劇場公開日 2025年4月11日

プロフェッショナルのレビュー・感想・評価

全104件中、21~40件目を表示

3.5邦題が違くね?

2025年4月21日
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ストーリーはそう難しいものでもなく、分かりやすいと思う。邦題の印象だともう少しドンバチ多めか?と思ってしまい、どっちかってーと会話やり取りや背景重視。睡魔と戦いながらなんとか鑑賞しました。ちなみに隣のおっさんは爆睡してた。
最初の爆破テロはオッと思うけど、弟の処刑とかふーんって感じでした。メドゥーサみたいなねーちゃんが怖かったかな?

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Oyster Boy

4.0なんでこのタイトルにしたんだ。

2025年4月21日
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泣ける

怖い

ドキドキ

朝アマチュア観て、レイトでプロフェッショナル観たんだけど、50のオバチャンには圧倒的にプロフェッショナルの方が刺さるwラスト切なくて泣いたし。とても良いノワールですね。邦題やポスターの雰囲気と内容が違いすぎるw
原題は「In the Land of Saints and Sinners」聖人と罪人の地でみたいなしっとりしたタイトルだよ。同じ日にアマチュアとベテランとプロフェッショナルが公開になったのは面白いけど、邦題め。

リーアム・ニーソンが大暴れして無双するアクション映画なのかな?と思いながら観たら、全然違った。50年前のアイルランドで、そろそろ隠居して庭いじりでもしようかなんて殺し屋の、田舎の村での人情物語だったよぉ⋯もう、50にもなると、こういうので泣いちゃうんやて。

風景も良いし、劇伴も良いし⋯建物とか部屋の装飾とか、アイルランドのパブで笑顔で過ごし、陽気に踊る人達。イイ⋯。なんだこれ、めっちゃイイやん⋯。

パブで話した内容と本の意味が繋がって、伝えたい言葉になってる。おじの友情ぉ!

メインキャラクターそれぞれ丁寧に描いてて良かったな、分別ある大人も多くて良い。そしてIRAとか関係なくあのロリクズは死んでヨシ過ぎた。もっと長く長く苦しんで欲しかったぐらい許せん。

ともかく、猫ちゃんと幸せになって欲しい。

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ゆたかちひろ

3.5みんな善悪が中途半端で入り込めなかった

2025年4月20日
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2025年劇場鑑賞119本目。
エンドロール後映像無し。

リーアム・ニーソンが殺し屋という事であーまた悪党が迂闊にリーアムに手を出して痛い目見るやつか、と思ったのですが今回は違いました。

テロリストが子供を巻き込んで爆発させてしまう所から始まったので、てっきりその家族の元殺し屋が復讐するののかと思っていたのですが、リーアム全然元じゃなくて現役バリバリだし、特殊工作員的な強さ持ってるわけでもないんですよね。

このリーアム演じる主人公は、村では人当たりのいい人物として描かれており、それは溶け込むための演技ではなく、仕事をしていない時は心から村の人達を大事にしているのですが、そんな人が人殺したらダメでしょう。ターゲットも今殺さないと被害者が増えるという悪人でもなく、テロリストも一応子供が巻き込まれるのに多少の躊躇をしたり、弟には愛情があったり、リーアム側の殺し屋の仕事仲間もどこかいいところがあって、善人でも悪人でもない中途半端な人たちばっかりなんです。村の人達は善人として描かれますが戦いにはただ巻き込まれるだけなんですよね。
善の心を持つ者が悪人を許さないみたいな感じだと感情移入できたのですが、誰にも感情移入できず入り込めなかったです。

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ガゾーサ

3.5ジャック・ヒギンズ作品のような味わい

2025年4月20日
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最近はシロートが殺し屋になる映画が多かったけど、こちらは正真正銘のプロの暗殺者のお話しで、ドンパチだけでなくドラマ的にもいい感じでした。爆弾テロ犯のIRAテロリスト達が逃げ込んだ先のアイルランドの田舎で、引退間際の初老の殺し屋と対決するストーリーです。まず何よりもカメラが素晴らしく、アイルランドの田舎の美しい風景に引き込まれます。殺し屋と言う裏稼業をしながら主人公が、この美しい田園で友人の警察署長や村人達との交流する穏やかな生活が丁寧に描かれています。また、聖人と罪人の狭間に立つ矛盾を抱えた主人公や、彼の正体を薄薄知りながら見逃す警察署長、凶暴でいながら弟を盲愛する女テロリストなど、登場人物の描き方も魅力的です。クライマックスの銃撃戦からしんみりとした幕切れと、昔読んだジャック・ビギンズの冒険小説のような味わいでした。監督のロバート・ローレンツの演出は、目新しい物はないけど手堅くまとめた感じで、西部劇調なのはクリント・イーストウッドのスタッフだからかな?役者では、リーアム・ニーソンが、アイルランド人だけに役柄にガッチリとはまっていて、ショットガンを抱えて佇む姿が絵になります。女テロリスト役のケリー・コンドンも、迫力ある演技でした。

