劇場公開日 2025年6月20日

ルノワールのレビュー・感想・評価

全114件中、21~40件目を表示

2.5ライディーーーーン!

2025年6月25日
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鑑賞方法:映画館

ドキドキ

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ゆき

4.0携帯電話がなかった時代

2025年6月25日
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鑑賞方法:映画館

まさに私自身が小学生だった頃の物語。
懐かしさを感じるシーンも多い。
ふきちゃんは危うい。好奇心が旺盛過ぎる。
自分の身も危険にさらし、友人に突きつけなくても良い真実を突きつけてしまう。
友達にはなれないかも。
河合優実ちゃんは今回も素晴らしい。少ししか出てないのが残念。夫に対する嫌悪感を淡々と話す様子が良かった。
中島歩から溢れる昭和感。とても良い。

最後まで納得できなかったのは、リリーフランキーはお父さんというより、おじいちゃん。

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みさこ

1.5題にNoir、中身はBlanc

2025年6月25日
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uz

3.5壊れ切った家族像

2025年6月25日
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鑑賞方法:映画館

出てくるキャラが、全員コミニュケーション能力が「壊れている」上に、根底が邪悪。

主役の小学生の女の子は歪みきった承認欲求に支配され、「もし自分が死んだら」「死んだ私の身体を見て欲しい」しか考えておらず、しかも時はオカルトブームで超能力や新興宗教に抵抗なく受け入れ、伝言ダイヤルにハマり、そこで知り合った犯す気満々のペド大学生と無警戒に遊びに行く……

キャリアウーマンだが、仕事が出来ない人間の気持ちが分からずナチュラルにパワハラする母親。
末期癌で、知識欲に偏りすぎて、未承認の薬を試したいと医者に詰め寄りすぎて、医者から疎まれる父親。

ここまで壊れ切った家族像は初めてで、むしろドン引きした。

瞬間瞬間の画(え)はすごかったが、これ映画として楽しいのかな?という疑問が拭えなかった。

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コージィ日本犬

3.0いろいろ詰め込みすぎ

2025年6月25日
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石田ひかりさんとリリーフランキーさんの個性が強すぎて肝心のフキさんに感情移入できなかった。美しいシーンがたくさんあったけど、もう少しエピソードを減らしてシンプルでも良かった気がします。ポスターの写真がこの場面なのかいっ⁈としばしずっこけました。

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自分のための映画鑑賞記

3.0フキちゃん危機一髪

2025年6月25日
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ドキドキ

カワイイ

フキちゃんとは鈴木唯さんという11歳の子役が演じるこの映画のヒロイン。リリーフランキーさん扮する末期ガンの父、石田ひかりさん扮する今で言うパワハラで「研修」を命じられた母とのひと夏の物語。
最近自分の観る映画は「壊れていく女子」を鑑賞することが多いが(悪趣味)この映画も正にそれ。(母娘ともども)フキちゃんとお母さんとお父さんのエピソードが時系列プラス、フキちゃんの妄想?が展開していく。
鑑賞者によってどのエピソードが刺さったかは違いがあると思いますが私は二つ挙げておきます。
一つ目はやはり坂東龍汰さん扮する薫とフキちゃんとのエピソードです。監督さんはギリギリのところを攻めていますね。本当に危機一髪、壊れていくどころか物理的に壊されてしまう(笑)私はこの時代、小学校高学年の担任でしたが、タイムスリップして夏休み前にこの場面を見せたい(勿論反面教師として)
もうひとつは夏休みが明けてからフキちゃんが通っている英語塾の外国人女性の先生とのやりとりです。フキちゃんが先生の質問に答えると先生は大粒の涙を流します。ネタバレになるのでこれ以上はいいませんが、この先生の感性こそ「まともな」「普通」の感性だと私は思うのでフキちゃんがその方向に成長して欲しいと思いました。

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ひろ702

3.0曖昧で不思議

2025年6月25日
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人が亡くなって泣くのはかわいそうだから?
自分がかわいそうだから?

