「戦後80年、平和を考える」80年後のあなたへ りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
戦後80年、平和を考える
私の卒業プロジェクトの第6期
愛知県の高校生たちによる活動により名古屋空襲など戦争による悲惨な出来事を忘れないために、なごや平和の日が2024年に制定された。しかし、平和の日は制定されたが、それで終わりで良いのだろうか、と考えてた生徒会長の女子生徒と、そんな彼女に思いを寄せていた副会長の男子生徒。戦時中は空襲の被害にあわなかった犬山市に住んでいて、親友を交通事故で亡くし心を閉ざしていた女子生徒と、味噌カツの有名店・矢場とんが大好きな元野球部員の男子生徒との恋。高校入学時に祖母からもらった大切なメガネをかけてた女子生徒が、好きだった男子生徒に告白して振られ、メガネからコンタクトに変えイメチェンを図った女子高生や、アナウンサーになる夢を誰にも話せずラジオ局でアルバイトしていた女子大学生。そんな人たちの恋や夢を織り交ぜながら、戦後80年という2025年に、平和だからこそ、未来に残したいもの、は何かを考える、という話。
今年が終戦後80年という節目の年なんだとあらためて考えさせられた。そして、なごや平和の日、が、名古屋城天守閣が焼け落ちた1945年5月14日にちなんで昨年制定された事を知った。
作品の中でも紹介されたように、広島県に住んでいると、原爆が投下された8月6日を平和祈念日として平和を考え、平和教育を受ける事が当たり前だったから、昨年まで名古屋には祈念日が制定されてなかったのだと初めて知ったし、それも東邦高校の生徒の働きかけで10年もかかったと後から調べてわかった。名古屋に限らず、実は平和を考える日、というのを制定していないところの方が多いのかも知れないと思った。
生徒会長と副会長のほのぼのとした両想いの恋も良かったし、演じた渡邉このみと中川翼は自然で良かった。
味噌カツ好きな元野球部員と犬山在住女子のこれも実は両想いの恋も良かったけど、元野球部員はちょっとオーバーアクション過ぎに感じたし、犬山女子は好きならもう少し態度に現れないものかと感じた。
副会長に告白したメガネ女子役の滝口芽里依は正欲に新垣結衣の若い時の役で出てた女優て、今回も綺麗だった。唯一恋が実らず残念だったが。
ラジオ局でバイトしてた女子大生役の村上なずなは美しくて可愛かった。
これから活躍するだろう多くの若手俳優の頑張りを観れて良かった。
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