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シネマディクト

4.5想像とは違いましたがなかなか良かったです

2025年4月19日
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プロフェッショナルという題名でしたからもっとリーアム・ニーソンの華麗なアクションを期待していましたが全然そうではありませんでした。

プロフェッショナルとして射撃の腕は一流でしたが格闘では素人もどきの泥臭い戦いでとてもプロフェッショナルとは言えない感じでした。ただ見終わって見れば物語全体はとてもいいものかと思いました。

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ビンボー怒りの脱出

3.5北欧の美しい景色をバックに人それぞれの正義が描かれるハードボイルドアクションの秀作

2025年4月19日
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重厚な映像美と落ち着いた演出、そして主演のリーアム・ニーソンさんのシブい佇まいが上手くマッチしていて、更にストーリーも冒頭のド迫力の爆破テロシーンから目が離せない展開でグイグイ引き込まれるとても見応えのある作品でした

大好きな『ベルファスト』(2021)や『イニシェリン島の精霊』(2022)と同じアイルランドが舞台、映し出される風景がすごく雄大で綺麗、それだけでも観て良かったと思える作品です

リーアムさん演じる主人公は自身との葛藤を続けながら人をあやめる“始末屋”となっていたが、引退を決意した所で不本意な闘いに巻き込まれていくという展開
やるせない複雑な心境に加え爆発しそうな感情を押し殺し冷静に努めようと振る舞うリーアムさんがメチャクチャかっこよかったです

と、いろいろ魅力的な本作ですが、そんな中でも一番印象的だったのは過激派グループのリーダー格を演じたケリー・コンドンさん
すごく美人で『イニシェリン島の精霊』(2022)でも出番が少ないのにまあまあの存在感を残していたのが記憶に新しいですが、本作では打って変わって常に落ち着かなげにイライラしていて、感情むき出しで直ぐにヒート・アップする怖い怖〜い姐さんを演じていて強烈に印象的でした

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Jett

2.5起承転結に見せ場を感じない、リーアムの存在感だけ

2025年4月19日
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タイトル詐欺はスルーして、IRAの矜持や存在の意味、リーアムの殺し始め動機がとにかく弱くストーリーに浸れない。おバカなテロリストと老害の闘いにすら見える。
IRAリーダーが子供を巻き込んだことがラストへの伏線かと思えば何も無く、ラストのバトルも子分も弟分達だけは処分したけど何の意味もなく、老優の存在感だけに頼った感じで、とにかく退屈でした

せめてもっとヒューマンドラマにしてくれたら良かったのに、ちょっとがっかりでした。

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JAG

3.5邦題タイトル詐欺だ!

2025年4月19日
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よくある、役者のイメージで邦題つけたパターン!観終わった後の余韻とタイトルのギャップが。(ちなみに、英題は、直訳で「聖人と罪人の島」こっちの方が作品に合ってる。

タイトルや予告編からリーアム無双かと思いきや、全然違って、主人公は殺しに悩める人だった。安置な殺し合いはないよ!英題もそうだが、罪と罰が出てくるあたり、主人公や悪役を含めた「罪と罰」が描かれているんだろうなあ、と思った。主人公の相棒?のエピソードも効いてる。簡単に赦されないよというのがテーマかな?

