ナタ 魔童の大暴れのレビュー・感想・評価
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圧倒的な3Dアニメ、スケールの大きい映像に魅了される。
これはIMAXで見たかった。
話は、中国の神話の話。今回のは「2」で、この前の話があるとか。
でも、特に「1」を見ていなくても、話はわかる。
前回で「魔童」になってしまったが、いつか仙人になるための修行がしてゆくが…。
先日見た「ヨウゼン」もそうだけど、今回も主人公を指導する最終指導者が実はラスボスで、それを最後には倒す話。これって現在の中国の指導者がやっつけなければならない暗喩?それは考えすぎか。なんとなく中国の複雑さに思いが行く。
話は結構シンプルで、母子もの、父子もの、兄弟愛を謳う話。泣けてくるのぅ…。
で、それをまさしく圧倒的な3Dアニメで描く。これはすごい。
セシルBデミルもアッと驚くスケールの大きい映像が展開される。
とても見応えのあるアニメだった。
それに母子ものや父子ものは泣かせるし、ちょっとツボだった。
芥川龍之介の「杜子春」を是非映像化してもらいたい!
ジブ〇、DRAG〇NBALLをリスペクト
Legend Siem Reap カンボジア
シェムリアップ
Hall: 1
Ne Zha 2 - G Sat Apr 19, 2025 06:35 pm
Seat.K-9
で見ました。
3Dメガネを初めて掛けて見ました。もう凄い近視に、老眼が出てきて複雑な眼球ゆえに大丈夫かなぁっと思ったが、視界はなんとかなるものの、3Dであったかどうかは不確かだ。
ウィザードリーやドラゴンクエストのRPGをリスペクトして、結局、ボスキャラを倒して、大団円。でも、完全懲悪とは言い難い。
最後のマスターは、平静時はどこかの国の国家主席見たいな笑顔♥️
なんかあるのか?
数の暴力トンデモスケール
これはすごい。
アニメ世界興収一位は納得。
ほぼ中国の人口で数の暴力でとってるだろ!と思っていたがそもそも本編が数の暴力まみれのトンデモスケールなので、好みかどうかは個人差あるとして、これは中国でしか作れないものである、と実感した。
これの下品さに比べるとクレしんがかなり上品に感じるくらい、序盤から中盤はギャグがかなり下品。最初の白い餅みたいなやつを村人がこねるシーンの鼻水、でぶ師匠が食べている口の中をこれでもかと描写するセンス、小便入りの水、ゲロはき壺、ここら辺の下品なギャグの連続で嫌になる人もいるかも。おまけ映像までタコ殴り顔認証の暴力ギャグ含め。
ナタは本当に凄えスケールが大きくて、何もかもデカくて過剰ですごく面白いんだけれども、これはちょっとやっぱり多少の好みの差は出ると思う。
結果的に全世界のアニメ映画収入一位になって、それに続くのがインサイドヘッド2、ライオンキング、アナ雪2とスーパーマリオになるってことだけど、日本人はアナ雪やマリオの方が好きな人は多そうな気はする。
でもやっぱこの作品はすごい作品であることは間違い。
例えば兵士がたくさん集まって、木の葉みたいになるすごい絵図があるんだけれども、あの絵は日本だと発想すらしないんじゃないかと。
結構ちょっとした場面、例えば仙人のいる白い御殿のシーンとかもとにかくでかくて、あのスケールの大きさっていうのは、中国だからこそ成せる業だなっていう気がする。
中国人の感覚として原風景が広い土地だから必然的にあの空間の発想になるんだと思う。これは深海レストランや羅小黒戦記とかの他の中国アニメ映画でも感じた。
竹の上でバトルからの水中で雷に変身する敵に対して水中を全て凍らせて対抗する戦い方。
岩の姉ちゃんを倒したと思ったら岩山全体姉ちゃんになって襲ってくるスケール感。
ここら辺の見せ方も面白い。
ナタをなんであんなブサイクなデザインにしたんだろうと思ったが「醜くて呪われた凶暴な子供」の印象を強めて、「しかしそんなこと関係なく息子を愛する母」、そして「終盤に完全体になってイケメン化」までを際立たせる為だったのだと納得。イケメン化してから「あのブサイクな頃が懐かしいな」とまんまと思ってしまったので、あのデザインで成功なのだろう。
この題材を日本で作ると多分ナタのデザインはもう少し可愛い感じになり母親絡みで泣かせる場面が増えるんだろうなと思う。だからやっぱりこのノリ、勢い、スケール感は中国映画なんだな。
