「観てる間はとにかく楽しめる」ジュラシック・ワールド 復活の大地 じゅんぢさんの映画レビュー(感想・評価)
観てる間はとにかく楽しめる
もうこのシリーズはスピルバーグが金儲けのために作って、その利益で「シンドラーのリスト」などヒットは難しいけど、撮りたい映画を作っているシリーズと言って良い。
だから観客の期待に応える事が最優先の案件映画。その意味では今作も観ている間だけは存分に楽しめるので、入場料2200円は損させない。それだけでも、もの凄い才能と労力が必要なわけで、それをシリーズ全ての作品で達成させてる事は賞賛するしかない。
ギャレス・エドワーズ監督は特撮は確かに得意で、今作は短期間の撮影で比較的低予算なので、特撮技術は前作のトレボロウの3部作に比べるとよく見ると少しチープ。照明やカットなどの編集技術もあるが、それを感じさせない演出は確かなものがある。
でも「ローグ・ワン」や他の特撮映画を観ても分かるが、とにかく人間描写が下手なせいで退屈で盛り上げに欠ける演出。今回も家族の方の話が無駄話にしか見えない凡庸さ。もちろん夏休みにこの映画を観に来た家族連れが感情移入しやすいようにの設定なのだが、これは脚本の弱さもあるが演出で繊細な家族愛を描いてればかなり印象は変わったはず。
観賞後はすぐさまどんどん記憶から消えてしまう程度の映画だけど、夏休みらしい大作なのでぜひお金を使って映画館で観て、そのお金が生み出す未来の傑作を期待しよう。
