劇場公開日 2025年8月8日

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「ギャレス監督って期待させて落とす演出好きだよね。」ジュラシック・ワールド 復活の大地 ビームおてもやんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0 ギャレス監督って期待させて落とす演出好きだよね。

2025年8月26日
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鑑賞方法:映画館

オリジナル恐竜がモンスター過ぎる件についてはこういうものと半ば無理やり納得して見に行ったからまあ、良いとして(でも多分これ許せない人多いだろうなぁ…)、全体的に期待させておいて何もないという演出が多い。緊迫感のあるドキドキシーン→あれ?何もない?→びっくり演出ドカーン!はこの手の映画の常であるが、この映画は散々ドキドキとワクワクを煽っておいて本当に何もないのだ。散々肩透かしを食らい続け、最早頼みの綱と化したメインの恐竜モンスターは特にこれと言って面白いこともせず、ただ多少デカくて見た目がキモいだけでティラノサウルスよりも大人しくしている。インドミナス・レックス君を見習え。
とまあ、全体的にガッカリ映画ではあるものの、たちの悪いことに映画として及第点のクオリティは保っているのでボロカスに叩いてストレス発散もできない。なんなんだこの映画はとポスターをよく見ると、ギャレス監督の名前が。ああ、あんたが撮ったんならこうもなるわな。
ゴジラの時も思ったが、この監督はなぜこうも「期待させておいて何もしない」を貫くのか。誰かエンタメ映画の撮り方を教えてやってくれ。
ただ、この監督の「生き物の生態描写」はとても面白く、今作の眠りこけているティラノサウルスは非常に可愛らしかった。
多分この人エンタメ映画撮るのやめて空想生物のドキュメンタリー映像作らせたら抜群に面白いんじゃないだろうか。

ビームおてもやん
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