レッド・ツェッペリン ビカミングのレビュー・感想・評価
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バンドとしての化学反応を楽しむことができる
Led Zepplelinのライブって音源では聴いたことはあっても映像として観ることはほとんどなかった。しかも本作は結成してセカンドアルバムが売れたあたりまで。みんな若い!
序盤は少し退屈だし若干眠くなるが、メンバーそれぞれのバックボーンが違うことを伝える意味でなかなか興味深い。それぞれの演奏技術が高いことは当然だと思うが、4人で演奏することで化学反応を起こしている現場を見ているような感覚になる。あぁ、これがバンドってやつなんだと。この時代にあの音の分厚さは驚愕だ。さらに、新しい音を生み出そうと試行錯誤している姿勢が伝わってきた。技術的な進歩もあって 1960年代後半から様々なバンドが新しい音を追求してきた印象がある。The Beatles、The Beach Boys、The Who、そしてLed Zepplelinもそうだったってこと。
アメリカを地道にツアーで回り、徐々に人気を得ていく流れ。当時の音楽業界って、ライブで人気を出すものなんだよな。アメリカでそれなりに人気が出ても本国では認知度が今一つってのも面白い。イギリスで行われたライブ(テレビ収録?)での観客の反応もそうだ。耳をふさいでいる子どもがいたり、若干しかめっ面の人がいたりする。新しいものが生み出されたとき、一部の人はこんな拒否反応を示すのかもしれない。しかもイギリスだし。でも、そんな場所でThe BeatlesもThe Rolling Stonesも、そしてSex Pistolsも生まれたんだなと。UKロックの奥深さに感慨深くなった。
1960~1970年代のロックバンドのドキュメンタリー映画が最近増えているが、そろそろネタ切れになる可能性もあって、今後は1970年代後半から1980年代のバンドに移っていく気がする。そんな映画も楽しみに待ちたい。
カッコイイ ひたすらカッコイイ
日本で1977年に公開されたドキュメンタリー映画「レッド・ツェッペリン 狂熱のライブ」を見てから、48年をへての、ツェッペリン体験である。
いやぁ~、よかったわ。
うん、平日昼間の東京都心のシネコンには、僕と同年配かそれ以上のお年寄りの男性客がほとんど。
半世紀前の、強烈なサウンドにも声をあげることもなく、じっと映画を見ていたよ。
僕自身は1985年(大学を卒業し、社会人になった年)以降は、ほとんど「新譜」は聞かなくなったから、内外の流行りの歌への関心は低い。
今の10代、20代の子たちには、50年以上前のロックシーンはどう映り、どう感じるのだろうか。
どれもこれも生ぬるく、ロックじゃないものばかり…という気がするのだが。
上映回数も多くないし、そもそも見に来る人も少ない作品だから、終わる前に早く映画館で見ておくれよ。
IMAX3000円、シニア料金じゃないけれど、見る価値はある。
映画としては、導入部のメンバーのロック体験みたいな部分がやや冗漫で、それよりも全編をツェッペリンの音楽に貫く作品にしたほうがよかったと思う。
でも、見て良かったと思える一本である。
ツェッペリンでもドサ回りから
隣県まで勢いで観に行きました
一応オリジナルアルバムのレコード盤を1枚除いて全部持っている程度のファンです
リアルタイムで言うと初めて聴いたのがライブ盤ですね(その後1枚出して解散してしまいました)
特別料金とのことで2,300円も取られました(レコード盤型のうちわを貰いました)
ツェッペリンがイギリスで人気になるまでの話しです(2ndアルバムまで)
アメリカの各地でドサ周りという名のライブを何本もやりながら地道に活動してたのは初耳でした
何故アメリカかというとイギリスではおじゃま虫的に不人気だったからで、驚きです
1stアルバムはアメリカのみの発売もびっくりです
マスコミ抜き(ライブ活動だけで)でアメリカで大ヒットしたので、イギリスのマスコミ(ローリングストーン紙)が意固地になり大批判を繰り返していましたとさ
アルバムバンドを目指しており、シングルを出されないような曲作りをしていたそうで、ライブツアー中に録音をして完成させるやり方なので迫力のある作品なんだな
現在の3人のインタビューと生前のボンゾのインタビューで構成されてて最高でした
ファンのためのドキュメンタリー映画なのでファンではない方々には少しも刺さらない可能性はありますね
「パイオニアあるある」が随所に、見応えあり
「レッドツェッペリンビカミング」鑑賞しました♪
それまでのロックはジェフ・ベックにしろジミ・ヘンドリックスにしろ、所詮ブルースの延長線上でしかなかったのが、ジミー・ペイジは初めからギターコードのサウンド構成で「ハードロック」という新しいジャンルを立ち上げた🎸
ですがかつてビートルズがデッカ・レコードから不採用になったのと同じように、彼らも母国イギリスでは契約できず結局アメリカのアトランティック・レコードと初契約を結んだのが、パイオニアあるあるだなと思いました!
