「スケールの大きなドクターモローの島。」ジュラシック・ワールド 復活の大地 カツベン二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
スケールの大きなドクターモローの島。
恐竜が人類と共存しているはずだったが環境に適応できず、赤道付近の環境下以外では生きられず、日常的に大型恐竜が都会のど真ん中で息絶えるような「大怪獣のあと始末」みたいな世界。
毎回ほんのちょっとした事で取り返しのつかない凄まじいトラブルを起こしてしまうが、いい加減危機管理対策をしっかりとして欲しいと思う。
今どき食品工場でも異物混入を避けるために作業者は不要なものの持ち込みを禁じられているのに、より厳格な生物研究所でいい大人がスニッカーズ食いながら現れ、場内に入る直前に包み紙を捨てるってもう少し違う設定はなかったのだろうか。
さらに包み紙1枚で全てのシステムがダウンするって脆弱過ぎにも程があると思う。
陸海空それぞれの恐竜から血液を採取しろって、おとぎ話感エグ過ぎなやっつけ脚本にはちょっと萎えたかも。
キメラみたいなモンスターが数体登場したので恐竜よりも怪獣が大好きなギャレス・エドワーズならではと思いつつも、T-REXが最強であって欲しいと思っている自分としては少しだけ残念な気持ちになった。
ラスボスはH・R・ギーガーのエイリアンを思わせアメリカ人が大好きな造形?
でもせっかく恐竜の島に行ったのだからもっと恐竜をたくさん出して欲しかった。
嫌なやつとモブキャラはしっかりと消え、主要キャラと自ら発煙筒で囮になった者は結局サバイバーとなるという不文律はしっかりと踏襲されており、まあまあ気持ちよく観ることが出来た。
吹き替えだったがスカーレット・ヨハンソンの声に違和感しかなかった。
でも松本若菜さんだったのでOKとしよう。
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