色々なことに対して
何でそうなの?どうして?それってどんな感情?
あらゆることへの気持ちの揺れ 好奇心

思春期の前の前

ピュアすぎる

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M U

4.0エンタメではない。でも自分の映画体験を信用したい

2025年6月25日
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悲しい

難しい

エンタメではないので、楽しくはないです
うるさいぐらいの環境音と、夏のじめっとした暑さの様な雰囲気が終止纏わり付き、主人公の女の子の感情が読み取とりにく、思考を巡らせながら自分の体験を反芻しながらも、最後さわやかな夏を感じて終えていきます
映画館を出て、わかりにくさと伝わりにくさから、見る者ほとんどの人がすっきりしない感覚になる事を心配しながら、読み取れたパーツを思い出して回想して、気付いたらずっと考えている様な映画です

他の方のレビューが辛辣なのは仕方がないですが、いい映画と思ったのに違うのかなと思っている人は、自分の感覚を信じて考えて感じてほしい作品です

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DEN

3.0中途半端

2025年6月24日
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 期待し過ぎたわけではない。カンヌ出品だけど賞を取ってはいない時点で、「まあ、だいたいこんな映画やろな」と、ある程度出来の良し悪しは想像していた。何より、今誰より注目している河合優実が出演して、リリーさんも出ているということで、めちゃ良いということはなくても料金の価値はあるやろうと判断して鑑賞。
 観た感想はまさにその通りという感じ。他の方も投稿しているように、何が描きたいのかイマイチ焦点が絞れておらず、いろんなエピソードを次から次から流して、数うちゃ当たる的なショートフィルムの連打みたい。1本の映画としてはなんとも中途半端。主役の女の子の演技は悪くないが、いかんせん脚本が弱く、観ている方が感情移入できるだけの魅力に欠ける。明確な個性がなく、メインテーマ(?)である(と思ってた)「父親が亡くなることを経験して大人へ成長すること」もあまり描かれていない印象で、80年代にこだわる理由も不明。結局すべて雰囲気だけ、そこそこきれいな映像だけで乗り切っただけみたいな。いかにもカンヌでは好まれそうな題材とは思うが、やはりそれだけで賞を取れるほど甘くない。
 ただ、ショートフィルム連打の中で白眉だったのは河合優実演じる未亡人のエピソード。ほぼひとり語りしているだけなのに映像が浮かんで、ここだけ別の作品みたいな感じで強烈に印象に残り、演者の格の違いを感じた。そもそもこのエピソードは丸ごとカットしてもストーリーに影響ないのだが、これがなかったら星ひとつ減ってると思う。
 深堀りや考察好きの映画ファンなら好意的に、「あのシーンにはこういう意味がある」とか「このシーンが良かった」といろんな感想を出すと思うし、それは映画の楽しみ方のひとつですが、まずその前に「ああ、いい映画だった。見ごたえがあった」と思えることが第一かなと。

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TSアラヨット

4.5大人の境目ってどこなんでしょうね。

2025年6月24日
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知的

難しい

斬新

無垢って感じではないか。いろいろな事に興味を持ち行動できてしまう、一番危険で残酷さを持ち合わした年齢。「ぼくのお日さま」でも子供の無垢な残酷さに苦しくてやるせない気持ちになったけど、このフキの人間観察力は周りの大人たちを丸裸にしてしまう力がある。苦しんでる人悲しんでる人、いつもと感じが違うお母さん。フキの魔術で少しは大人に近づけたのかもね。
旦那さんが亡くなった時に号泣していた隣のお婆さん。お父さんが亡くなったのに泣かないお母さん。お父さんが亡くなったのを聞いた英会話の先生は泣いてくれた。自分の感情の置きどころが分からないまま大人へ成長・・・ん?大人ってなんだ?

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アマッポ

4.0そこはかとなく欧州風

2025年6月24日
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またぞう

5.0主人公11歳女子の目線で見えた, 周囲の人々 とくに大人たちの物事...

2025年6月24日
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悲しい

知的

幸せ

主人公11歳女子の目線で見えた, 周囲の人々 とくに大人たちの物事.

