「タイトルとポスターに違和感」プロフェッショナル ゆきさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルとポスターに違和感
昨日はアマで今日はプロ!
アマの方は。。まぁアマでいい。
けどコレ「プロフェッショナル」
あのキービジュアル、
「俺を怒らせるな」のキャッチコピー、
ハードボイルド・アクションと謳っておりますが。。
看板に偽りあり!
ちがうちがうそうじゃな〜い。
んじゃないでしょうか??
改めてフライヤーも見ているんですけども。。
すごい積極的じゃないですか?w
でも違いましたよねぇ消極的だったわ。。
原題のままだと内容に添いすぎる為か、配慮したのだと思うのですが、いかんせん。。
リーアム・ニーソンでこのタイトルにあのキービジュアルなんだもん。
悪党をバッタバッタと成敗する、ド派手なハードボイルド・アクションを期待しちゃったじゃないですカァ〜(°▽°)
だからちょっとびっくらポン。
とはいえリーアム・ニーソン大好き。
友達に"枯れ専"なの?!と言われて自分でもえっ?!って驚いた事があるのですがw
まぁファザコンだしおじさんおじいちゃん大好きなんでw
フィンバーと警察官ビンセントとの距離感、おじ友関係とか萌える。
(キアラン・ハインズさんコットンテールのお父さん!)
良い枯れっぷり(褒めてます)のリーアム・ニーソンが、あの表情で、母国、北アイルランドの地に立っているだけで、何だか成立してしまう。
それだけで格式高い作品に仕上がる不思議、いぶし銀リーアム・ニーソンの存在感。
人生の酸いも甘いも噛み分けてきた今のニーソンだからこそ、この味わいが生まれるのだと思いました。
そして昨年、アクション作品からは身を引くと発言していたニーソンですから、そう、フィンバーと重なるんです泣
リーアム・ニーソンが、自身のキャリアの集大成として選んだ作品というのも頷けます。
舞台は1974年北アイルランド。
雄大で美しい自然、切りたつ岸壁に打ち寄せる波が印象的だ。
そこにある小さな田舎町。
人々の娯楽といえば、20人程で店内がいっぱいになりそうな小さなパブで、酒を呑みバイオリン演奏に合わせて踊る事。
子供達のラグビーの大会が町唯一のイベントか。
そこでひっそりと暮らす妻を亡くした退役軍人フィンバー(リーアム・ニーソン)
周囲の人から見た彼は物静かで控えめな読書家。
しかし真の姿は依頼を受けて人を殺す暗殺者だった。。
これから殺す人間に自らが入る穴を掘らせる。
タイマーセット。
「1分やる。言いたいことを言え。祈ってもいい」
それがフィンバーの流儀。
何度そんな事を繰り返して来たのだろう。
墓石変わりの木の苗木が無数に植えられている。。
だが、苦悩と葛藤、後悔、罪の意識、様々な感情が見て取れるフィンバーの姿から、積極的に仕事をしているのではないと伝わってくる。
の、だが、、
一見するとあの流儀も、これから死んでいく人物に対する施しのように見えたけど、自らの罪と向き合いたくない現れなんじゃないかと私には思えた。
神の教えに反する事をしているのに赦しを乞うているように見えた。
「あんたも死ぬ前に良い事をしろよ。
時間は有限じゃない」
自らの過去を捨て去り、穏やかに暮らす事を望み引退を決意したフィンバーだったが、そんな矢先、ベルファストで子供を巻き込むテロを行ったIRA過激派メンバーが街に逃げ込んでくる。。
そしてやっぱり
「俺を怒らせるな」案件発生!
