Mr.ノボカインのレビュー・感想・評価
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痛みを感じない人が本作を作ったら、自主規制不能のカオスになりそうな気がした
2025.6.20 字幕 イオンシネマ京都桂川(110分、R15+)
痛みを感じない銀行員が好きな人を助けるために無茶な行動を起こすアクション映画
監督はダン・パーク&ロバート・オルセン
脚本はラース・ジェイコブソン
原題は「Novocaine」で「局所麻酔剤」のこと、英題「Mr. No Pain」は「痛みを感じない男」という意味
物語の舞台は、アメリカのカリフォルニア州サンディエゴ
銀行の副支店長を勤めているネイト(ジャック・クエイグ)は、先天性無痛無汗症(CIPA)を患っていて、痛みを感じない体だった
そのために、机の角に防護クッションをつけたり、舌を噛み切らないように固形物を食べることを避けていた
支店長のナイジェル(クレイグ・ジャクソン)の下につき、日々淡々と業務をこなしつつも、行員のシェリー(アンバー・ミッドサンダー)に恋をしていた
ある日のこと、シェリーからランチの誘いを受けたネイトは、近くのカフェレストランへと足を運んだ
シェリーはチェリーパイを勧めるものの、ネイトは病気のことを告白し、固形物は口にできないという
だが、彼女の強引な推しに負けて口にすると、それはかつて味わったことのない食感で、感動の渦に巻き込まれていた
それからシェリーとの距離を縮めることになったネイトは、夜のバーに出向くものの、そこでかつて自分をいじめていて、「ノボカイン(局所麻酔剤)」というあだ名をつけた男(トリスタン・デ・ベアー)と出会う
シェリーは親密になるフリをしながら、バーテンダー(Choima Antoninette Umeala)とともに唐辛子入りのカクテルをお見舞いする
それがきっかけでさらに距離を縮めた二人は、一夜をともにすることになった
浮かれ気分のまま翌日を迎えたネイトは、いつものルーティンで職場に向かう
その日はクリスマスで、街は色めきだっていた
そんな彼らの元にサンタの格好をした三人組がやってくる
男たちは開口一番にマシンガンを乱射し、金を出せと脅してきた
ナイジェルは金庫を開けることを拒み殺されてしまい、今度はネイトに白羽の矢が立ってしまう
シェリーは彼を守ろうとするものの、逆に人質として拉致されてしまい、金とともに逃亡を許してしまったのである
映画は、その後、犯人を取り囲む警官隊と銃撃戦になり、その最中に被弾した警官から銃を奪い、パトカーで犯人を追っていくネイトを描いていく
現場で犯人の一人のベン(エヴァン・ヘンスト)を殺し、彼の特徴的なタトゥーをゲーム仲間のロスコー(ジェイコブ・パタロン)に調べてもらう
そうして、犯人の行方を追う中で、多くの痛い目に遭っていくのである
映画は、痛みを感じないネイトが敵との戦いに明け暮れる様子が描かれていく
痛すぎる演出がふんだんに登場し、それを見ているだけで強烈な痛みを感じてしまう
それでも、どこかコメディっぽく描写している部分があるので、気軽に見ることができる
個人的には、無痛という感覚は全くわからないのだが、痛みを感じなくても、指を折ったりするのには躊躇してしまうんだな、とか余計なことを考えてしまった
先天性なので、生まれながらに痛みを感じてこなかったはずなので、どんな異変が体に起きても気づいてこなかったと思う
なので、指を折ると痛いということがわかっているのかが謎で、作業的に何の感情もなく折っちゃうのかなとか思っていた
周囲の痛みに対する反応と、傷などが化膿したりして異変を起こしてきたことで身体に関する警告を想像してきたのだと思うが、アドレナリン全開の状態で一息つくというのは「痛みを知っている人の演出」何だなあと思った
映画は、この事件に二人の刑事バーバラ(ベティ・ガブリエル)とコルトレイン(マット・ウォルシュ)が加わるのだが、バーバラは犯人グループと関連のある人物だった
映画内のセリフなどを見ていくと、シェリーは養子に入り、そこで兄と母を得たという
犯人グループのリーダー・サイモン(レイ・ニコルソン)はシェリーの兄にあたり、バーバラは彼女の母親であることがわかる
なので、間接的にサイモンの実母はバーバラということになると思うのだが、そのあたりは当人同士がほぼ鉢合わせないのでわからない部分があった
バーバラの言う「娘グレース」と言うのがシェリーのことを指すと思うのだが、その辺りもさらっとしすぎていて、意味深なようでいて本当のところはわかりにくいなあと感じた
いずれにせよ、設定が奇抜な作品で、実際にこのような病気が存在するために、エンドロールでは注意書きがなされていた
無痛=スーパーヒーローと捉えてしまうシェリーだったが、当人からすればそれ以上の苦痛を感じていると思う
痛みは身体の発する警告で、それがないと言うことは想像以上の怖さがあって、気づいたら大量出血で死んでいた、と言うこともあり得る
アドレナリン全開で痛みを感じずに暴走するヒーローというのは稀に見るが、そう言ったものとは一線を画す危うさというものがあるので、理解して寄り添える人が必要だと思う
そう言った意味において、残りの8ヶ月というのは長くて短いのかな、と感じた
久々に洋画で声を出して笑えた!
