「最後に登場するモンスターの違和感」ジュラシック・ワールド 復活の大地 JUUUNさんの映画レビュー(感想・評価)
最後に登場するモンスターの違和感
「ジュラシック・ワールド 復活の大地」をTOHOシネマズで鑑賞しました。
ーーー 前シリーズで世界に解き放たれた恐竜たちでしたが、彼らは現在の地球環境下ではほとんどが生き延びることができず、赤道付近の一部だけが生息域になっている。という設定で始まるシリーズ通算7作目。
人類を救う新薬開発のために陸、海、空の3大恐竜のDNAを採取する極秘任務を任されたゾーラ・ベネット(スカーレット・ヨハンソン)が新たなヒロインです。彼女は信頼する傭兵のダンカン、古生物学者らの探査チームと共に、いまだ危険な恐竜が数多く生息する禁断の島へと足を踏み入れます。そこはかつて初代「ジュラシック・パーク」の極秘施設があり、遺伝子操作などで新種の恐竜を生み出す実験を行っていた場所でもありました ーーー
一般的な評価はあまり高くないようですが、自分はまずまず楽しめました。
特に最初の海の恐竜のシーンは迫力もスピード感もあって、よくできていたと思います。「ゴジラ -1.0」でも海のシーンが良かったですが、負けじとハリウッドが作るとやはり迫力が違います。
ただ、皆が納得出来なかったと思われるのが、最後に登場する異形の怪物でしょう。あれは「エイリアン:ロムルス」で感じた違和感と全く同じ気持ちになりました。これだと恐竜映画じゃなくて、モンスターパニック映画じゃん!
結局、ジュラシックパークの運営側の「観客に飽きさせないために新種の恐竜を生み出す」というご都合に、この映画自体が陥っているんじゃないの?って感じてしまいました。
スター・ウォーズやエイリアンなど、シリーズ物を続けていくのは、なかなか大変ですね。
しかし、脱出する際に島外に「アレ」を持ち出したのは、次作への布石なのでしょうか・・・。
