5時から7時までのジュヒ

劇場公開日:

5時から7時までのジュヒ

解説・あらすじ

「ひと夏のファンタジア」などで知られる韓国のチャン・ゴンジェ監督が、アニエス・バルダ監督の名作「5時から7時までのクレオ」にオマージュを捧げた作品。

医師から乳がんの可能性を告げられた40代の大学教授ジュヒ。いつものように研究室へ向かった彼女は病気について検索し、年金について問いあわせの電話をかける。やがて、4年生の女子学生ジユが研究室に訪ねてくる。一方、小さな劇場で芝居の稽古が行われ、ジュヒの元夫である演出家ホジンが俳優に何度もやり直しをさせている。その芝居はある夫妻の関係が決定的に壊れる瞬間を描いたもので、楽屋に戻った俳優たちはホジン夫妻の実話なのではないかと噂する。

主人公ジュヒが午後5時から7時という限定された時間のなかで経験する出来事を、元夫との過去と思われる演劇と並行して描きだす。主演は「眠れぬ夜」でもチャン・ゴンジェ監督と組んだキム・ジュリョン。日本では、特集上映「映画監督チャン・ゴンジェ 時の記憶と物語の狭間で」にて2025年3月に劇場初公開。

2022年製作/75分/韓国
原題または英題:Juhee from 5 to 7
配給:chocolat studio
劇場公開日:2025年3月8日

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映画レビュー

3.5チャン・ゴンジェ監督の意欲作

2025年4月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

40代の大学教授ジュヒの現実のストーリーと夫ホンジ演出の演劇の場面が交差して静かに進行していく。
ホン・サンス的とも言えなくもないが、構成と雰囲気に酔うなんとも心地よい映画体験だった。

ジュヒは乳ガンの可能性を宣告され、「わたし怖いの」と口にするが、それ程の悲壮感は感じないし、逆に他者を優しくハグし癒しを与える。まるで聖母のように。

ジョヒ役のキム・ジョリン、「眠れぬ夜」にも出ていたが、いい女優さんだ。本劇中の台詞にあったが、自然な演技なのに何故か惹きつけられ目が離せなかった。

一方韓国インディーズ界の実力者チャン・ゴンジェ監督からも今後も目が離せない。

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sugar bread

4.0なんかいい ずっと真剣にみ続けだけど、 日常生活の一部を切り取るだ...

2025年3月22日
iPhoneアプリから投稿

なんかいい

ずっと真剣にみ続けだけど、

日常生活の一部を切り取るだけといえばだけ

起承転結とかじゃなくていい3.5と迷ったけど、

こんなに最後まで夢中だったから、4でいいや

そんなにがんがん見る感じの作品じゃないんだけど、

なぜか夢中

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jung

3.0『5時から7時までのクレオ』のオマージュ作(らしい)

2025年3月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

特集上映 “映画監督チャン・ゴンジェ 時の記憶と物語の狭間で” にて。

『ケナは韓国が嫌いで』の監督だと知って観たんだけど、

モノクロで静かめで、じんわり面白いぐらいで、何が言いたいのかイマイチわかりずらい内容で、眠くなりウトウト…

救いは知ってる女優が出てたことだけど、どの映画で観たか思い出せず最後まで(笑)

終わってから調べたらキム・ジュリョンさんという方で『ヌルボムガーデン』や『怪談晩餐』にも出てた。

ここの解説に詳しく書いてあるけど、それを読んで映画の内容も理解できたし、

アニエス・ヴァルダ監督の『5時から7時までのクレオ』のオマージュ作と書いてあり、オマージュ元も観たくなった。

この映画も、もう1回観たい。

キム・ジュリョンさんのファンにもなった(笑)

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RAIN DOG