「観終わってゾッとした映画」啓示 ななやおさんの映画レビュー(感想・評価)
観終わってゾッとした映画
「啓示(けいじ)」とは、神や超越的な存在が人間に真理や神秘を明らかに示すことを意味します。
怖いけど見応えのある映画でした。字幕版、吹替版で2回続けて一気に観てしまいました。2回観終わっても、ラストに留置所で神に見える壁の絵を擦ったら悪魔になった時のソン牧師(リュ・ジュンヨル)の感情が分からない。だって笑ってたもん…🙄きっと反省はしてないよね。それ一番怖いよね。悪いことしたのに悪いことしたって自覚ないんだもん。それとは対照的に、警察官のイ刑事(シン・ヒョンビン)は最後の最後に悪魔の囁きに打ち勝ちました。諦めずにシン・アヨンを助けて、きっと妹の悪夢からは解放されたんだろうな。終始両手で顔を覆った指の間からうっすらと観ていたい、そんな気持ちにさせる映画でございました。
人は判断に迷った時、最後に神任せにすることが往々にしてあります。しかし神任せといいながらも聞く前から答えが決まっている事が大半。なぜなら人は自分が見たいように目の前の世界を作り上げるからです。
神の啓示=自分のエゴ
だとしたら、
一体どうしたら本当に正しい選択ができるのだろう?
コメントする