おそらくやるであろう次回作も一作目も日本で公開したなら観たいとは思えるほど力のある作品ではあった。
少年
1を公開せずに2を公開するという焦りすぎなスタンスには疑問を持ちましたが、アニメ映画史上最高興行収入と聞いたらアニメ映画好きとしては観に行かないと!と使命感に駆られ鑑賞。
1の設定をサラッと予習してから挑みました。
いや〜最高でした。
こんなん日本人の大好物でしょと言わんばかりの友情・努力・勝利の詰め合わせで滾りました。
初っ端から前作見てる前提で進むので、世界観を掴むのは大変でしたが、徐々に構図が分かってきてからは勢いそのままに楽しむことができたのは良かったです。
修行シーンは全体的にコミカルで、特にマーモットと戦うシーンはネットミームでよく見るアァァァと叫ぶマーモットが見れたり、めっちゃイキリ散らかしながらぶっ倒されたり、テンポ良くぶっ飛ばされるマーモットに愛嬌があったりして面白かったです。
中華系でよく見る竹の上に片足で立つタイプの修行からのスピード感あふれる組み合いもこれまた最高でした。
敵だと思っていたキャラが味方に、味方と思っていたキャラが敵に、という見ていた方向とは違う方へ進んでいくのもワクワク感が止まらなかったです。
容赦なくキャラクターが散っていくというのもこの手の作品にしては珍しく、その死を決して無駄にせず、糧にして突き進んでいくという過程を短い時間で描き切っていたのも好印象でした。
ナタが成長した姿になるのはジャンプの王道を突き進んでいるようで良かったですし、そこからの共闘はもう燃え上がりまくりでした。
キャラのかっこよさと美形を良い具合に混ぜていたデザインもこれまた良かったです。
終盤のぶつかり合いは壮大すぎて圧倒されました。
人対妖の群衆が束になってぶつかり合い、対マン勝負も激アツ、変幻自在の変化もあれば、巨大な敵とマッチアップ、もうド○ゴンボールじゃないですか〜とは思いつつも、何度心震わされたことか。
母に対しての感情を思いっきりぶつけての勝利も清々しいものです。
アニメーションも全力投球で陸海空どこでも没入感のある映像が展開され、スピード感と重厚感どちらも欠けることなくやってのけているのでとんでもないレベルでした。
小さいスクリーンで観たのが勿体無いくらいで、巨大スクリーンで観たらもっと凄かったんだろうなと思いました。
惜しい点があるとすればちょっと汚い描写が多かったところです。
食事中の口の中とかめっちゃ多いゲロだったり、果たしてこれは必要なのかというシーンが前半は多かったのはかなりマイナスでした。
これは製作者の好み・フェチなのか、史実にそういうものがあったのか…分かりませんがアニメーションのクオリティが高いが故にリアルすぎてちょっと受け付けなかったです。
おまけ映像はそんなとこ回収するんやってとこを回収していき、そんなフルボッコにせんでもと顔がひきつりもしましたが、あんた方も不満を持っていたんやなと不思議な感情になりました。
圧倒的な映像に熱血ストーリーを与えられたらそりゃあ楽しいに決まってますね。
1も事前に劇場公開するか配信するかで導線を作ればもっとヒットしただろうになぁ…と惜しく思いましたが、何らかの形でヒットしてくれたらと願うばかりです。
鑑賞日 4/13
鑑賞時間 19:55〜22:20
座席 C-9
驚異の中国アニメーション 映画ファンなら見逃すな。
「ロシャオヘイセンキ」や「白蛇」で中国アニメの魅力にドはまり中。このシリーズは前作は見逃しており、本作冒頭で一応前作のあらすじみたいのものは描かれるけど正直物語の細かな背景はわからずじまい。仕方なく脳内補正して見続けるしかなかった。
ただそれでもその映像の力に圧倒されるので見ていてスクリーンにくぎ付けになった。おそらくディズニーによるフルCGアニメーションと技術的に大差はないのだろうけど、何故かディズニー作品などよりこちらに惹かれてしまう。「白蛇」なんて本当に映像が美しかった。これだけCGでどんな映像でも再現可能になった時代、たいていの映像を見せられて感心することはあっても感動させられることはない。ただこの中国産アニメにはその独特の映像美というのか、ハリウッド映画とは違う美的感覚を制作陣は持ち合わせているのだろうか。本作も白蛇同様その映像美に感動させられた。ただ技術が高いだけではないなにか感性を揺さぶるものがあるのではないだろうか。