セカンド・アルバムではビートルズの「アビー・ロード」を蹴落として全米1位に🏆
メンバーの方たちの回想する場面での目の輝きが印象的✨
「レッド・ゼップ」歌詞もアルバムⅢまでのジャケ写もさほど深みがないのが、ビートルズ初期のようなサウンド創始者の特権なんだなと、つくづく感じました。
当時流行のカウンター・カルチャーとも無縁…サウンド創始者としての役割のほうが、大事だったんでしょう🎵
当時のロック・ファンに与えた衝撃は半端なくて…少年プリンスにも間違いなく影響大だったんでしょう💥
ジミー・ペイジのフリル付きブラウスも、プリンスの「パープル・レイン」期の衣装に影響を与えたと、思っています☂️
最後に「ゼップ」についての知識の大部分は、故渋谷陽一氏から仕入れたものであると、付け加えておきます😇
レッド・ツェッペリン・ビカミング
日比谷シネマズのアイマックス上映で観て来ました。胸いっぱいツェッペリン・サウンドを堪能し、指の先まで痺れながら酔いしれました。ジョンジーが言っていましたが、「レッド・ツェッペリンは4人の中心に存在する」という言葉にも痺れました。この映画の上映は単なる序章に過ぎず、続編が作られるであろうと感じた。おそらくシリーズで4から6ぐらいまで続編が作られることを期待する。プロジェクトは進行しているはずだ。ジミー・ペイジがギブソンのダブルネックを持たないまま映画が完結する訳はないし、武道館、広島公演、たった1日だけの再結成の裏話までまだまだ続行させたい。次の飛行船が飛んで来るのを日比谷で待ってるからな。
秋葉原の大森栄一より
あくまで、ビカミングということ
イギリスのロックバンド・レッド・ツェッペリンのメンバーが初めて公認したドキュメンタリー。
ギターのジミー・ペイジ、ベース/キーボードのジョン・ポール・ジョーンズ、ドラムスのジョン・ボーナム、ボーカルのロバート・プラントによって1968年にイギリスで結成されたレッド・ツェッペリンは、1969年リリースしたデビューアルバム「レッド・ツェッペリン I」で世界に衝撃を与え、1980年までの12年間の活動でロックシーンに革命を起こした。その起源をたどる本作では、32歳で亡くなったジョン・ボーナムの音声をはじめ、メンバーの映像、初期のライブ映像など貴重な素材とともに、オリジナルメンバー自らがバンドの歴史を語っていた。当時のライブ映像を取り込んだ作品。
ビカミング レッドツェッペリン、という題名の通り、レッドツェッペリンになってから、というより、なるまでの各メンバーの成り立ちやどうしてレッドツェッペリンのメンバーに合流したのか、という所を描いたものであり、曲を多く聴きたい人には物足りなく感じるかもしれない。
ギターのジミー・ペイジの超絶なギターテクニックがなぜ生まれたかはなんとなくわかったし、ボーカル、ベース、ドラムのメンバーたちも、どうしても彼らを入れたい、という強い思いからメンバーが決まっていったんだ、ということはわかった。
ただし、本作は成り立ちからデビュー後約1年までで終わったので、12年間の活動を映した作品ではない。
もしかしたら続きを作るつもりなのかもしれないが、これだけじゃ満足感は持てない。
中途半端な作品に感じた。
25-114
ボンゾかく語りき
すべての始まり
今までありそうでなかった、Led Zeppelinの公式ドキュメンタリー。
いや、過去にそれっぽいのあっただろ!とは言わず、いざ観賞。
先に触れておくと、彼らの全キャリアを追うものではなく生い立ち〜バンド結成〜ⅠとⅡまでとなってます。
本人たちも初めて見る映像や意外に無いらしいボンゾのインタビューなど、レアなフッテージで溢れています。
公開1週間で洋楽ドキュメンタリーでは、珍しく国内興収が早くも1億を突破。パンフは、売り切れで増刷が決定したとのこと。
一番、痺れたのはエンドクレジットのsomething elseとC'mon everybadyのカバー、これ音源化されてなかったよな〜と思いつつ、彼らのルーツも含めてこの映画を締めくくるにはピッタリなナンバー。
今日は、久々に弾けないギターを引っ張り出して遊んでみようかなと、そんな気分にさせてくれる最高な1本でした!