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mz

2.5邦題がおかしい

2025年4月19日
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In the Land of Saints and Sinners
で見るとストーリーもしっくり来るが…。

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キムチ

4.0アイルランド映画

2025年4月19日
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なんとアイルランド映画のようだし、主要キャストもちゃんとアイルランドにゆかりの方々のようなのが素晴らしい。監督はアメリカ人みたいだけど。
映画としてはかなり地味だしミニマルなんだけど、なによりもアイルランドの風景が美しく、なんでもないシーンも見蕩れてしまう…
地元の人たちとの繋がりがかなりじっくりと描かれてるのも良いが、アクションやサスペンス展開はちょっと物足りないかな…
まぁIRAも実際にはあのくらいボンクラだったんだろうし(だってやっぱりもともとは素人な訳だし)、フィンバーもかなりお粗末な辺りがリーアム・ニーソン映画としては新機軸か。
しかし「イニシェリン島の精霊」で妹を演じたケリー・コンドンに演らせるのがあのキレ芸、ってのはいかにも勿体ないよ…

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ぱんちょ

4.5プロフェッショナルという邦題は疑問だが、人間模様がじっくり描かれた佳作!

2025年4月18日
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興奮

原題は「In the Land of Saints and Sinners」で直訳すると聖人と罪人の国で。
この映画を絶対見ようと思った理由は敬愛するクリント・イーストウッドの映画クルーが撮った作品だからです。
リーアム・ニーソンはわりと好きな俳優でもありますし。

感想ですが、このありふれた邦題とはうらはらに、引退したはずの殺し屋フィンバーが知り合いの少女モヤを救うために虐待していた若者を殺したことからはじまる復讐の連鎖、IRAの爆破テロ集団との対峙を詩情豊かに描いた良質の作品だと思いました。
IRAということでミッキー・ロークが主演した「死にゆく者への祈り」という昔の映画を思い出しました。あの映画も味わい深い映画でした。
リーアム・ニーソンは現在72歳ですが、同じ年齢のクリント・イーストウッドが演じても違和感のない渋い作品に仕上がるだろうなと思いましたよ。
1974年の北アイルランドを舞台に詩情豊かな風景とフィンバーの心情が重なり、哀愁漂う映画です。
殺す相手自らに墓穴を掘らせ、そこに埋葬して苗木を植えるところは西部劇のようでした。
プロフェッショナルというか彼の仕事の流儀というものでしょうか。
IRAの女性デランの人物描写もきっちり描かれており、単なるテロリストではなく、子供たちは巻き添えにしたくない、弟の敵は絶対取るといった人間味のある側面も見せ、単なる悪と善との話ではないのがいい。
教会でのラストシーンも秀逸。
地元警察官ビンセントもいい味を出していました。
金を貰って殺しをしてきた人間がそうやすやすと庭造りで人生を終えれるはずがないというのは当然かもしれませんがなんだか切なさも感じる映画でした。
個人的にはすごく気に入った作品です。

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ノブ

4.5聖人と罪人の地にて、リーアム兄貴のいぶし銀!

2025年4月18日
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 まずは、リーアム兄貴に乾杯!

そして、これから観る方にお伝えしたいこと。酷い、ひどすぎる邦題は無視してください。むしろ客を遠ざけるようなタイトルにしか思えない!!
原題をしっかり把握していると
この作品の魅力がさらに伝わると思います。

主人公の渋さ、グッとくる言動!!リーアム兄貴だからここまで感動できた。

弟分な役の俳優も、敵役の女優も本当に素晴らしかった!!

ひどい邦題をつけたスタッフにディスリスペクト。

俳優リーアム兄貴の生き様にますますリスペクトです!!

やったぜ〜!!

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アビーズ・ラッシュ

4.5アイルランド、IRA

2025年4月17日
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泣ける

アイルランドが舞台の作品って好きなんですよね、どこか東欧を扱った作品とも通ずる雰囲気があって、西欧に置いて行かれた寂れた空気感と荒涼とした大地が堪らんのです。そんなアイルランドですが今や個人当たりGDPが世界第3位の勝ち組国家になっています、意外に知らない人が多いのではないでしょうか。リーアムニーソンの哀愁漂う表情がマッチしてます、クライマッチョとほぼ同じ内容のマークスマンという作品もあったのですが、イーストウッドみたいになってきました。個人的にはチャラ男の若手殺し屋がとても良かった、初見時は絶対裏切るなこいつ、と思わせておきながらあのラストは予想外に泣けてしまいました。そんなバディがいるからかニーソンもそこまで追い詰められない感じがまた良しです。こういう大作とB級の中間みたいな映画が一番面白いんですよね、どんどん洋画人気が衰える中、この手の作品が上映されなくなるんじゃないかと戦々恐々している日々です。