物語も中国で製作されていながらロシャオ同様深いメッセージが込められている。強大な権威を持つ仙人の国。そこでナタは修業を積み仙人の資格を得ることで親友ゴウヘイの体をよみがえらせようとする。しかしそこでの修業は一見人々を惑わす妖怪退治のように見えるが当の妖怪たちは人畜無害な存在。そんな中で人間の姿に化けることができる妖怪の修行場に道場破りに来たナタは彼らに敵意がなく話せば最初から仙人の国に仕える意思があることに気づかされる。なぜそんな彼らを力ずくで屈服させようとするのか、無量仙翁に違和感を感じる。
そしてそんな修行のさなか人質にされていた故郷が滅ぼされ両親の安否も不明となる。これを起こしたのが龍族だと思い込んだナタはゴウヘイを残し龍族への復讐に向かう。ところがそれはすべては無量仙翁が仕組んだ陰謀だった。真の敵は無量仙翁。母を目の前で失ったナタは自身にかけられた封印を解き彼らを撃退するのだった。
仙人の国は世界の覇権を目指す大国の中国やロシア、アメリカの姿を彷彿とさせる。彼らに襲われる妖怪たちは弾圧されてきた少数民族だったり、ムスリムなどの異教徒の姿とも被る。暗に今の世界情勢を描いてるような点も作品としてかなり高く評価できる。中国共産党の検閲に負けず隠れたメッセージを含んだ作品だと言える。
本国中国で大ヒットしたのもうなづける驚異のエンターテイメント作品。国内のスクリーン数の多さから考えても中国での大ヒットはそのまま世界興行収入歴代一位につながるので、その宣伝文句にも偽りないのだろう。ハリウッド映画にしても中国はおいしい市場のはずだが今回のトランプ関税への対抗措置としてハリウッド映画の輸入禁止措置に出るという。ハリウッドにしたら宿敵トランプのおかげで手痛い損失だろう。
今回ぶさ可愛いナタがゴウヘイと体を共有していて、ゴウヘイと入れ替わると美形になるあたりパタリロを思い出して可笑しかったな。でも最後には本当の美形に変身するあたり萌えるんだよな。
あまりに映像が素晴らしかったのでIMAX3Dでの鑑賞を検討中。これは映画ファンとしては見逃せない作品だ。
2025年4月15日追記
通常スクリーンでの鑑賞後、あまりに本作が素晴らしかったので居ても立っても居られなくなり109シネマズエキスポにて本日IMAX3Dにて鑑賞しました。これは見逃さなくて良かった。今週木曜で終了なのでギリギリセーフ。本作を通常スクリーンでのみ鑑賞なんてあまりにも勿体な過ぎる。もはや別物です。アバターやデューンやインターステラーを通常スクリーンで済ますくらい勿体ない。もちろん初見時よりも物語が頭にすんなり入ってくるので二回目はボロ泣きして3Dメガネが曇るんじゃないかと心配するくらいでした。
これはほんとIMAX3Dで見る価値大です。上映期間が延長されればリピートしたいくらい。この作品を配信で鑑賞するだけならその感動は十分の一程度かもしれません。ちなみに私が見た回は一日一回きりの上映で観客は私を入れて6人でした。このサイトのレビュー数の少なさ。この作品が日本の多くの映画ファンに見てもらえないのは残念過ぎる。
とりあえず、哪吒之魔童鬧海でググって、中国語版Wikiから前作を辿ってみよう
2025.4.10 字幕 イオンシネマ京都桂川
2025年の中国のアニメーション映画(144分、G)
原案は許仲琳&陸西星の『封神演義』
悪童として生まれた少年とその親友を描いたフル3DCGによるアクション・アニメーション映画
監督は餃子
脚本は餃子&王競
原題は『哪吒之魔童鬧海』で、「哪吒:悪魔の少年」という意味
物語は、前作にて肉体を失った哪吒(ルー・ヤオティン)と敖丙(ハンモ)が、師匠の太乙真人(チャン・ジミアン)によって肉体の再生を試みるところから描かれて始まる
太乙は、七色宝蓮の力を使って肉体を再生させようと思っていたが、二人の肉体を再生させることはできなかった
再び七色宝蓮の力を使うには「王虚宮にある王液瓊漿」が必要だった
それを手に入れるためには、仙人になって無量仙扇(ワン・ドゥーシン)から授かるしかなく、そこで哪吒の体に敖丙の魂を入れた状態で試験に臨むことになった
一方その頃、哪吒たちの住む陳塘関には、東海龍王(ユー・チェン)から裂空爪をもらった申公豹(ヤン・ウェイ)が妖怪を使って攻め入ろうとしていた
陳塘関では、それを阻止するために哪吒の父・李靖(チェン・ハオ)と母・殷(ルー・チー)が部隊を編成し、一触即発の状況になっていた
映画は、前作の続きということで、しかも予習ができない状態で公開となっていた