簡単に引退させてはくれない。
仕方なく!IRAと対峙する事に。。
背景にある70年代の北アイルランドの抱える問題や北アイルランド紛争、アイルランド独立を巡り内戦やテロ行為を行って来た武装組織IRAについて詳しく知っていると、より興味深く観られると思いました。
又、作中でもキーアイテムとなる
ドストエフスキー「罪と罰」が出てきますが、本作も正に、罪と向き合う贖罪がテーマでした。
そして、革命の大義を唱えるIRAリーダー・デラン(ケリー・コンドン)の思想も、そちらの視点から見れば、行っている事は正義なわけで。。
(勿論過激な行動と思想ですが)
かたや少女や町の人を守るためという大義で、IRAと戦う事になるフィンバーも自身は暗殺者なわけで、、
(こちらの手口もなかなか残酷です)
宗教の違いから派生する問題も難しいですよね。。
IRAというアンタッチャブルな題材を扱った事にもチャレンジ精神を感じます。
原題「聖者と罪人の土地で」
"聖人にも過去があり、罪人にも未来がある"
監督はそここそが本作のメッセージだと語っていました。
フィンバーの全てを悟るも、穏やかに見送る隣人女性との関係性が良かった。
そしてフィンバーからビンセントへの粋なさよならも。。
フィンバーはどこへ向かうのか。
新たな地が彼にとって安住の地になる事を願わずにはいられない。。
背景が背景なだけに、なかなか深くて難しく、考えがまとまりません(T . T)
だけど、映画は歴史を学び直すきっかけになる。
今からでも知りたい、もっと深く観られるようになりたいです。
「オッペンハイマー」「ノーアザーランド」でもそう感じて、自分なりに勉強し、考えるようになりました。
(結果ただだだ辛くなっただけだけど。。)
バイオリニストの彼のセリフ
「戦いはもうたくさんだ」
とても重い言葉でした。
コメントありがとうございます。お褒めいただいて光栄です。
おっしゃる通り本作は予告編とか邦題とか思いっきりミスリードさせてますよね。これじゃあ観客はスカッとするいつものリーアムアクション期待しちゃいますよね。でも本作はアクションは全然売りではないどちらかと言うと渋い人間ドラマですよね。邦題はほんと皆さんの言う通り違和感ありまくりでした。
AMG公式チャンネル 観ました。確かに 鑑賞後だと超面白い🤣
リーアムさんの友人警官もそうですが 悪役女優さんの普通の顔が良かったです。
制作のフィリップさん実質4分44秒の最後に語ってますね 聖人にも過去があり 罪人にも未来がある
情報ありがとうございます😊面白かったです。
ただ 関連動画多すぎて
私的には 『パンドラの箱』開けてしまいました』😈🫣🫨🫣🫣
AMG公式チャンネルさん
情報量が危険☢️なので パンドラの箱 閉じました。☺️☺️☺️😇😇😇ガッツリ閉じました😇😇
ありがとうございました😊。
こんばんは!
枯れ専かぁ。
最近、Instagramでやたら若さアピールしてる50歳過ぎのお姉さまやらTVCMでのアンチエイジング系のサプリメントとか目立つのですが、成熟し枯れた味わいを持つことでの格好良さを求める人が減ってる?というか、化粧品会社やサプリメント販売会社の仕掛けにまんまとお金を払ってる人が多いんですね。
内面から出る美しさという表現をとんと見なくなった気がします。
今晩は。ご無沙汰です。コメント有難うございます。
私のレビューは別に深くはないですが・・。
今作は、私、リーアム・ニーソン父さんの作品が好きな所為もありますが、大変良かったです。この週に観た映画では一番でしたね。あと、アイルランドが舞台ってところ(本当かどうかは分かりません)も良くって、何たってU2を産んだ国なので勝手に好きなんですね。だから「イニシェリン島の精霊」とか好きです。(今作と、雰囲気が似ている気がする。)で、あと25年位働いたらアイルランドに行ってアイリッシュウイスキーを飲みたいんですよねえ。(今、絶賛禁酒中。で、血液サラサラ。酒は魔物です・・。)
あと"子とケンカして家出w "しないで下さいね。 (ムッチャ、インパクトあるレビューの書き出しで、今でも覚えてます。)では。
絵文字🫨🫨と観客おばぁちゃま👵に食いついていただき誠にありがとうございます🫡🫡☺️☺️。
『聖人にも過去があり 罪人にも未来がある』すごいですねぇ👍👍👍
有料パンフもめくりましたが見覚えなく 全くそんな高度な思考に至りませんでした🫣🫣🫣🫣。
IRAにもイマイチ思い至らず。😢
ただ リーアムさんのデカさ安定感だけ 惚れ惚れ😍・・・短絡的でごめん🙏なさい。
またよろしくお願いいたします🙇♂️。
こんばんは〜。共感コメントありがとうございます。
枯れ専…
枯れていてもアニキはカッコ良いです
ビヨンドとどちらを観るか悩みましたが、今度の日曜日に、ビヨンドは観てきます💨