P.S. 絶対に続きがあると思います笑
やっぱりZepなんだなぁ
バンド結成までのメンバーの生活、夢を追いかけて彷徨う様な日々から、次々と集まってきてセッションが始まる。グッドタイムバッドタイムのボーナムのバスドラのアップでテンションアップ⤴️⤴️初めての公演で耳を押さえて、大人しく聞いている聴衆がなんか新鮮だった。
アメリカでのツアー成功から、ファーストからセカンドアルバムの曲でアメリカのファンの乗りの良さに、思わず体を揺らしてた(笑)ロンドンのアルバートホールのコンサートの声援に感動しながら、最後のインタビューでお互いをリスペクトしてる四人にジ〜ン、ボーナムの言葉にウルッ🥹ホントに奇跡的に集まったメンバーで、やっぱりZeppelin最高😆
文字通り夢を叶えるまでのドキュメンタリーとしては、期待通りの映画でした‼️
エンドロールの後に同世代の人が「人生最高の映画」って言ってたのに頷き、みんな10代〜20代に戻ってる様だった。
唯一無二のバンド
半世紀近くファンを続けてきて、オフィシャル以外のものも含めていろいろ音源も聴き映像も見てきたので、音声が同期した演奏では目新しいものはありませんでした。
が、それでもこのドキュメンタリーが圧倒的なのは、45年前に亡くなったジョン・ボーナム以外は現在のメンバーだけが語り、ボンゾ(ジョン・ボーナム)も生前のインタビューで語っていて、メンバー以外の発言は一切ないということ。このバンドについてインタビューされることを嫌っているロバート・プラントが、そういう態度を微塵も見せずに素直に語っているということ。ジョン・ポール・ジョーンズも含めて現在も存命の3人の発言の偏りがないということ。これまでほとんど露出のなかったジミー・ペイジ以外のバンド結成前の写真がふんだんに見られること。
そして何よりもボンゾが他のメンバー3人について語っているインタビューを他のメンバーがさも愛おしい表情で聞き入っているのが見られたこと。
もちろんLed Zeppelin を知らない若者が見ても、演奏シーンだけでおそらく充分に驚き楽しめる内容だったと思います。今から56〜55年前、アポロが月に行き、太陽の塔で世界の国からこんにちはと言っていた同じ時期にこんなライブパフォーマンスをしていたバンドがあったなんて。できたての見たこともないパワーがみなぎる演奏を、当惑するオーディエンス尻目にぶっ飛ばして行くのですから。
アルバムでは多重録音を駆使して緻密な音の積み上げをするバンドですが、ライブで楽器隊3人にボーカルだけでサポートのミュージシャン一切なしで即興演奏の比率の高いスリリングで、ど迫力の演奏をする、ライブとアルバムのアプローチがここまで違うバンドは他に知りません。
ボンゾが不慮の事故で亡くなって、他のドラマーを入れて存続しなかったことは必然であったこと、この4人でしか出せない音、音楽がLed Zeppelinだと残りのメンバーが強く思っていることがやっと理解できたように思います。
8月からオフィシャルのスタジオアルバム8つとライブアルバム3つ、広島と東京でのブートレグを繰り返し聴くZep三昧の日々の後に映画を観て、このバンドの音は本当に唯一無二であると感じています。アルバムでもライブでも全ての楽器とボーカルが絡み合い不可分の音の塊となってそこにある、彼らのアルバムの一つタイトルであるPresenceを感じられる映像と音でした。今回はIMAX 上映館ではなかったので、IMAXでもう一度見に行くことにします。
69〜70年の熱い時代を思い出しました
ロックを芸術の域に到達させたと。 古典は掘り下げ始めると底無しだな...
もしタイムマシーンが発明されたら
BECOMING LED ZEPPELIN 最高の体験
Led Zeppelin のアルバムは、全てLP,CD聴いて来ましたが、特にLed Zeppelin I、IIは、LPがスリキレル位何回も、繰り返し若い頃に聴いていましたが、残念ながら生の演奏は、5年位早く生まれていないと、経験出来ない世代で、DVD のライブ映像を観て来ましたが、リマスターされた音源をIMAX の環境で上映されるサウンドが、まさにライブを体験している臨場感で、経験が出来て、Led Zeppelin の最高の体験でした。
他の評価にもありますがI、II以降の楽曲については、この映画BECOMING ではこれで完成で良いと思いますが、熱烈なファンとしては、この後の楽曲もライブ映像をIMAX の環境で、是非体験したいです。
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