劇場公開日 2025年5月30日

犬の裁判のレビュー・感想・評価

全36件中、1~20件目を表示

3.5意外に重厚。

2025年9月9日
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鑑賞方法:映画館

笑える

驚く

犬が被告人になるっていう、ナンセンスコメディかと思ったら、監督の思想を前面に出すタイプの重い話でした。

犬を飼うってこと、女性を始めとする虐げられてきたカテゴリーにいるってこと、そもそも裁判って?って感じでいろいろな思考を促す作品。

最後になって、これが実話ベースってわかって二重に驚いた。

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バビ

2.0犬の名演技を楽しむ

2025年8月13日
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鑑賞方法:映画館

犬が被告になった前代未聞の裁判を実話に基づき描いた法廷コメディ。犬が被告になるというコメディということで楽しみに鑑賞しましたが、笑えるシーンが少なくコメディとは言い難い。被告犬・コスモスをを演じたサーカス犬・コディの名演技を楽しむための作品でしょうか。

2025-121

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隣組

3.5犬と弁護士と隣の男の子

2025年7月29日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

犬に噛まれるのはイヤだけど。
それが女性蔑視の問題につながるとは。
いろいろ考えさせられます。

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マリエル

3.0カンヌ国際映画祭にパルム・ドッグ賞なる部門が存在すること自体に驚き!!

2025年7月27日
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鑑賞方法:映画館

笑える

知的

実話に基づきコスモス(犬)が法廷で裁かれるという茶番を成立させること自体がフランス映画らしいというかトレビアン!!
日本なら絶対に起りえないであろうことも、フランスでは実話となりうるあたり、やはり犬権(?)に対する懐の深さを感じさせてくれる。
題名からもコメディ色の強い作品と思いきや、人間と動物の関係に関ししっかりと疑問を呈するあたり、さすがカンヌ国際映画祭 最優秀犬賞(パルム・ドッグ賞)!!
監督であり、主演も熟すレティシア・ドッシュには否応なしにも今後の活躍を期待してしまいます!!

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ナオック

3.5軽いコメディかと思ったら、シリアスな問題提起

2025年7月26日
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猥雑でとりとめのないストーリー
森に呼ばれる犬の本性
人間に都合良く矯正したはずの犬の瞳が見る世界を、私たちは、見えているのか、見たくないのか

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アメリカの友人

4.0犬のしつけや管理は飼い主の責任

2025年7月23日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

カワイイ

コメディタッチな雰囲気だったので、
てっきり風刺あるファンタジーなのかと思ったら、
アイロニーに満ちた悲しき問題提起に留まる映画。
それでも犬達から人間への警告を学ばなければならない。

やはり犬達は人間の被害者でしかない。
(人が犬に、してはいけないこと。
 ✕ご飯を食べている犬に触る
 ✕上から触る
 ✕むやみに撫でる
 その他いっぱいある。犬にも感情や動物反応がある。
縫いぐるみではない。)

映画は、悲しみを救わず終わる。
実話だと押しきる。
僕はこの悲しみの溝に落ちてしまい、
夏の陽に焼けながら帰途についても
闇の中を歩いた感覚である。
主人公の犬コスモス
(コディ︰
第77回カンヌ国際映画祭 パルム・ドッグ賞受賞!!  おめでとう!!)
が可愛くていいワンコで、だからこそ悲しいのだ。
むしろ憎らしかったら、こんな気持ちにはならないよ。

僕は大型犬(ボクサー犬)を昭和4〜50年代に家の庭で飼っていて
(当時はボクサー犬、本当に珍しかったです)
亡くなったときのことを今でも昨日のように憶えている。
そのペットロスは年を取るごとに鮮やかになった。
自分の終活に、どうしてもワンコを保護したくて、コロナパンデミック収束後に迎えた。
シニア世代になった自分でもしつけや管理ができるよう小型犬を選んだ。
犬のしつけや管理は飼い主の責任である。
本作が失っているのはその部分が大きく、
ソコをぼかすのも疑問だが、
フェミニズムや移民や貧富の問題なども語られゴチャゴチャ感が強く、
映画としては焦点がぼやけた作品となった。

主演(監督)を観て思い出した。
『シンプルな情熱』で超イケメンのセフレに恋してしまい
自分の息子を轢きそうになったりするデンジャラスで取り留めのない色ボケぶりを演じた女優さんである。
ソコは焦点あざやかに憶えている。

