「いい部分も悪い部分も」ジュラシック・ワールド 復活の大地 1111さんの映画レビュー(感想・評価)
いい部分も悪い部分も
前作の新たなる支配者で物語に区切りがつき、もう新しい作品は作らないのかなと思っていた中での新作だったので嬉しい気持ちがあったが、不満点もそれなりにあった。まず体感的に恐竜の登場時間が少なかったのではないかと感じる。種類もそこまで多い訳でもなく、Dレックス以外の恐竜は1度出てきたら再登場はほぼなかったはず。あのTレックスでさえも中盤に出てきた後は再登場しなかった。恐竜のビジュアルもかなり変わっており、スピノサウルスのデザインはまだ納得がいくが、モササウルスがどうにもクジラっぽく見えてしまった。デザインと言えばミュータント恐竜であるDレックスも中々のインパクトがあるが、インドミナスなどの異形な姿をしている恐竜は個人的には好きなためアリだと感じた。しかしこれ程特徴的な見た目をしているにもかかわらず出番が少なすぎる。詳しい誕生秘話なども語られなかったし初めと終わりに少しばかり登場するだけである。Dレックスはもっと掘り下げて欲しかった。終わり方もなんだか納得がいくようなものではなかったので消化不良感がある。しかし当然悪い部分だけでなく良い部分もあった。自分は今までの作品を全て見てきたので、それらの作品のオマージュが出てきた時は嬉しかった。特にジュラシックパークのオマージュが多かったように感じる。陸海空の恐竜達(内2匹は恐竜じゃないけど)とのバトルは緊張感もあったしかなり迫力もあって楽しめた。ただ、家族チームの子供が抱えていたドロレスがなんの活躍もしなかったのがなんだかなあと思ってしまった。決して面白くなかった訳では無いが、物足りないという印象が残っている。恐らく続くと思うので次に期待したい。
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