「ジュラシック・シリーズとしては別物のモンスター・ムービー」ジュラシック・ワールド 復活の大地 bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)
ジュラシック・シリーズとしては別物のモンスター・ムービー
最初の『ジュラシック・パーク』を観た時、本物の恐竜が目の前に現れ、スピルバーグの夢物語に、大いなる衝撃と感動受けた。その後、シリーズ6作が製作され、それぞれの物語の中に、人間の欲深さと管理には決して屈しない、自然の産物である恐竜の逞しさと恐怖が描かれてきた。本作でも、多くの恐竜が登場し、その恐ろしさを前面に出し、そこから逃げ惑う人間とのサバイバルを描いている。
本作は、『ジュラシック・パーク』のスト―リーを受け継ぎ、嘗て恐竜の極秘研究施設があった島が舞台となっていたが、キャストは一新。スカーレット・ヨハンソン演じる特殊工作員・ゾーラを中心にした傭兵部隊と古代生物学者と秘密任務にあたる薬品会社の社員、そして、恐竜に襲われた所を救助した家族が登場し、これまでの関係性は全くない。但し、所々でこれまでの『ジュラシック・パーク』で、観たことのあるシーンが盛り込まれ、製作者のシリーズへのオマージュは、感じ取ることはできた。
本作では、人間ドラマのシーンは抑え気味で、次から次へと、恐竜が襲い掛かる恐怖を中心に描かれていた。登場人物たちが、危機一髪のところで、何度も切り抜けたり、中には恐竜の餌食となったりするシーンも含めて、ハラハラと飽きさせない展開ではあった。しかし、何となく、当初の『ジュラシック・パーク』の本質とは、違う感じがした。多分、レビューの点数評価を見ても、同じ様な感想を抱いた人も多いのだろう…。
その理由として、本作では、恐竜界のトップスター・ティラノザウルスは、前座に置かれ、これまで主役級で活躍してきた、鍵爪ハンター・ヴェラキラプトルの登場シーンも殆どない。その分、本作の目玉の恐竜は、遺伝子操作で生み出された新種の恐竜『D-LEX』。しかしその風貌は、恐竜というよりは、エイリアンを想起する様な、バカでかい怪獣。また、ティタノサウルスのラブシーンは、CG任せの不自然さが目立った。これまでのシリーズでは、恐竜の大きさや動き、そのシチュエーションにはそれなりの現実味があった。しかし、本作の恐竜たちに、そうしたリアリティーさは残念ながら感じなかった。
本作では、モササウルス、スピノサウルス、ティラノサウルス、アクイロブス、ティタノサウルス、ケツァルコアトルス等、数多くの恐竜は登場するが、もはや、『ジュラシック・シリーズ』とは別物の、サバイバル・モンスター・ムービーの様な感じがした。
出演者は、スカーレット・ヨハンソンの相棒の賞金稼ぎに『グリーンブック』や『ムーンライト』でオスカーを獲得したマハ―シャラ・アリ、古代生物学者には、『ウィキッド』にも出演していたジョナサン・ベイリー、欲深な薬品会社社員をルパート・フレンドが務めている。
映画LOVEさん(^^)本来のジュラシックパークとは、かなり方向転換してしまい、単なるモンスター映画に成り下がった感じは否めないかな
D-LEXに関してはB級エイリアンと言っところでしょうか…
お早う御座います^ ^
ジュラシックシリーズも始まってからだいぶ経ちましたね♬初回ではT-Rexがラスボスだったのに…時代に取り残された感が拭えませんがw このシリーズはどこに向かうのか⁈でしたね。
トミーさん(^^)いつもコメントありがとうございます😊
ジェラシックは、一体どこに向かうのか…?スピルバーグも関わっていたのに、『なんかなぁー』って感じで、B級モンスター映画みたいだった
共感ありがとうございます。
やはり第一作オマージュ要素かなり感じますよね、スニッカーズも第一作のデブからなんでしょうが、盛大に自爆しましたね。
ギャレス監督は怪獣の交尾必ず挿れますね、変態?
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。