「あくまで、ビカミングということ」レッド・ツェッペリン ビカミング りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
あくまで、ビカミングということ
イギリスのロックバンド・レッド・ツェッペリンのメンバーが初めて公認したドキュメンタリー。
ギターのジミー・ペイジ、ベース/キーボードのジョン・ポール・ジョーンズ、ドラムスのジョン・ボーナム、ボーカルのロバート・プラントによって1968年にイギリスで結成されたレッド・ツェッペリンは、1969年リリースしたデビューアルバム「レッド・ツェッペリン I」で世界に衝撃を与え、1980年までの12年間の活動でロックシーンに革命を起こした。その起源をたどる本作では、32歳で亡くなったジョン・ボーナムの音声をはじめ、メンバーの映像、初期のライブ映像など貴重な素材とともに、オリジナルメンバー自らがバンドの歴史を語っていた。当時のライブ映像を取り込んだ作品。
ビカミング レッドツェッペリン、という題名の通り、レッドツェッペリンになってから、というより、なるまでの各メンバーの成り立ちやどうしてレッドツェッペリンのメンバーに合流したのか、という所を描いたものであり、曲を多く聴きたい人には物足りなく感じるかもしれない。
ギターのジミー・ペイジの超絶なギターテクニックがなぜ生まれたかはなんとなくわかったし、ボーカル、ベース、ドラムのメンバーたちも、どうしても彼らを入れたい、という強い思いからメンバーが決まっていったんだ、ということはわかった。
ただし、本作は成り立ちからデビュー後約1年までで終わったので、12年間の活動を映した作品ではない。
もしかしたら続きを作るつもりなのかもしれないが、これだけじゃ満足感は持てない。
中途半端な作品に感じた。
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