「グラフィックが綺麗、それだけ」ジュラシック・ワールド 復活の大地 三角さんの映画レビュー(感想・評価)
グラフィックが綺麗、それだけ
言いたい事がありすぎるが、スカヨハに使いすぎて予算が無くなったのか…?
素人でも、あれ、ここはお約束じゃ?て事が起きなかったり。モサに照準合わせて一度宙吊りになった時、その体制からでも仕留めてくれるスーパースナイパーを期待した。
モヤったのが漂流家族の描かれ方。
本国では寧ろ食われ役じゃなくメインキャラにヒスパニックが!と好意的な反応らしい。
戦闘のプロや専門家であるアメリカ人と対照的な、戦闘力ゼロでヘルプヘルプと終始困ってるだけの幸運家族。彼らからは犠牲者を出さず、前線の米国人が次々と退場。勝手に合流しておいておんぶに抱っこ。時の大統領に忖度しているのかと邪推してしまうほどに露骨に無能だ。
連れて行かずにルパートが他言しないと一筆書かせてどっかの港に降ろすべきだった。もっと言うと父親は最初で退場してもよかった。川で娘達を命懸けで守る行動を取らないのは何故?足痛いから??
これまでのシリーズで出てきた子供キャラは、体操技で撃退したり一人でサバイバルしてたり、子供なりに恐竜オタクで博識だった。今回は餌付け・誘拐・連れ去りとNG連発、最後は頑張っていたがプラマイゼロである。
唯一好意的に見られたのはちゃらんぽらん彼氏だが、あれは家族がダメダメ過ぎて相対的にマシに見えただけか。実は射撃めちゃ上手いとかさ、(ゲームで鍛えたとか言って)傭兵のピンチを斜め上から救ってくれてもよかったのに。
多くの人はモンスター恐竜に批判的なようだが別にあれはいい居ても。しかしインドミナスの狡猾さや恐ろしさと比べると、あいつらって何が出来たの?どんなふうに凄い研究成果なの?何と何が入ってるの?当時を良く知っていて悔やんでる研究所関係者(ドア開けてあげなかった彼女とか)とかが登場しないから存在意義が謎のまま。
そして退治されない……泣
最後なぜ追い付かれない?まさか泳げないのか?他の恐竜とコミュニケーション取ったり、その色々詰まってそうな頭でなんかすげー事してくれないの?
あんなにおぞましいくせに、アイツを痛めつける存在が居らずカタルシスが無い。ティラノ氏がUSJの置き物みたいに岩に顔挟んでガブガブする、ヒスパニック家族を驚かすだけの装置として消費されてしまったから。ラプトルも雑魚すぎて悔しい。
モサは迫力あって興奮したが、やっぱり鯨モーションすぎる。恐ろしさが感じられない、鯨だから。青いボディーと縦に絶望的に開く口が懐かしい。
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