作品ですが雨に歓喜する2人のシーンと(ヘレン・ケラーを思い出してしまった)潤いを少し取り戻したかのような最後の治の表情には救われました。
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Freddie3vさんのコメント
2025年7月14日
ああ、篠原ゆき子のも面白かったですね。そのほか、森山直太朗の土下座に一票とか、高橋文哉の帽子買うたるばいのときのミエミエの下心に一票とか、いろいろ出てきそう。キャストの皆さんがそれぞれ、いい味出してました
ひろちゃんのカレシさんのコメント
2025年7月13日
コメントありがとうございました。
たしかに出演者がそれぞれ(控えめに)持ち味を出していましたね。私は松たか子の、疲れ果てた挙句もう何をしても自分は許されるべき、みたいな解脱(?)に至ったような役作りに惹かれました。



