「意欲作ではあるけれど、輝きやインパクトには欠けていた」キャンドルスティック MiMaさんの映画レビュー(感想・評価)
意欲作ではあるけれど、輝きやインパクトには欠けていた
『キャンドルスティック』は、日本と台湾が一緒に作った映画で、イランとかハワイも舞台になってる国際的な作品です。
映像はすごくきれいで、ロケ地の雰囲気もよかったんですが、肝心のストーリーがあんまり頭に入ってこなかったです。おしゃれなカットは多いのに、それが物語とうまくつながってないというか…「なんか雰囲気はいいけど、話が見えてこないな」って感じでした。
話の展開は、ひねりもなくシンプル。キャラ同士の関係も浅くて、感情移入する前に話が進んじゃう印象です。
キャストは超豪華で、阿部寛さんや津田健次郎さん、菜々緒さんとか出てくるだけでテンション上がるんですけど、それぞれの良さがあまり活かされてなかったかも。
菜々緒さんの演技はよかったです。いつものクールな感じじゃなくて、柔らかい表情を見せていて新鮮でした。
全体としては、「挑戦してるな」って気持ちは伝わってくるけど、まとまりに欠けてた印象で、ちょっと惜しい作品でした。
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