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南雲

3.0リーアム・ニーソンの年齢がマッチした味わい深い作品

2025年4月17日
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最近のリーアム・ニーソンの作品は年齢にふさわしくないスーパーおじいちゃんでしたが、本作品は年齢が活きている渋い作品。
だから派手さはない。

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チャーリー

3.5今作のリーアム・ニーソンはちょっと違う戦うおじさん

2025年4月17日
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泣ける

興奮

幸せ

予告やフライヤーでは「96時間」みたいなバンバン敵をやっつけるおじさんと思っていたら全然違いました。
邦題もねぇ…な感じでした。
でも作品は楽しめました。
戦うおじさんではあるけど、今作では孤独を抱えた暗殺請負人、これもリーアム・ニーソンにピッタリでした。
周りの人も良い人ばかりで、ケビンも警察署長も隣のおばさんも良かったです。
アクションを楽しむというよりフィンバーの孤独な人生を見守る気持ちで観ていました。
パブの雰囲気も良かったし、ロケーションがとっても美しくて、でもどこか寒々しいというか寂しさを感じさせる風景でした。
それがまた今作にピッタリすぎる程で、フィンバーの孤独感をさらに表していたと思います。
その美しいロケーションのあのラスト、フィンバーがずっと安心して暮らせる場所を見付けてほしいなぁと思いながら切ない気持ちで終わりました。

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小町

4.0ハードボイルド・アクション? いやこれは西部劇だ。

2025年4月17日
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「アマチュア」と同日公開で邦題が「プロフェッショナル」。
おまけに「殺しの流儀を教えてやる」なんてコピーもついてて。(そんな台詞や場面は、カケラもなかったけど)
配給の仕業だな。

原題は、In the Land of Saints and Sinners
「聖人と罪人の地で」って感じか。

宣伝文句には派手な形容詞が並んでるけど、
話半分に聞いといたほうがいい。

主人公は、たしかに「暗殺者」ではあるものの、どっちかというと「仕掛人」系で地味め。

時は1974年、第2次大戦終戦から29年。
フィンバー・マーフィー(リーアム・ニーソン)は戦後ずっと、
アイルランドの「最僻地」といえる村でひっそり暮らしつつ、
仕掛人稼業で食ってきたのだが、
自分の心の持ちように限界を感じていた。

その村へ、
北アイルランドのベルファストで爆弾による暗殺を決行し、
ターゲットのみならず子供を含む一般人を巻き添えにして6人殺した
IRAの4人組が逃げ込んでくる。

というところから物語は始まるんだが、
この4人組が、共感や同情の余地が全っ然ない全くの悪党で。
だからこれは「社会派」の映画ではない。

かといって、
無双の殺し屋が一分の隙もなく
悪党どもをバッタバッタと倒していくアクション映画でもない。

これは、昔の西部劇。
悪党どもと主人公が最後に「決闘」するやつ。
そう思えば、それなりに面白くはあったと言えましょう。

公式ページには見当違いの宣伝文句の他に間違いもあって、たとえば

>1970年代の北アイルランド。

とあるけれど、
IRAの4人組が爆破テロを起こしたのは北アイルランドのベルファストではあるものの、
その逃亡先でこの映画の舞台となるのはアイルランド北西端の小さな村であって、
北アイルランドではないんだけどなぁ。

ただいずれにせよ、
リーアム兄さんは渋くてハードボイルドで(ここだけは正しい)
よかったのであります。

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島田庵

3.0A290 貰った猫を見せに来る女の子にイライラするう!

2025年4月16日
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2025年公開
リーアムニーソンなので見ましたが
銃撃戦は地味で意外と人情編。しかし
「聖人と罪人の国」で
が原作名で邦題がプロフェッショナル?
反撃を予知せずあわや逆襲されるなんて
全くのアマチュアやん!
テロリスト側もキレまくる女やヘタレや空威張り者
と全くプロ感なし。
殺し屋のマネジメント者も薬莢を落としておくなんて
もう少ししっかりしろ。
若手仕事人もカルフォルニア行きたいぜ!
ジジイを置いて行けねえぜ!
死亡フラグ確定だ!
警察署ボスも田舎人まるだし。
北アイルランドの田舎風景は良いんだけどね。
リーアム次作はどうせ同じような路線だろうので
もう少しプロ意識を持った殺し屋を用意しておいて。
60点
鑑賞 2025年4月14日 イオンシネマ近江八幡
配給 AMGエンタテインメント

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NWFchamp1973

2.5ジャックグリーソン

2025年4月16日
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氏はどこかで見たことあると思ったらシャリア・ブルですね。最近のリーアムニキの中では一番良かったです。ケリーネキの怪演、皆に皆の正義があると言うのは好きなシチュエーションです

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michi

3.5オヒトリサマ なんかじゃない!

