マンジャーレ! ノンナのレストランへようこそのレビュー・感想・評価
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実在のレストランとは!
アメリカのよくあるサクセスストーリーか、と、気を緩めてやっぱりそうなるよねー、なんて思ってたら、ほぼノンフィクションなんですね。それが分かるエンディングでちょっと感動。確かに、料理は美味しそう。羊の頭も気になる。
ゴッドファーザーのあのメロディ
ノスタルジーと温かさに満ちた家族の物語だ。
序盤、
主人公ジョーイの幼少期を描くシーンでは、
やや洗練されすぎたカメラワークと、
子役の演技があざとく感じられ、
手作り感はあるが、
作品の粗さが感じ取られ、
全体的にこういう大味の作品かと思いながら観はじめた、
しかし物語は一転、
ジョーイのママとノンナの写真から、
カメラがゆっくりと引いていく瞬間から、
その様相を大きく変える。
まるでギアチェンジしたかのように、
〈大人のジョーイ〉が抱える感情や葛藤を丁寧に追いかけ始める。
「ゴッドファーザー」のコニーの結婚パーティーでママが歌う、
「Luna Mezzo Mare」が、長い尺で流れたことが印象的な事を含め、
この曲が持つ、郷愁を誘うメロディは、
ジョーイの家族への思いと見事にシンクロし、
牧歌的なイタリアという国そのものと、
おおらかなイタリア人と、
レストランという存在を強く結びつけるように作用する。
また、本作はピクサー映画「レミーのおいしいレストラン」との共通点も感じさせる。
単に料理の美味しさを描くだけでなく、
食を通して家族の絆や夢、
そして人生そのものを描くという点で、両作品には通じるものがあった。
実際にこのレストランは現在も絶賛営業中というのが驚きだ。
個性的なおばあちゃん達がいいね!
おばあちゃんの味食堂
おばあちゃんの味食堂をつくる──という実話に基づいた話なのでタリアシャイア、ロレインブラッコ、ブレンダヴァッカロにスーザンサランドンという懐かしい名前が並んだ。チョボスキー監督がきれいなシンデレラ曲線を描く多幸感あふれるファミリードラマに仕上げた。
現存するレストラン「エノテカ・マリア」では今も世界中からシェフではなくノンナ(おばあちゃん)を雇い、おいしい料理だけでなく“家族”の暖かさを提供しているという。
あきらめずにやってみよう、という気分にさせてくれるいい映画だった。
精神論において、心のこもった映画は心をこめてつくったからと解釈される。それが日本的解釈である。しかし当然だが、じっさいにチョボスキーの映画のクオリティを支えているのはその演出技量に他ならない。NONNAS(マンジャーレ!~ノンナのレストランへようこそ~)は心のこもった映画だったが、心をこめてつくったからそうなったのではなく優れた技量の監督がつくったから心がこもっているように感じられたのだ。The Perks of Being a WallflowerもWonderもDear Evan Hansenも、感動したのはチョボスキーの演出が上手だからであろう。
言うまでもなく心をこめるという不可視な作業工程は映画制作に必要がない。ところが「頑張った」や「大変だった」や「裏方が必死でつくった味噌汁」や「構想うんじゅう年」などの精神的事象が日本映画では映画品質の酌量に充てられる。・・・。
──ということを、だめな日本映画を見たあとに、まっとうな外国映画を見てしまった時系列をもっている時にはかならず言っていますのでご了承ください。
ヴィンスヴォーンは見るたび背が高いと思う人だがやはり背が高いと思った。196㎝。
ところでV=ヴをどうするかである。公的見解ではバビブベボでいいことになっていて、ヴがしっくりくるときはヴをつかうという漠然とした申し合わせしかないらしい。例えばヴィヴァルディでもビバルディでもいいし、ヴァイオリンでもバイオリンでもいいし、バージンでもヴァージンでもいいが、ビンスボーンだとすっこぬけた感じがする。だからヴがしっくりくるときはヴを使うってことらしい。つまりヴは各々主観で使うか使わないかを勝手にすればいいらしい。
ヴィンスヴォーンは生粋のイタリア人先祖を持つわけではなく、ヨーロッパ各地の血が混ざっているがイタリアの人情を感じる映画だったので、映画をより楽しく見るために簡単にイタリア人の気分になる方法を紹介しておきたい。塩をつまむ手の形をつくってそれを逆さにし手首を振ってみる。Luna Mezzo MareをBGMに流したら、もう気分はイタリア人です。
ノンナたちの年齢をしらべた。ブレンダヴァッカロが85歳で最年長、エイドリア~ンは79歳、スーザンサランドンは78歳、ロレインブラッコは70歳、だがサランドンは一回り若見えだった。
映画内でもノンナたちが飲んでいたが、ときどきわたしもリモンチェッロをつくる。検索するといくらでもレシピ動画がでてくるが、じぶんがつくるやつはどこにでもある非有機レモンで、皮だけじゃなく果汁も使って、スピリタスとかじゃなくて安い果実酒用ホワイトリカーで寝かす。邪道かもしれないが簡単で美味しい。飲むために作るのだが、酒飲みじゃないわたしにとって飲むのは二の次で、暗所に置いたレモンピールが漬けてあるリカー瓶を毎日振る過程が楽しいんだ。
タイトルなし(ネタバレ)
「綺麗なのはすべて気持ち。話を聞いてもらえてると思う事。自信に満ち溢れている時」、
この店を知っていたらね。行っていたのに。
スタテン島のフェリーはただだ。自由の女神の島に上陸しなくともめがみは良く見える。まぁ、
スタテン島はイタリア系が44%だから、東洋系の人間には敷居が高いが、器を持って食べなけりゃ、マナーもそんなにうるさくないから、是非行きたいものだ。
我が母の焼き餃子は食べた事がない位美味しい。勿論、レシピはないし。継承した者もいない。
で、結局、フランスのタイヤメーカーが出て来るのには画竜点睛を欠いてるね。
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