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なかじwithみゆ

やや間口を広げ過ぎたけれども

2025年7月8日
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鑑賞方法:映画館

 人を噛んだ為に殺処分になろうとする犬を救おうと、犬を被告とした裁判に乗り出すという実話に基づくお話です。その設定だけで興味を惹かれるし、コメディ的で軽やかな展開も楽しいのですが、様々なテーマを盛り込み話を広げ過ぎたので終盤に収まり切れなくなってしまいました。もう少し軸を絞った方が苦みもピリッと効いたのではなかったかな。

 それにしても、本作の犬は抜群の演技力でした。犬好きの方ならば必見。

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La Strada

2.5嚙みつきはスリーアウト方式

2025年6月22日
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鑑賞方法:映画館

日本では動物は「物」がほぼ確立しているので、有り得ない裁判が、フランスでは実際に行われたという事自体が興味深く、少し無駄な話題が多い気もしましたが、異種法廷コメディとしては楽しめました。

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aki007

1.5なんだろぅ

2025年6月14日
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なんだろぅ。とても消化不良の映画でした。苦しい感覚で見終わる映画は初めてかも

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にんにん

3.0半ケツを言い渡す

2025年6月12日
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笑える

斬新

カワイイ

崖っぷちの弁護士の、弁護士生命をかけた最後のチャンスが…犬の裁判!?

と言うことで、人を噛んでしまったために安楽死処分させられそうな犬を弁護する物語。

コミカルな描写を挟みつつも、ただオカシイだけでなく、犬の気持ちや人間のエゴについても問いかけられる作品。

冷静に考えれば、誰だって食事を邪魔されたくはないですよね。裁判では犬を「人」と同等にみなすべき…?でもそうすると食事を邪魔されたからって相手を殴って…良いわけないよね。。

色々無理があるなぁと思いつつも、殺処分すればよいでしょって話とも違う気がするし…。

思いの外、難しい作品でもあった。

しかしコメディとは言え、犬に対しあんな過激なオバサンが支持を集めるとか有り得んだろw

そしてコスモスはとにかく可愛かったですね。連れられて入廷するシーンなんかは可愛い過ぎて笑いそうになった(笑)

予想外の展開も沢山あるし、可愛い犬を観たい!…も良いけどそれ以上に意外な深さを味わいたいなら観てソンはない作品ではないかと思った。

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MAR

4.0久しぶりにシネスイッチ銀座に来ました。

2025年6月12日
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鑑賞方法:映画館

ここに来るといい気分になる。

犬が裁判に負けた。

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完

2.0う、うーん…なんだこれ?

2025年6月12日
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鑑賞方法:映画館

実話が元になってると聞いてた割には、なんか…。

犬はとりあえず可愛いです。
でも、犬好きに刺さるかと言われたらちょっと疑問符です。

本当にこれ実話が元になってるのか?だとしたらどの辺なんだ?と思うくらいには結構無理があるというか…、
女性差別をいきなりぶっ込んできたり、エロ唐突に盛り込んできたり、僕はよく分かりませんでした。

どういう視点で観ればいいものやら、まるで分からないまま終わりました。

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さかもと

4.0現代社会の根深い問題を笑いを通してあぶり出す力作

2025年6月7日
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鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

カワイイ

どうかなぁ~と思いながら観た、フランスの社会派コメディ
すごく良かったです。

基本は法廷ものです。
人に噛みついた犬に情状酌量の余地があるかどうかを法廷で争うのですが、欧米の法廷劇、私は意外と好きです。
日本の法廷物って原告、被告双方の代理人が感情に訴えようとするイメージがあるのですが、欧米の法廷劇の論戦は非常に論理的です。厳密にその行為の法解釈を争うロジカルな部分が魅力です。

本作は、その犬の「犯罪」に絡めて都会人の自然感、身勝手な動物との関わり方、ジェンダーギャップ、格差社会、移民問題などについて問題提起がなされ
DVに苦しむ隣人の少年や、政界への進出を目論んで世論を利用しようとする原告側弁護士など、現代的な風潮が盛り込まれ
コメディとはいえ、十分見ごたえのある内容でした。

主要な登場人物が皆、弁が立つこと立つこと。
法廷以外でも様々な舌戦が繰り広げられ、その見事さに話し下手な私としては感嘆の念しかありませんでした。
怒鳴り合いみたいな状況でも意外と理路整然としているところは文化の違いだなぁと思います。