2025年4月16日
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『アマチュア』にぶつけた邦題なのだが興収で劣勢とあらば応援したくなるというもの。
昔から、飯食む兄さん(いいはむにいさん)とテキトーに名付けていたリーアム・ニーソンも70代。

暗殺の生業をひた隠しにして、うまく地元に溶け込んでいる。北欧の美しい牧歌的な景観の中の日常。行きつけのパブがあり、近所の饗応にもあずかり、ぽっちゃりの飼猫も居たりして、おひとりさまの侘しさはない。ただ相変わらずのシブい顔、うしろめたさや、やるせなさが、こんなに似合う役者は少ないよね。
目を引くのは、”私設墓地“で淡々と為遂げられる無慈悲な殺しだ。モラルを語るのは詮無い、あの時代、この地域の特殊事情なのだから。すぐさま、『禁じられた遊び』や小説、『桜の樹の下には屍が埋まっている』が脳裏をよぎる。合理的なのは、これから殺す人間に穴を掘らせて埋めれば、後には苗木の養分となってくれることだ。

さすがに50年前のローテクでは、道具立ても銃と爆弾、タイマーのみ。知り合いの女の子を脅した男をフィンバーが始末。それが発端となって、小規模ながらIRAとの抗争がはじまる。それなりに緊迫感はあるが、ストーリーは単純明快。相棒を巻き込みたくないとしたフィンバー。一旦は離脱させたはずの若造ケビンが、闘いの場に舞い戻り、彼を助けて死ぬという役回りをキッチリこなし、相手をせん滅したものの、身バレしたフィンバーは西部劇のようにカッコをつけて地元を去ってゆくというもの。イーストウッドとのタッグが長い今作の監督では既視感満載もやむなしだが、雰囲気も風情もほどよく“兄さん”にマッチしていて良かった。

アクションスターが皆、引退間近のロートルという状況下、他作の予告編でトム・クルーズの全力疾走を観た。まだ走ってんの!62歳!

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ノーキッキング

4.0哀愁の漂い方が半端ない

2025年4月16日
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北アイルランドのどんよりした薄寒そうな気候と引退を決めたロートルの殺し屋の雰囲気がマッチし過ぎてもの哀しさが全編に漂い、歳取ったリーアム・ニーソンの被害者顔(私が勝手にそう思ってるだけ)も合わさって冒頭から何となく悲劇的な結末を予感させる。

暗殺者と言っても70年代の田舎なのでハイテクツールなどは一切なく武器は猟銃。
個人的な感情で人を殺し、トドメを指す前に時間を与えるなど非情にはなりきれず、また仲介人もセキュリティの激甘な普通の民家に事務所を構え、詰められると簡単に口を割るなどとても邦題のような「プロフェッショナル」とは言えず、地方の互助会とか小規模の組合レベルのイメージ。

IRAのテロ活動はまさに70年代あたりがピークで現在に至っても規模は縮小してはいるものの活動はを行っているようだが、宗教や愛国心または強い思想でもってその意義を真剣に感じている連中はどれだけいるんだろうかと思うが、本作のテロ集団もリーダーのデラン以外は破壊活動をしたいだけのはぐれもの達。

若い殺し屋ケビンも一歩間違えばIRAに入ってもおかしくないくらいイカれたはぐれ者だが、フィンバーに父性を感じたのか人間として最低限の心は失っておらず、ラストの対決ではフィンバーに加勢する。

当時のカリフォルニアってノーテンキで天国みたいな場所と思われてたようで時代を感じた。
特にサンフランシスコはヒッピー全盛期の象徴的は地域なので、他国からしたらそこへ行けば人生が変わるくらいに思ってしまうのは当然なのかも知れない。

殺しを生業としていた者が幸せな余生を過ごす事への抵抗は少なからずあるが、イーストウッド組のスタッフが製作したと言う事で、彼らの多くの映画に見られる人生のさまざまな閉じ方みたいなものを本作でも観ることができ個人的には楽しめた。

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カツベン二郎