「『この世界なりのリアリティ』が欠けている」ジュラシック・ワールド 復活の大地 サイレンスさんの映画レビュー(感想・評価)
『この世界なりのリアリティ』が欠けている
言うまでもなく架空の作品だし、
予告編とか諸々見て知っていたので
今さら『あれは恐竜じゃない~』とか
わかりきった事を言うつもりもないけど
フィクションの世界にだって
その世界なりのリアルやルールがあるはず。
しかし今作にはそこの作り込みや
そこに生きるキャラクターたちの心の機微が
甘く描かれているよう感じられた。
とりあえずその点も含めて
気になった所をザッと箇条書きにすると
・家族を助けたいのか別にそこまで気にしてないのか、
ほとんどが金を手に入れる事が原動力だったのに
急に改心しだしたりと、
心の動きがよくわからない主人公
・恐竜に囲まれてピンチのなか大声で喜びだす恐竜博士
・まだ助かっていない状況で拳銃チラつかせて孤立したり、
ヘリがまだやられてないのにヘリは無視して
一目散にボートへと向かう悪役
・都合よく助かるも、明るさを察知する敵がいるのに
照明灯をずっと振り続けてる元軍人の助っ人
・静かにしなきゃいけない状況で大声出しまくる家族
・特に何か意味があるわけでもない、妹が連れ帰った子恐竜
・もはやチョイ役と化したT-REX
・そんなT-REXの代わりに本作のメインとなりながら、
動きも鈍く対して驚異に感じられない
ミュータントデカ恐竜
・スニッカーズの袋一枚でシステムダウンするセキュリティ施設
・そこまで盛り上げらない所で流れるおなじみのテーマ曲
・死にそうな人間が死に、
生き残りそうな人間が生き残る平凡な展開
・中盤くらいまでは慣れないスカヨハ役の吹き替え声優
と、とりあえず思い付いただけでもこれだけあります。
のちに追記するかもです。
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