「スカヨハvs恐竜、はそんなにメインじゃなかった」ジュラシック・ワールド 復活の大地 yudutarouさんの映画レビュー(感想・評価)
スカヨハvs恐竜、はそんなにメインじゃなかった
『ジュラシック・ワールド』の新作、もうクリス・プラット出ないのかとかストーリーは終わってたんだっけとか思ってたら今度はスカーレット・ヨハンソンvs恐竜と知って、それなら観るかな~というぐらいのテンションだったが、息子も観たいというので観てきた。監督がギャレス・エドワーズだというのはクレジットで初めて知った。『ゴジラ』をやって、『ジュラシックパーク』の新作に辿り着くとか『モンスターズ』の監督として最高のキャリアだろうなと思いつつ、少し前にWOWOWで観た『クリエイターズ』がなかなかヤバかったので不安も浮かんだが、大画面で恐竜を見せてもらうとそれだけでテンション上がるし、ジョン・ウィリアムズのテーマが流れたら燃えるし、恐竜の巨大感の演出は流石にバッチリで、ストーリーも恐竜巡りをするための最低限に抑えてるしで十分楽しかった。人間の尺度の通じない恐竜世界なのに死ぬべきキャラが死んで、生きるべきキャラが生き残るというのはどうなのとも思うが、まあ夏休み恐竜映画だからいいのかな。ただオリジナルのモンスターをボスキャラに設定するのは、今までのシリーズでもやってたけど、ちょっと不満。ラスボスはもはやエイリアンじゃん。やっぱり『ジュラシックパーク』は実在していた恐竜でやって欲しいというのがあって、今作でもせっかく陸海空の恐竜巡りのストーリーなのだから、そこの恐竜でギリギリのスリルを見せて欲しかった。他にもスカーレット・ヨハンソンvs恐竜をもっとフューチャーしてくれとかマスコットのミニ恐竜をどう使うのかと思ってたら特に意味が無かったとか、色々不満があるにはあったけど、海や川でのモササウルス、ティーレックスの暴れっぷりの満足感からすれば、そこら辺は些事ではあるかな。ギャレス・エドワーズはやっぱりメカよりモンスターだね。
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