父は癌の末期, 母は多忙で苛々が募り.
両親や, 学校など友人らのまわりで日々が過ぎ.

この女子, 飄々としたような, 繊細なような, 掴みづらく. 両側面ともあるんでしょう.

時代はどうも80年代のよう
超常現象ブーム, ウォークマン, 子供による親殺し事件,
学級のマスゲームで YMO "Rydeen" が使われたような当時.

主人公目線で諸々が描かれ,
結論や見え方が画一的にならず, 言語化もされず.
そういう見え方, 心当たりは多々あります.
私的にも, かつて見た諸々の出来事に, いちいち理由や結果を追求してはいないですし.

途中で聞こえたオペラ的な歌 Klaus Nomi "Cold Song"
とてつもなく冷たく感じました. 凍り付いて死ぬような歌詞をもつ歌ですしね.
生死観 - この女子, 学校の作文で "寝ている間に何者かに絞殺" や "孤児になりたい" と書いたり, 物語上の父が実際に余命わずかであることと, 辻褄が合うような.
そういう意図かはわかりませんが.

題目の画家ルノワールさんは, 劇中で話題には挙がりますが, 意味を深く持つものではない様子.
絵画のレプリカ販売が盛んだった, 当時はそういうこともありましたしね.

童心を思い出すような, 澄んだ心を持っていた頃もあったねえと感じるような.
そのままで美化も劣化もされてない,この年代,この世代のリアル.
切なくて温かくて, 耳と胸が少し痛くなる, 鑑賞体験でした.

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woodstock

5.0大人でも子どもでもない大切な時間。

2025年6月24日
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笑える

癒される

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すけちゃん

1.0普通の人間にはわからんわ!

2025年6月24日
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カツラギ

4.0人が死ぬと泣く

2025年6月24日
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「こちらあみ子」を思い出しながら観ていた。あちらのあみ子も、この映画のフキのように周囲と溶け込めていなかったが、関わり合っていた。こちらのフキは、家族とも学校でもどこか世間と隔たりがある。だけど、それを苦にはしていないようだ。というか、そういう感情を持っていないのか?そんな、無感情というか、冷めているというか、愛想なしというか。無垢であり、残酷であり、無遠慮であった。だけどむしろ、だからこそ観察者としての視点で世間と距離を取っているようにも思えた。感情がないと言っておきながら、半面、瑞々しいほどの感性を内包してるようにも見えた。
そして周りの大人たちが、はた目にはどこにでも居そうでいながら、ひと癖もふた癖もある。言い換えればちょっと嫌なところや弱いところを皆抱えている。だけど、そんな大人の集合体こそが、リアルな世間なのだろう。
おそらく、友人宅の引っ越しとか、母親の秘めたる内面とか、描かずとも察することで味わえる、じんわりと面白味を感じる深みのある作品であることは間違いないが、そこを不満と思う人もいるだろう。だけど自分としては嫌いではない。ただ、配役として先生役はどうなのか。どうみても定年過ぎにしか見えない。父親役のリリーフランキーもどうなのか。あの風貌で小学5年生の父親って無理がないか。いや待てよ、もしかしたら結婚が遅く50歳を過ぎてからできた子宝だと想定したら、なるほどこの映画の空気もさらに楽しめるかも知れないな。そして、「人生って素晴らしくて素晴らしくて素晴らしくて、いつか終わるもの」この言葉が妙に引っかかって、離れない。たぶん僕は、フキが夢の中で踊っていたような快楽と厭世観のごちゃ混ぜになった気分で、この映画の世界にふわふわっと翻弄されているのだろう。

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栗太郎

1.0こりゃカンヌ獲れんわ。

2025年6月24日
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闇過ぎ。
日本は変態の国だと世界にアピールしたかったのかな?
主人公は流されるだけで全く自分の意思で行動しない。
ダメだ。こりゃ。
(^_^;

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いのさん

3.5フキは「イリーヌ」のような人生を歩むのか?

2025年6月24日
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難しい

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うすたら

2.5「お引越し」???

