「四不象は出ないのかな?」封神・妖姫とキングダムの動乱 TRINITY:The Righthanded Devilさんの映画レビュー(感想・評価)
四不象は出ないのかな?
中国の人気歴史ファンタジー『封神演義』の映像化作品。
日本の漫画やアニメ化作品に親しんだ人には主要登場人物の年齢層が高くて違和感あるかも知れないが、本作の方がどちらかというとスタンダード。
ただし、姜子牙(=太公望 演: ホアン・ボー)がコメディーリリーフ的な設定なのは独特かも。
中国ドラマをよく見るが、出演者で知ってるのは『孤城閉』のヤン・レー(伯邑考役)ぐらい。
ユアン・チュアン(姜王后役)は見覚えあるけど、何に出てたか思い出せない…。
ただ、ユー・シー(姫発役)やチェン・ムーチー(殷郊役)らフレッシュなキャストの活躍は魅力。
悪女妲己を妖艶かつ大胆に演じたロシア出身のナランにも注目。
史実(学術上)では紂王(殷寿)暴君説は覆りつつあるし、妲己の実在性も疑問視され、残虐な刑罰「炮烙」はホントはBBQパーティーだったなんて元も子もない話も。
でも、ファンタジーなんだから思い切った改変もありだと思うし、あらたな出演者も含めて今後(三部構成らしい)の展開に要期待。
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