ガールズ・オン・ワイヤーのレビュー・感想・評価
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カラスと女性を結ぶもの
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姉妹同然に育つも、成長してから疎遠となっていたファン・ディーとティアン・ティアンの従姉妹がトラブルに巻き込まれ…
TIFF公式のあらすじから、てっきりスタントウーマンがその身体能力を駆使して敵と闘うアクションを期待していたら全然違った。あまりにも過酷なスタント業務、しかも女性にとっては身体的な事情も手伝ってかとにかく辛い。まあ本作で描かれるようなハラスメント的扱いは現実にはない…と思いたいが。
一見しただけでは不明瞭な設定や背景は、監督登壇のQ&Aで概ね理解できた。確かに劇中やポスターアートでカラスが象徴的に使われている理由が分からなかったので、質問してくれた観客にはグッジョブとしか言えない。あと2人の女性には実在していたモデルがいたという事も驚いた。その実在人物もスタントウーマンをしていたのかとかまで知りたかったところ。やってる事は極悪だけど頓馬な敵のオフビート加減や、2つのタイムラインを交互に見せていく構成など、ちょっととっつきにくい描写もあるが良作だと思う。
ティアン・ティアン役の女優さんは何かの作品に出てたような…と思って調べたら、『ライド・オン』でジャッキーの娘役をやっていた。
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