「予告編を見るたびにハラハラして盛り上がってたせいか、もう本編では思ってたほど盛り上がらなかった。でも迫力はあった。」ジュラシック・ワールド 復活の大地 マサヒロさんの映画レビュー(感想・評価)
予告編を見るたびにハラハラして盛り上がってたせいか、もう本編では思ってたほど盛り上がらなかった。でも迫力はあった。
1作目は見たが、その他の作品は見たり見なかったりで、内容も覚えていない。
さて本作、予告編を映画館の大画面で見るたびに、人を襲う恐竜の大迫力と恐竜に襲われてるヤツの絶体絶命の超ヤバそうな描写にハラハラドキドキした。
たった1分ぐらいの予告なのに毎回けっこう盛り上がってた。
だから、「こりゃもう本編なんか,どんだけハラハラドキドキ盛り上がっちまうんだよ。まったくホント見当もつかないよ」と大いに期待してた。
ところがである。「ありゃりゃ? 予告編ほどハラハラしなーい」のである。
理由は明らかだ。予告編では襲われているヤツが助かるかどうかが分からないからハラハラするが、本編は恐竜に襲われているヤツが助かるか喰われるかが、ほぼ確実に分かるからだ。
このシリーズは、出演者の物語上の立場によって助かるかどうかが、かなり分かってしまう。
予告編では襲われてる人の立場は分からないが、本編ではそれが分かる。
とりわけ100パー助かることが分かってるメンバーが、いくら恐竜に襲われ絶体絶命のピンチに陥ってても、少しハラハラするだけで安心して見守ってしまう。
恐竜に襲われて、 ”助かる” ↔ ”喰われる” の基準は次の4とおり ♪ヽ(´▽`)/
① まず主役、いい人で助かる (^^)。
② ファミリー枠、パパ、ママ、子供は食われない。お子さまは言うこと聞かないワルイ子でも食われない (^^)。
③ 脇役、イイワルイ無関係で恐竜に食べられてしまう。このグループのメンバーは、わりと前半でいなくなるのか、後半までやられずに粘るのかが分からないので、1番ハラハラする (  ̄▽ ̄)
④ 1番悪いヤツ( = 恐竜で,ひと儲けしようなんて企む極悪人?) は、バチがあたって最後に喰われてしまう (/--)/
ところで今回、極悪人にされた④番さんだが、実は善人である。
なにせ恐竜のDNAを使った創薬で人類に貢献しようと企画立案、出資までした人物だ。
しかも、こんな命がけのミッションは、部下のトム・クルーズ(???)にでもやらせればいいのに、自ら出向いていって危険な環境に身をさらす情熱的なナイスガイだ。
そもそも言い出しっぺの彼がいなければ、今回の冒険譚もなかった。だのに、なんか今回悪いヤツがいないんで、船から落ちそうな娘を助けず見捨てたエピソードをムリヤリこしらえて、強引に彼を極悪人に仕立て上げた格好だと思った。
彼が生きていたとしたら、未必の故意で殺人未遂に問われたかもしれない。そしてもし世界中の科学者に渡された今回のDNAが人類に多大な恩恵をもたらしたとしたら、そのとき彼は医学の進歩に尽力した立役者の1人として称賛されるのだろうか?
極悪人が人類に尽くしたとは奇妙なコトだ。
あと話は変わるが、妹になついた赤ちゃん恐竜(名前忘れたよ)について思ったことが2つある。これは絶対みんな思ったとおもう。
・まず、赤ちゃん恐竜のおかげで助けらるエピソードがなかった件。
赤ちゃん恐竜に助けられるなんて、全然リアリティーがないが、映画としては、みんな絶対見たかっただろうと思った。しかし、そんな展開にはならなかった。
もうこの赤ちゃん恐竜は、いったい何のために出てきたんだ(@_@;)?
・それから、妹が赤ちゃん恐竜を持って帰る件。
ダメだろー( `Д´)/
だいたい赤道付近でしか恐竜生きられないとか言ってたし、仮に生きられたとしても生態系に悪い影響を及ぼすかも知れないと思った。エサどうすんだろ (^^)。
今調べたら、
「外来生物法は、生態系や人の生命、身体、財産に被害を及ぼす恐れのある外来生物の飼育、輸入、移動などを規制する法律です」ってのがあった。
ヤッパ勝手に持ち帰っちゃ色々まずいだろう。
「おーい、赤ちゃん恐竜ぅ~、大っきくなったらアメリカで暴れろー」 (^^)。
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