生まれつき様々なご病気をもつ方がいらっしゃることは重々承知だが、
エンターテインメント映画として割り切って楽しませてもらった。
まずもって主人公の設定がおもしろく、痛みを感じないというのは
予告で知ってはいたものの、
それがゆえの不便さ、例えば固形物を食べられない(舌を噛み切ってしまうかもしれない)、
膀胱が破裂しないように3時間おきにタイマーをセットしてトイレに行く、、、などなど。
痛みがないっていいね👍とか軽く考えていたら、とんでもなかった。
痛くないということは、体が傷を負って破壊されてもわからないということなので、
いつの間にか死んでしまうといったこともありそうだ。
実際、本作でも車のタイヤに頭を押しつぶされそうになるシーンがあったり、
拷問シーンや様々なトラップにひっかかるシーンがあり、
いずれも主人公は痛くないのだが、確実に体が壊れているので、
観客としては痛い!って感じた(笑)
そこがおかしさでもあり、主人公のキャラクターとあいまって笑えてしまったのだ。
ストーリーとしては実にベタ。
だけど、主人公のキャラクターが非常にインパクト強なので、
ここまで面白くできるのだと思った秀逸な作品。
まあ、それは悪役もかなりしつこく強かったということもあって、だが。
最後まで勢いのある作品で、久々に洋画で声を出して笑えた!
というのも、実は私が観た回は、私ひとりの貸切だったので、自由だったからというのもある。
でも、痛い描写に耐えられる人にはオススメ!!
目のつけどころ
無痛豪快アクション
痛くないの最強じゃん!
無痛なので人体の限界優に超えれるからアクションシーンがめちゃくちゃ豪快で楽しかった!
劇場で何回か観客が引いてる声響いてたけど、画面の中のジャッククエイドが「へ?」って顔してるから相まって可笑しい。
ジャッククエイドの「へ?」って顔世界一上手い
無痛ではあるけど身体機能は普通の人間だから、
撃たれたり焼かれたりしてる部位が妙に使いづらくなるところはリアリティあって良い。そりゃ矢刺さってたら歩きづらいし、3度の火傷負ってたら動かしづらいよな。
痛くないので回復時間も短い。
出血多量か強めの脳震盪以外で倒せないので敵は耐久戦。
あと痛くないので取っ掛り方が人間離れしてる上、頭もぶっ飛んでるので幾ら凄腕の元軍人?でも攻撃が予測不可。
今回の敵はよく頑張った。もう可哀想だった敵が
これはシリーズ化して欲しい無痛アクションもっと観たい!
めちゃくちゃ痛そうで、めちゃくちゃ笑えますwww
公開早々、世界総興行収入1,500万ドル超え、3月第二週の北米興行収入ランキング1位、日本でも既に6月公開が予定されています。
温厚で内向的なノボカインは、生まれつき肉体的な痛みを感じない希少な遺伝性疾患を抱えて生まれます。彼の新しい恋人が銀行強盗で人質に取られると、彼の苦悩が彼の超能力になる、というストーリー。わかりやすく楽しめる作品です。
主人公を演じるジャック・クウェイドは脚本も書けるらしい役者さんですが、個人的には若かりしコリンファースにも見えたし、ケビンベーコンにも渡部篤郎にも見えたし、中年以降ならファニエスト・イングリッシュで馴染みのあるセインカミュにも見えて、すぐに思い入れのあるヒーローになりましたw。
ヒロインはエイミーワインハウス味も感じられますが、土屋太鳳っぽくもあり、若かりし純名里沙っぽくもある、これまた馴染み深い容姿。
途中から出てくるカッコいい女性刑事なんか、小川知子にしか見えないし、極め付けは後半重要な役になる警官役が金八先生第二シリーズのスター、直江喜一を彷彿とさせる風貌に、出てくるたびに胸がときめきましたーwww
もちろん、カナダの映画館でも笑いがしょっちゅう起きるし、あまりにも痛そうで私は何度も叫びそうになりました。
5月公開のミッションインポッシブルの予告もしょっちゅう見ますが、トム様もなかなか痛そうだし、辛そうなんですが、きっとノボカインほど笑いは起きないはずですw
昔ながらの典型的なデートムービーにピッタリだし、最近流行りの露骨なエロシーンもなく、誰と観に行っても安心して楽しめる作品です。
とにかく演者さんたちに、遠きふるさとを感じて、点数は甘くつけましたwww
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