「みんな、ゆっくり、うしろを振り返る」ジュラシック・ワールド 復活の大地 市丸よんさんの映画レビュー(感想・評価)
みんな、ゆっくり、うしろを振り返る
いかにも「映画」的な演出だよね。さすが、スピルバーグ総指揮、良くも悪くも映画的演出のオンパレード。
良い意味では、「安心感」だよね。「エゴ」は滅び、「子ども」は生き残る。そして、中盤までは、おどけたセリフが飛び交う。ね!わかりやすい!夏休み、恐竜、ということで、ちゃんと子どもでも楽しめる内容になってるね。
一方、それを「子ども騙し」と受け取ることも、できるんだよね。まず、子どもは絶対死なないから、どんなに危なくても「安心」して見てられるしね。
ラスト、ダンカンがみんなを守って恐竜を引きつけるんだけど、これ、単発物だったら死んでたよね。「ありがとう!ダンカン!あなたのおかげで助かったわ」って。でも、「新章の始まり』ってことは、まあ、3部作くらいはいくんでしょ?それなら、「死なない」よね。ラスト恐竜の子ども連れ帰っちゃうのも、次への伏線とかに、なるんじゃない?ってね。
冒頭のヨット家族とモササウルスの遭遇は、「ジョーズ」っぽくてさ、「あー、スピルバーグぅ」ってなったよね。
スカーレットヨハンセンがすごく良かったね。ブラックウィドウから一皮剥けた感じでぐー!少し体格を太くしたのは役作りかな?
で、★5つけられない理由は、と。まず、行きの船内での「過去話」、いらないよね。ストーリーに絡まないし。それに、ヨット家族の彼氏の「ぐうたらに見せてやる奴」的なキャラも必要ない。ここら辺で「家族臭」させるのがなあ、という感じ。あと、エンドロールで、もっとズバーンとテーマ曲かけてほしいなあ。名曲なんだからさ。なんか中途半端なエンドロールな感じでモヤモヤしたんだよね。あと、「異種間交配」の「怪獣」的なのは出さなくてもよいよね。主な目的の「3種DNA採取」が意外と簡単に取れたのは、、、、
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