犬を被告とした法廷劇。
現代社会の根深い問題を笑いを通してあぶり出す力作でした。

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さとうきび

2.0なに言ってるんだか、訳わからない

2025年6月5日
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鑑賞方法:映画館

実話にヒントを得た、犬を被告にした法廷劇。
殺処分にするかどうか、原告側と被告側の女性弁護士が、法廷でわめきあうのだが、女性差別の話が入ってきたり、なに言ってるんだか、訳がわからなかった。
コメディっぽいが、笑えるわけでもなく、自分には全く合わなかった。

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ファランドル

5.0「犬だけではない映画」

2025年6月5日
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知的

今年168本目。

シネスイッチ銀座で。
犬だけではない作品でジェンダーも絡んで81分でぎっしり詰まった劇場版。洋画で良作に出会う日嬉しい。

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ヨッシー

4.5スイスで実際にあった出来事を物語にしたとか。 犬が人の顔を嚙んだと...

2025年6月4日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

斬新

スイスで実際にあった出来事を物語にしたとか。
犬が人の顔を嚙んだとして、犬が訴えられた裁判。
犬の弁護士、飼い主、原告一団、近所の人々…。

あちらでは、犬が人間を三回噛んだら、殺処分だそうで。

生き物をモノ扱い?
都合のいいときばかり可愛がる?
ノーの意思表示で噛む?
噛まれたのは女性ばかりで蔑視?
etc.
どんどん話が膨れ上がって、大騒ぎに。

滑稽なようで、課題提起もたくさんあって、
考えさせられる話でした。

このお話、いかにも西洋的な匂いも。
輪廻転生とか、弱肉強食とか (←両極端ですけど) だったら
このような騒ぎにはなってない気はします。

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woodstock

4.5前提にある知識を知らないと理解に詰まるか

2025年6月3日
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今年138本目(合計1,679本目/今月(2025年6月度)1本目)。

 実話をもとにはしているのですが、そのことはかなり前の話だし、法律的な話がちらちらっと出てくるのが厳しいかなといったところです。

 中世ヨーロッパ以降、この映画のように動物を裁判にかけるということは実際に行われており、これを「動物裁判」といいます。その中でも牛や馬、犬、オオカミなど一般的に「動物」とされるものが裁判所(とはいえ、三権分立もまだ発達していなかったので、ここでは国王直属の裁判所といったほうが良い)、ネズミや蜂、ハエなどの「小動物」は教会(カトリック教会)における教会法(カノン法)に基づく裁判所と分けられていました。

 このことはヨーロッパでは当たり前に行われており、一見すると動物にも人権と同じ考え方を与えていたように思えますが、疫病が絶えなかった中世ヨーロッパ以降では疫病をもたらす動物は畏怖の対象であり(科学・医学というものが発展するのはルネサンス以降)、さらには「山火事の原因」として「山」まで訴えられるというヘンテコな裁判も当時はありました。

 映画で述べる「事実に基づく」というのはこの意味で、またこのような裁判は科学の未発達から生じた「自然への畏怖」が元になって実際に行われていた事情から、「自分たちと異なるものを遠ざける」という(こうした一見「真面目な」裁判とは裏腹に)考え方は、それこそ魔女狩りや、近代以降だとユダヤ人迫害、あるいは現在でも女性差別ほか色々なところにあらわれてきます。映画内では中世で実際に行われていた動物裁判と、現在でもやはりのこる女性差別や移民差別(映画内では、ポルトガル移民の話がちらっと出てくる)等と絡めて描かれています。

 なお、映画内では字幕にふりがながないのでわかりにくいですが、「物」は(現在の裁判制度でいうところの)「ぶつ」です(「もの」とは読まない)。また、そもそも論でいえば、本映画でいう裁判は日本の分類でいえば刑事裁判にあたりますが、処分が予定されている犬に対する取消しを求める取消訴訟を選択する裁判(行政事件訴訟法)とも解することは可能です(後者の立場からは描かれていない。ただ、そのような解釈も資格持ちは可能)。

 全般的にこのような事情(中世における動物裁判の歴史や、それがもたらした弊害)を知らないと、女性差別や移民差別といった問題に飛ぶ理由がわからず、そこで多くの方がつまづくのではないかな…といったところです。気軽に見られる映画と思いきや実はそこそこの知識を要求する点で厳しいといったところです。

