「夏休みにぴったり!」ジュラシック・ワールド 復活の大地 ゆゆゆんさんの映画レビュー(感想・評価)
夏休みにぴったり!
ストーリーは単純明快•命がけのサバイバル。
ワールド3部作を終えキャストを一新した作品として、シリーズを知らない完全初見の人でも楽しめる仕様でよかったと思う。
何となく作品全体の雰囲気はパークⅲに似ていると感じた。
ジュラシックシリーズの好きなところは、恐竜パニック映画でありながら、人間の傲慢さ・生命倫理感・遺伝子改変の問題提起などがストーリーに組み込まれていて、観ている人に問いかけるような作りが好きなのだが、今作でも博士との会話を通しゾーラの心境の変化が描かれていたのは高評価。
上陸後は一家とゾーラ一行が別行動で話が進むためテンポ感がイマイチと感じた部分も多少あり。
また恐らく目玉の遺伝子改変恐竜のD-REXだが、見た目がクリーチャーで恐竜なのか…?といった不気味さがあり、ラスボス枠かと思いきや戦闘シーンは少し拍子抜け感があった。
対して一家とT-REXのシーンは制作陣のT-REXへの愛を感じたというか、ジュラシックシリーズにおけるT-REXという存在の大きさを表す友情出演シーンのようだった。
個人的にはシリーズの続編としてはワールド1作目が素晴らしすぎたため、過去のシリーズを見てきた人の今作はイマイチという感想が多いのも理解。
もう少しゾーラや1人1人の深掘りがあればよかったかなと思う。
ただ非常に悪い点があったわけでも、ストーリーが退屈な駄作というわけではない。
少し内容が重たかったワールド3作目に比べれば、むしろ単純な恐竜パニック映画として気楽に楽しく観れるので、夏休みに子どもとふらっと見るのにおすすめできる作品。
ジュラシックシリーズは大好きなので、これからも続いてほしいと思う。
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。