「過去作も含めて全部好きなんだけど…」ジュラシック・ワールド 復活の大地 もういくつ寝ると…さんの映画レビュー(感想・評価)
過去作も含めて全部好きなんだけど…
実は、スカーレット・ヨハンソンて誰?状態だったので、ほぼ知らない俳優ばかり、予告編以外情報を得ずに吹替版で観てきました。
何も考えずに観ることをお勧めします。
原点回帰…って宣伝して、エンドロールでもマイケル・クライトンに言及しいるものの…
そもそも小説版「ジュラシックパーク」は、人間の最先端技術vs大自然の生命力…マルコムのセリフ「生命は生きる道を探す」に象徴される…がテーマだ。(三十年?もっと前?に読んだ時の記憶なので正確ではないかも)
私の記憶では…小説版の終盤はパークの管理システムの復旧に重きを置いていた。
だから…読後に映画版を観たときは、こんなんだっけ?(今なら原作改悪と炎上してただろう…)って思いながらも、よりエンタメに徹した映画に納得もした。
続く「ロスト・ワールド/ジュラシックパーク2」も同様に小説版のテイストは薄めらてはいたが、そこはエンタメ、ティラノサウルスが街なかを闊歩する映像に心奪われてた。
パ3以降、今作までの作品はクライトンの原作ではない。
「パ3」は監督が代わったせいか、とても軽く明るいノリだった。一人でジャングル生活を送る少年は「1」の…生命は生きる道を探す…に通ずるものがある。
「ジュラシックワールド」はある意味「パ1」のリメイクであり、回答だった気がする。
ラプトルをコントロール出来るのは先端技術ではなく、オーエンの愛?しつけ?技?…「ワ2」では恐竜たちを解放させて「ワ3」では人間と恐竜との共存にも言及しいる。
「パ1」でグラントが「6500万年の時を隔てて両種が共存、どんなことが起こるのか?」と言ってたことへの一つの答えだ。
6作を通じて、原作、あるいは「パ1」への何らかの回答をしていると私は思うのだが…
「ワ1〜3」では大きな間違いを犯していると私は勝手に思ってます。
1つは恐竜の遺伝子を操作したハイブリッドの設定、もう1つはサイトBを火山噴火で壊滅させたこと。このことが今作での私のう〜んの元となる。
で、やっと今作の話。
ハイブリッドの実験、育成を全く別の島(イスラ・ヌブラル島でもサイトBでもない)で17年前、インジェン社が行っている…
この島は何?「ワ2」で火山から恐竜たちを必死に救助したのに…
そもそもハイブリッドの設定とサイトBの壊滅を「ワ」でしていなけらば…こんな苦しい設定は不要で…
などと思いを巡らせながらも…夏休みエンタメ映画としては良いんじゃないですかね。
今回、ラプトルの活躍はなく、ティラノサウルスも川のシーンだけで…ラスボスはハイブリッドではなくティラノサウルスなら良かったのに…
でもモササウルスは大活躍。
また、救助されて巻き込まれる家族の話がオモシロイ。予告編には余り登場してなかったような…。この家族だけの話にして、一般人がどうサバイバルを遂げるかを掘り下げたほうがクライトンへのリスペクトになったと思われる。
新シリーズ序章とあるけれど、次に島へ行く理由をどうするのだろうか…と心配をしています。
ダンカンを主人公にしたらオモシロイかも…。
何年後になるかは分からないけど…また、観に行くんだろうな…
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