 採点に関しては以下まで考慮しています。

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 (減点0.2/「物」のフリガナがない点について)

 この点は本映画は実質的に法律ネタ映画であることまで考えると、民法、民事訴訟法(刑事訴訟法)にいう「物」は「ぶつ」としか読みませんので、その誘導はいるのではないか…というところです(このあたりは資格持ちは気にするところ)。

 (減点0.5/上記のような歴史事情がないと何を述べたいのかわからなくなる)

 実際はこちらのほうが大きく、中世ヨーロッパ以降に実際に行われた動物裁判に関する知識がないと、このような珍妙な展開になることの理解が難しく、ネタ映画なのかという状態になるので注意です。
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 (減点なし/参考/日本の場合)

 日本では、民法718条が適用されます(刑法は人に対してしか適用できません)。

  ※ 刑法1条
  この法律は、日本国内において罪を犯したすべての者に適用する。

 (民法718条) ※ 2項省略。
 動物の占有者は、その動物が他人に加えた損害を賠償する責任を負う。ただし、動物の種類及び性質に従い相当の注意をもってその管理をしたときは、この限りでない。

 ※ よって、占有者(飼い主)が責任を負うのであって、動物が責任を負うことは民法上ありえないし、人を裁くことしか想定されていない刑法も発動しないので、日本ではこのような展開にはなりません。ただ、中世ヨーロッパ以降で行われていた「動物裁判」は、日本を含む東アジアでも、日本の江戸時代や、李氏朝鮮などでも数は少ないながらも歴史は存在します(日本、韓国(ここでは便宜上使う語)とも、日本でいう明治維新後はこのようなことは行われなくなりました)。

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yukispica

3.0人の死刑は反対でも犬の殺処分はアリ

2025年6月3日
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日本では人が住んでいるところにクマが出没すると銃殺しています。
人間のエゴて凄いね。

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チャーリー

5.0ケッサク、そして傑作。

2025年6月2日
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鑑賞方法:映画館

笑える

映画の舞台はスイスだが、
フランスの小さな町の出来事に基づいているという。

被告となった主人公ならぬ主犬公は、雑種の「コスモス」。
苗字なし、8歳、無職、男性。
演じたコディは、その表情豊かな演技で、ベネチア映画祭の
「パルム・ドール(最高賞)」ならぬ「パルム・ドッグ」を受賞。

初めから、次々笑わせにくる。
そして、ちゃんと次々笑える。

どうして犬が被告になったのか、というと、
「人を3回噛んだ犬は安楽死」という法律を回避するためには、
犬が飼い主の「所有物」ではない、と主張せざるを得ない、と考えた
敗訴してばかりの弁護士アヴリル(レティシア・ドッシュ。監督も)の作戦が
誤算で招いた結果だったんである。
(それを判事に認めさせようとする場面も、笑笑…)

他方、アヴリルの住む高層マンションの隣室には、
12歳の少年が両親と住んでいるんだが、
彼は親から虐待を受けていて、
どうやらアヴリルはそれを何とかしようとして逆に「接近禁止」命令を受けているらしい、
という状況もあり。
(ちなみにこの少年がまた、いい味出してる)

さらには、原告側の弁護人が、
政界進出して右翼政党を立ち上げ、
ポピュリズム街道邁進中の女性だったり。

現代のさまざまな問題もからめて
物語は進むんだけれど

――この後は、ネタバレなしには語れませぬが、結論を言えば、

「自然界における人間という存在」について
深い洞察と大きな啓示が与えられる傑作でありました。

そしてコスモス(コディ)が、
こよなく可愛かったのでありました。

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島田庵

3.0所詮─

2025年6月2日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

パルム・ドッグというキャッチーな言葉に飛びつきましたが、文字通り楽しい作品でした。確信していたわんこのパフォーンマンスも予想通りで、笑えて癒やされます。
実話をもとにという割に、リアリティが薄かったように感じたので、意外と盛りだくさんだった社会的背景やセクシャル的なこととか、少し引いた気持ちになっちゃいましたが・・・だから最後には、所詮─・・・と色々と嫌な感情でいっぱいになってしまいました。理解はできますが、素直に受け入れることはできませんでした、勝手にしっかり笑ってやろうと思って観賞しただけに─

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SH