配給会社は前作の公開も試みたようだが叶わず、何とか続編だけは公開するに至った
それゆえにパンフレットやグッズの販売までは難しかったようで、入場特典としてトレーディングカードが配られていた
予習に関しては違法なものならたくさんあると思うが、日本語字幕があるものはないと思う
なので、中国語版ウィキであらすじと話の展開を追うしかないのだが、ぶっちゃけ無くても何となくわかる程度には説明されていた
元々は一つの混元珠だった哪吒と敖丙だったが、前作では反発の末に共闘し、親友となっていたようだった
その状態から、今度は肉体を取り戻す旅の中で、それぞれが自分の生き方を決めるという「親離れ」というものが描かれていた
どんでん返し系ではあるものの、結構あっさりと黒幕がわかる仕様になっていて、チートすぎる敵とどうやって戦うかというのは少年漫画によくある展開のように思える
哪吒は炎の属性なので、それを増幅させるのが怒りとなっていた
対する敖丙は氷の属性で、それを中和する役割を持っていたと思う
二人はいずれは一身となると思うのだが、それは続編を待ってね、という感じに結ばれていた
公開されるかはわからないが、今の日本の興収だとちょっと心配かなあと思ってしまう
いずれにせよ、かなりクオリティの高いCGが見所で、案の定終わらないエンドロール状態でクリエイターの名前がずらっと並んでいた
それに対して声優陣は一人三役などをこなしていて、結構なメインキャストがモブの声を当てていたのはビックリした
日本だと何役もこなせる器用な御仁がいて助かっていると思うのだが、いずれはそういう声優が現れるのかもしれない
個人的には吹替版があればもっとお客さんが入ったと思うので、あまり急がずにきちんとプロモーションなどをしていけば良かったのではないかと感じた
中国語英語字幕
中国人向け
開始15分まで入場者はゾロゾロ
中国人家族がメインか
ストーリーもとんでもだけどそれでいいんだろうな気にしない
一応、封神演義をなぞってはいるが登場人物と技だけ?どうだろう?二転三転してドキドキすると言ったほうが良いのか?
CGはすごいし戦闘シーンは良いのにキャラに入り込めない?
EDテロップで凄い数の企業名
相当金かけてるよね
今後中国人が増えると中国映画増えるのかな
今から中国人に慣れておかないとな
厨二病あるある。仙人になりたいと思いがち。
みんな?学研のオカルト月刊誌「 ムー」 は読んでいたかーい?ムーの読者の事を侮蔑語で「 ムー民 」 と呼ぶんだぜ?覚えておくよーに!
で、ムーでよく特集されていた人気作家で、高藤聡一郎という先生が人気でした。日本人なのに気功法やら、中国魔術の先生で道場を開いていて( 現在は閉鎖) 弟子に、中国拳法やら、中国魔術を教えていて、
具体的に仙人になる為の呼吸法や、護符の書き方を著作にして、現在ではプレミアがついて、一冊五万円とかしたりするんだね!
仙人になったら、凄いんだぜ?自由自在に幽体離脱して、異世界に意識を飛ばしたり、夢の中の世界を自由自在に動き回り、不老不死になり、気を使う事により、気の波動でドラゴンボールごっこが出来るんだ!
おまけに、悪霊を退治したり、気で病気の人を治したりできてお医者さんいらずなんだ!凄いよね?
まぁ、ぶっちゃけ、出来る人、存在しないけどなw
今回はシリーズものの続編。人間に育てられた妖怪の子どもが、ライバルと喧嘩したりしながら、仙人になる為に修行するぞ!修行するぞ!修行するぞ!
仙人の爺さん、角の生えた甲冑の人、人外の兵隊、喋る巨大な龍。CGで描いたキャラクターが可愛いし、格好いい!
仙人のお爺さんなんて、むっちり、ぷりぷりして赤ちゃんの腕の先がちぎりパンみたいに描かれていて可愛いんだよなぁー?主人公のナタも生意気可愛い!
そして、海から登場する巨大な釜と、海底都市、巨大な樹、桜の葉のように見える大多数のその他大勢。
決戦シーンの躍動感!スッキリするオチ!滑らないギャグ!ラストの顔認証扉の天丼ネタのしつこい所!
自分の子どもや、恋人を仙人沼にハマらせたい全ての人にお勧めの映画!!
監督の名前が、餃子( チャオズ) という名前であるのは、信じがたいが、安心してください!映画の内容は完璧ですよ?!
絶対に損はしません!させません!お勧めです!
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