「マニアには不評だが夏休みの冒険アクションものとしては秀逸」ジュラシック・ワールド 復活の大地 Jinさんの映画レビュー(感想・評価)
マニアには不評だが夏休みの冒険アクションものとしては秀逸
冒頭のニューヨークで仲間を集め、南の島の港街で舟を出してくれる船長を探し、海、陸、空の恐竜たちと出会っていく。
冒険ものとしては王道を押さえつつ安心感のある展開でした。
特に、舞台が都会→海→森→山→研究施設と入れ替わっていくこと自体が視聴者の目を楽しませてくれますし、要所ごとに差し込まれる風景カットの美しさが冒険への没入感や高揚感を高めてくれます。
低評価も目立つ本作ですが、あなたはジュラシックパークシリーズを全部見て内容を覚えているでしょうか?また出てくる恐竜の名前を全部言えますか?
そうでないなら気にする必要はありません。
『ジュラシックパーク』という『恐竜映画』としてはツッコミ所もあるようですが、ほとんどの人はそこまでマニアではないと思うので気にならないはずです。
しいて言うなら、ラストシーンはやや盛り上がりに欠けていたと思います。遺伝子操作で生まれた異形の怪物というテーマはあるのに、それを活かしたカタルシスを用意できていなかったように感じました。
続いて、島を離れるとき夜明けの海をイルカ?の群れが寄り添ってくれるのは大変美しいのですが、それゆえに少し落ち着き過ぎるEDになってしまった印象です。
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