劇場公開日 2025年4月18日

血戦 ブラッドラインのレビュー・感想・評価

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3.0のっけから色々雑かよと思ってたけど こっちのスタイル方の映画かと思...

2025年4月24日
PCから投稿

のっけから色々雑かよと思ってたけど
こっちのスタイル方の映画かと思ってからは楽しめたw
てことでストーリーは最初あえてだと思うけど
謎めいた感じで進んでいくのが人によってはもどかしいかもしれないが、絵面やアクションが徐々に跳ね上がるのでB級好きはアリかな。

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とりから

3.0フィンランドの鬼才が放つ、ゴア描写満載バイオレンスアクション

2025年4月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

難しい

【イントロダクション】
刑務所から出所直後の主人公が、裏社会のクラブで用心棒として勤務する事になり、壮絶な戦いに巻き込まれるバイオレンス・アクション。
監督・脚本・編集は、短編映画でキャリアを積み、本作が長編作品デビューとなるフィンランドの鬼才、イサ・ユシラ。

【ストーリー】
フィンランドの裏社会に君臨するリンド三兄弟。ある夜、三男のニコ(ヤルモ・プッキラ)が駆け付けると、次男のミカエル(アリ・サヴォネン)の家族が襲撃され、殺害されていた。ニコは、残されたミカエルを優しく抱きしめる。

カイリモスキ刑務所での刑期を終え、ユハ・カイヴォラ(ジェレ・サアレラ)は出所の日を迎えていた。外で待っていた仲間から、とある「クラブ」の用心棒の仕事を紹介され、リンド三兄弟の長男・ジョン(イルッカ・コイヴラ)と会う事になる。

採用されたユハは、ジョンと共に郊外の森に佇む屋敷に赴く。そこは、一見すると酒、女、ドラッグを提供する会員制のクラブである。

勤務初日にして、クラブを経営するリンド三兄弟の様子に怪しさを感じるユハ。すると、怪しげな4人組がクラブに来店してきた。彼らは磁気チェックを潜り抜け、ベルトや髪留めにナイフや武器を忍ばせており、突如客や用心棒を無差別に襲い始めた。

やがて、裏社会の掃除人バレット(ガレス・ローレンス)が武装した部下を引き連れてクラブにやって来た。迎え撃つジョンは銃弾の前に倒れ、バレットの目的を察知して息を引き取る。

襲撃を躱して地下に逃げ込んだユハは、このクラブには秘密があると踏み、ニコに問い質す。このクラブは、地下では顧客の依頼に応じて監禁や拷問も行う場所だったのだ。そして、バレットは連れ去られた弟の奪還に来たのである。

バレットはクラブの破壊の為、部下に屋敷に爆弾を仕掛けさせる。窮地に立たされたユハとリンド兄弟、コールガールのジェシカ(カトリーナ・ラヤニエミ)は、屋敷からの脱出を試みて、命懸けの死闘に身を投じていく事になる。

【フィンランドの鬼才が魅せる、容赦ないゴア描写!】
イサ・ユシラ監督作品の最大の特徴は、容赦ないゴア描写にある。夥しい量の流血、気持ち良く潰れ、弾ける人体破壊描写の数々は、クエンティン・タランティーノ作品を彷彿とさせる。

これまで、短編映画でキャリアを積んできたイサ・ユシラ監督。幸いにも、日本ではYouTubeで「アルモ98」チャンネルが過去作品を期間限定公開してくれているので、全作網羅した状態で今回の鑑賞に臨んだ。

イサ・ユシラ監督の短編作品は以下の通り
『ゴアマゲドン』(2011)
『ゴアマゲドン2』(2014)
『ホームカミング』(2018)
『ファイト・ライク・アクションヒーロー』(2019)
『プッシー・ウィズ・ウージー』(2021)
『デッドエンド・ディライツ』(2022)
『リスキー・ビジネス』(2024)
『ラスト・コンボイ』(2024)

個人的には、マイケル・ダグラスの『フォーリング・ダウン』(1993)を彷彿とさせる、鬱屈した青年の怒りの爆発を描いた『ゴアマゲドン』と、本作のような裏社会の人間同士の裏切りと復讐を描いた『ホームカミング』がお気に入り。

本作でも、その持ち味を存分に活かした描写の数々を堪能する事が出来る。
石膏像の破片で相手の顔を殴り付け、ザクロのように潰す。ノコギリタイプのナイフで相手の腹から下を裂く。相手の腕をへし折って骨を露出させる等々。
中でも特に強烈なのは、有刺鉄線の巻かれたボクシンググローブと、その有刺鉄線を引き剥がして絞殺の要領で相手の上顎から上を引き裂くクライマックスの描写だ。
とにかく、気持ち良いくらいに人が死に、その殺害方法の容赦なさは映画映えする。しかし、振り切ったゴア描写は作り物感も凄く、決して痛々しいだとか気分が悪くなるという事はなく、寧ろコメディのようにすら映る。そうした面でも、イサ・ユシラ監督の描くバイオレンスはタランティーノと通じるのだ。

【感想】
しかし、そうした気合いの入ったゴア描写こそ目を見張るものがあるが、肝心のキャラクター描写やストーリーテリング、アクション演出はまだまだ素人の域を出ていないように感じた。これは、短編作品時代から感じていた部分であり、ゴア描写に力を入れるあまり、肝心の物語の構築技術は、いくら作品を重ねようと磨かれていない印象。

ストーリーの項目を執筆する際、キャラクターやストーリー展開を理解しやすいよう、情報を整理して書いたのだが、実際の映画では登場人物達の関係性が分かりづらく、物語に入りづらかった。

