ファンファーレ!ふたつの音のレビュー・感想・評価
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違う人生を”奏でた“兄弟のクライマックス
エグモント序曲とボレロで、ふるえた。
映画館の音響で聴く、生オーケストラの臨場感
音楽はとても素敵でした。
音楽の力で、生き別れた兄弟の心の距離が次第に縮まっていく・・・この映画は、音楽の持つそんな魅力を伝えているのだと感じました。
ただ、いくつかのエピソードがやや中途半端に思えました。それがフランス流なのかな?結果的に、映画にそこまで没入できなかったです。
ラストのオチを見据えて、逆算的にストーリーを構築しているような気がします。
一致したのは骨髄だけでない兄弟の絆
お互いに兄弟がいることを知らずに育った二人の絆を描く、フランスらしい人情ドラマで、こう言う話にヨワイです。白血病になった世界的指揮者が骨髄ドナーを探すうちに生き別れた弟がいることがわかり、ドナーになってもらうまでが、なんと10分くらいと言う展開の速さにビックリ。やがて弟が絶対音感を持っていることが分かり、彼自身いまの生活から脱却しようとするお話しと、工場閉鎖に伴う地元の楽団の話が中盤からの展開だけど、ちょっと散漫で中弛み感があります。また、指揮者と育ての母や妹とのその後の関係も、あいまいな感じです。それでも、音楽を通じて人々や兄弟が一体になっていくのは、観て聴いていて面白く、最後の掟破りのようなセッションはとても気分がいいです。役者では、バンジャマン・ラベルネが地味だけど落ち着いた指揮者振りがいい感じです。途中からリリー,フランキーに見えてくるけど。弟役のピエール・ロッタンは、『秋が来るとき』での演技がよかったけど、今回はもう少し複雑な心境をうまく演じていました。
楽団が楽しそうだった
世界中を飛び回るスター指揮者のティボは、指揮の途中で倒れ、白血病と診断された。ドナーを探す中で、自分が養子であること、そして生き別れた弟・ジミーがいることを知り、骨髄移植をしてもらった。ジミーは、炭鉱の寂れた町の食堂で働きながら、仲間と吹奏楽団を楽しみに暮らしていた。育った環境も性格もまったく異なるティボとジミーだったが、ティボはジミーが絶対音感を持ち、類まれな才能を持っていることを知った。ティボは弟のジミーを何がなんでも応援することを決意し・・・さてどうなる、という話。
兄弟がバラバラになった経緯もよくわかったし、両方とも音楽の才能が有った、という設定も良かった。
音楽は演奏を聴くのも良かったし、楽団員がみんな楽しそうだった。
兄が海に入ってくシーンは残念だった。
ロン・カーターは気持ち高い
暴走クレッシェンド
白血病になった37歳の世界的に有名な指揮者が、生き別れた弟の存在を知り交流する話。
妹に骨髄ドナーになれるか検査をしてもらったら血縁無し、からの母親を問い詰めたら弟がいる!?となって、ドナーになって貰うべく弟を訪ねて巻き起こっていく。
存在すら知らなかった兄貴が突然訪ねて来た上に、裕福な家で育った兄貴に戸惑うジミーちゃんだったけど、初登場のシーンからイケメンぶりは伝わってきたしと言う事で、あれよあれよと骨髄移植は終了し、ここからが本題ですね。
慎ましくも楽しく暮らす弟の音楽の趣味や才能に喜び気にかけていくティボが、多忙な中で弟を訪ねて彼やその仲間と交流してというストーリーで、ちゃんと兄弟になっていく感じはとても良かったのだけれど…海からの行で…えっ!?
そこからのラストは愉しいし心地良いしでまた良かったけれど、それで終わらせるなら海とその後の工場はいらないんじゃね?
と感じてしまった。
シリアスを抑えた笑って泣ける映画
サブタイトルの意味
よかった、よかった☺️
タイトルなし
新たなる炭鉱町映画の傑作!
惜しい!なぜ?
心が満たされるボレロ
兄弟のキャラがいい。
序盤はベタ。
白血病の発症、ドナー探しの中で自分が養子だったことや血を分けた兄弟がいた事を知るなど、あまりにも昔の日本の少女マンガみたいな嘘くささ。
しかし、ラストは圧巻。
ボレロがこういう使い方か、と驚きました。
物語としては事態が何一つ解決せず、悪化するのみなのに、心が満たされるという不思議な映画でした。
こう来たか!
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