「期待を越えない"普通"の展開」ジュラシック・ワールド 復活の大地 ターキーターキーさんの映画レビュー(感想・評価)
期待を越えない"普通"の展開
心臓病の特効薬の原料のために恐竜の血?遺伝子?を取りに行く一行と、遭難中不運にもその一行に救助された家族が恐竜から逃げ回る話。いかにも餌枠なメンバーと悪役が順当に食われ、主人公枠の良い人たちはきっちり生き残る、よく言えばストレスがない、悪く言えば思った通りの展開。さすがに7作目ともなるとマンネリ…ということで遺伝子操作のキメラ恐竜も出てくるが、変な形してるだけで特別な動きがあるわけではなく、これだったらT-REXとラプトルで良かったのでは?と思ってしまう。そしてみんな危機感薄くない?スピノサウルスがウロウロしてるのにひとりで荷物運んで食われたり、姉が食われそうな瀬戸際なのに恐竜に餌やってたり、D-REXが立ち塞がってるところに車で突っ込んで来たり…恐竜のいる島来てるんだからもうちょっと周り見ようぜ?
見どころは初代原作からやっと映像化された泳ぐT-REX、初代リスペクトで友情出演みたいな出番しかないディロフォサウルス、名曲スタンド・バイ・ミー、そしてカプコンばりに墜落するヘリ。
最後は無事にボートで脱出しハッピーエンド。D-REXとT-REXのバトルぐらい欲しかったけど、今回そういうのはないのね…そういえば誰もT-REXに食われなかったな。