また、演出によるキャラクター配置も分かりづらく、決して大きな建物ではないはずなのに、登場人物達がそれぞれどの位置に居るのか非常に分かりづらかった。
この辺りについては、ジョンや用心棒仲間がユハを案内するという形で、もっと分かりやすく観客に建物の構造を説明する等の工夫が欲しかった。本作は籠城モノであるが、位置関係の分かりづらさが個々のキャラクターを全く別の閉鎖空間に居るかのように思わせ、同じ建物から脱出するという連帯感をクライマックスになるまで抱けなかったのは勿体なく感じた。

決して広くはない閉鎖空間にも拘らず、襲撃者が中々主人公達の前に現れなかったり、探索を十分にせず相手を見過ごすというのは御都合主義だと感じた。

主人公であるユハの魅力が乏しく、物語を引っ張っていけるだけの力が無い。
また、リンド三兄弟の設定も複雑で、すぐには兄弟だと理解出来ない。家族を得た事で裏社会から足を洗おうとした次男ミカエルを巡って、ジョンとニコが共謀して彼の家族をバレットに命じて殺害した事も、点と点が線で繋がる快感に乏しく、構成の不備が目立っていた。だから、ラストで覚悟を決めてクラブと共に自爆する兄弟の姿を見ても、込み上げるものが無かったので残念。
唯一魅力的に感じられたのは、襲撃グループのリーダーであるコッチ(ヴェーラ・W・ヴィロ)だ。腕っぷしの強さに加えて、殺しを楽しむという快楽主義者としての立ち振る舞いが印象的。ユハに腕を折られ、ジェシカに消化器でトドメを刺される最期も、それまでの非道な行いに対する報いとして◎。

バイオレンスを描くには、アクション演出もまだまだ研鑽が必要に思う。「何処かで見たことのある動き」のトレースにしかなっておらず、また動きものっぺりとしており、決して迫力やスピード感を感じさせる魅力的なものとは言い難かった。但し、クライマックスでのミカエルとバレットによる、白雪を血で真っ赤に染め上げての殴り合いには光るものがあった。

ユッシ・フータラによる音楽は良く、要所要所で効果的な盛り上がりを演出していた。

【監督の持ち味と親和性の高い題材選択】
ゴア描写は、バイオレンスというジャンルと親和性が高いが、本作では登場人物の背景を複雑にし過ぎたあまり、ストーリーとゴア描写が別々に存在しているかのような印象を受けた。
もっとシンプルで良いのである。

となると、イサ・ユシラ監督はゾンビモノを撮ってみるべきなのではないだろうか?
ゾンビ映画ならば人体破壊描写も映えるし、既に一大ジャンルとして確立されているので、ある程度の設定を省く事も出来る。設定を複雑化せずとも、本作の主人公達のように「生き残る」という最大の目的が、物語を常に牽引する。

監督、次回作はゾンビモノなど如何でしょうか?
温めているという『ファイト・ライク・アクションヒーロー』の長編映画化は、もう少し長編映画でのキャリアを積んでからの方がよろしいかと。

【総評】
監督お得意のゴア描写は遺憾なく発揮されつつも、それ以外の物語を構成する要素の技術が乏しく、結果的に何が何だか分かりづらい作品になってしまっている。

ストーリーテリングやキャラクター描写、アクション演出と、課題は様々だが、今後更なる研鑽を続けて、いずれフィンランドを代表するトップクリエイターとなる事を期待したい。

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緋里阿 純

3.0ちょっとよく分からない

2025年4月20日
iPhoneアプリから投稿

血がドバッ殺しまくるだけの映画。

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Oyster Boy

3.0血戦 ブラッドライン(映画の記憶2025/4/20)

2025年4月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

興奮

ツイてない主人公系アクション作品か。謎部分は伏せつつだがストーリーが割としっかりしてるけど、、、個人的には好きな方。

ガンアクション見るというより、設定上やりくりを見る感で楽しむと言ったところ。なので、ジョン・ウィックとかをイメージするのは違う。
刑務所出た後の初出勤がこれはキツイわw

まぁ頭使わずにそれなりに楽しめた。
(個人的評価6点/10点中)

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motorad_kira

2.5わざわざ着替える引き篭もり

2025年4月20日
Androidアプリから投稿

単純

興奮

秘密のクラブで警備の仕事をすることになった男が、勤務初日に襲撃を受けて闘う話。

刑務所を出所して、友人に紹介されたクラブで働くことになり巻き起こっていくストーリー。

なんだかスカした安っぽいセリフや煽りでハードルが下がる中、何でだか良くわからないけれど兵隊がーとなって行くw

一々油断し過ぎだったり、ムダ弾撃ち過ぎだったり、なぜだか急に破壊力増々になったりが頻繁にありつつ、コミカルさゼロでハードボイルド風にみせて行き、時々なかなかのゴア描写を絡ませていく感じで、ストーリー的にはこれと言うほどのものはなかったけれど、わかりやすいあし尺がムダに長くないしなかなか良かった。

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Bacchus

3.0しぶとい奴ら

Kさん
2025年4月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

裏社会vs 傭兵軍団
大好きな血まみれゴアアクション!

仕事初日での巻き込まれ具合が
あまりにも不憫すぎる…苦笑

撃ち合いと接近戦にテンションMAX!
顔面と頭部が破壊されるシーンがいちばん好きです。
三兄弟と襲撃者の因縁が小出しスタイルなのもgood!

ステッカーもらえて嬉しかったです。
センス最高!

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K