2025年6月24日
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誰に感情移入すれば良いにだろうか?
淡々と進む中、不思議ちゃんの主人公に共感できず、父も母も特に何もなく。
河合優実は実在したのか?
相米慎二の「お引越し」のパクリなのか?構成が全く同じでどこまでが現実でどこからが空想なのかをキッチリ描かない手法は同じ。
主人公が不思議ちゃんも同じ。
違うのは監督の演出力のなさなのか?80年代にする必要があったのかは疑問。
ノスタルジックにしたいがためならイマイチ効いてない。

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るい

4.0少女が見つめていたもの

2025年6月24日
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小学5年生の眼から観た大人と呼ばれる人間たちの行動はときに滑稽です。
不思議な事象を超能力と面白がったり、
小学生の書く作文に過剰に反応してみたり、
子どもの泣き顔を集めた動画を観賞してみたり、そんな夫との死別を淡々と受け止めてみたり、
素敵な家族として体裁を整えてみたり、
見えない何かを信仰してみたり、
電話で気の合う人を探してみたり、
懲りずに誰かを好きになってみたり。

たとえ、自分の親であっても理解に苦しむことがあります。
死を覚悟したような佇まいながら、仕事のことを考えながら病床を過ごしたり、何かにすがるように足掻く様子を見せたり。
そんな夫よりも仕事や段取りを優先させてみたり、その職場では言動を問題視されてみたり。
それでいて父母ともに、どこか奥深い場所で家族のことを考えていたり。

そんな大人たちが紡ぐ「社会」と呼ばれる環境を、少女はまっすぐに冷静に見つめながら上手に泳いでいきます。それは楽しんでいるようにも見えましたし、その眼はトランプの模様と数字を見透かすような眼差しでした。そして、どちらが大人なのか?と思えるような姿勢でした。
いろんな人間に出会い、多様な経験を積むことでたくましい大人になっていく未来が予想されるような締めくくりでした。

いつの時代の設定かとか気にならない空気感でしたが、途中YMOの「ライディーン」が流れた瞬間、小学校でこの曲をバックに行われた縄跳び大会が思い出されて一気に昭和に引き戻されました。

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Eiji

5.0とてつもなく味わい深い作品

2025年6月23日
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泣ける

笑える

悲しい

早川千絵監督による映画『ルノワール』は、1980年代の日本を舞台に、11歳の少女・フキのひと夏の体験を、繊細かつ静謐なタッチで描き出した傑作である。

とはいえ、この作品は単なる少女の成長譚ではない。物語は直線的な時系列で語られるのではなく、相米慎二監督の映画「お引越し」をはじめ様々な作品からの引用、断片的で印象的なカットの連なりによって進行する。そこに見られるのは、日本の80年代にさまざまな表現領域で取り入れられたポストモダン的アプローチ、すなわち脱構築的なサンプリング、カット&リミックスの手法だ。

ビデオテープ、ロリコン文化、超能力、狼男、怪しげな民間療法……。こうした時代の記号の羅列が濃密に織り込まれ、80年代という時代の空気が再現される。そしてその中に、言葉では語りえない感情や傷が、ひっそりと浮かび上がってくる。この手法は、ジャン=リュック・ゴダールが80年代に行った映画言語の解体と再構築にも呼応しているようにも思える。

なかでも特筆すべきは、フキの「抑圧された哀しみ」が、劇中で直接語られることがないという点だ。フキは語らない。だがその沈黙の豊かさを、早川監督は映像と音の配置によって丁寧に、精緻に語っていく。それは「物語」ではなく、「構造そのものが語ってしまう」という、極めて現代的で冷徹な視点がある。
それはまさに早川千絵という作家の映像表現の真骨頂である。

——と、ここまでやや理屈めいたことを書いてきたが、後半、あの雨のシーン以降、フキの喪失と愛と哀しみが、ぐっと押し寄せてきて、涙が止まらなくなった。

名場面が幾重にも折り重なる、宝石箱のような映像体験。ぜひ劇場で、味わってほしい。

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Ouu
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