「安定のハリウッドエンターテインメント作品」ジュラシック・ワールド 復活の大地 HGPomeraさんの映画レビュー(感想・評価)
安定のハリウッドエンターテインメント作品
ジュラシックワールド(ジュラシックパーク)も、かれこれ数十年続くシリーズ作品。
恐竜がメインのため、初期から子供をターゲットにしたファミリー向けとして製作されている傾向にあり、夢と感動と冒険物語の王道をひたすら歩くエンターテインメント作品(少々残酷なシーンがあるので、子供の反応が気になる部分もありますが)です。
私は初期作品(1・2作品ほど)程度しか鑑賞していなかったのですが、いまだ続く長寿長編映画に興味を惹かれ鑑賞いたしましたが……。
面白かった!
ゴリゴリのエンターテインメント作品!
正直、物語の伏線や動向自体は強引でありご都合な部分が多々ありますが、そんな事はどうでもいい!
勢いと迫力と圧巻の音楽と映像で人を楽しませる、正に「エンターテインメント映画」でした。
導入から無理矢理感爆発ですが(笑)、そこも楽しませるハリウッド映画の、勢いだけではない実際に大金を投入した結果が表れている映像美と音楽が、ぐんぐんジュラシックワールド世界に引き込まれました。
お間抜けな失敗、お金持ち=憎まれ(悪)役の台頭、期待通り(分かりやすい)死亡フラグの発動、お約束のチーム分断進行。
まったく、初期作品から全然ブレない同じ物語の構成!
批判ではありません、お約束展開なのに面白い!
というか同じ構成をずっと続けている英断?が世の中に受け入れらているのが、偉業を成し遂げている作品だと思わされました。
この傾向は主に漫画やアニメに見られる現象なので、それを桁違いの予算が必要とされる映画という市場において続けられていることは素晴らしいことだと思います。
以下、個人的なお気に入りポイント。
①導入のスニッカーズ?の袋のくだり。
んなアホな(笑)厳重な警戒区域でゴミ1つ無い地面に落ちている異物に誰も気が付かないんかい(笑)。
スニッカーズ食べてる、かわいそうな結果の被害に自らあった職員(合掌)、絶対気が付いてるだろ!(笑)。
「あ…袋は?……やべぇ!俺だぁぁ!!ごめんなさいぃぃ!!」との心の声が、私には聞こえます。
②恐竜の「画」が本当に素晴らしい!
なんという現実感。ハリウッドの本気CGは本当に素晴らしい。
…ですが、ラスボスはもはやエイリアンだ!(笑)
③最後の名場面。
ダンカンー!
なんでそんなに自己犠牲のジェントルメン!
「生」の最後の判断が騎士道過ぎて、惚れてまうやろー!
死なないでぇ……からの、
死んでないー!(笑)
一応死亡ヴァージョンもあるようですが、あのラストの公開は正解。
アレでこそ興行収入に繋がってると思いますので。
ご都合が安心安堵に昇華される、摩訶不思議の完成形エンターテインメント作品。
理屈は語ってはいけない(笑)安定のエンタメ作品です。
1作目を見返したくなりました。
※とはいえ内容は有って無いようなものなので、星3です。
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