劇場公開日 2025年9月19日

ファンファーレ!ふたつの音のレビュー・感想・評価

全84件中、21~40件目を表示

3.5「最強のふたり」とかより好きだな

2025年10月5日
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鑑賞方法:映画館

もっとたっぷり時間をかけるよな、というところをスパッと切っても伝わるものは伝わるんだという映画だった。

フランス映画なのになぜかイギリス映画を観た気になるのは舞台がよく見るパリとかではなく、炭鉱町炭鉱町と繰り返し出てくるリトルダンサー的な世界と、とジミー役のルックスがそのように見えるからか。それはともかく公開からしばらく経っていたのだけど思いたって観てよかった。

兄の骨髄移植の問題で急に知ることになる自分の秘密、家族の秘密、そして弟の存在。この兄弟の預けれれた先の違いで貧富の差(=教育の差)が生まれ、しかし音楽の才能(絶対音感含む)はお互い遺伝的に持っているが、、というところからものすごい効率的にドラマが進む。

そうだよなそうだよな、という急激な兄弟の接近の中での喜びと憤り。しかし「音楽」で結びついて、深まっていく関係性。このあたりの「音楽が好き」という人たちの集まり具合が泣けてくる。真剣に打ち込む、楽しく演奏する、楽しく歌う、という顔のいいこといいこと。

コンテストへの練習が中盤以降を形成するが、ありがちなコンテストがクライマックスではなく、コンテストすら臨むことができず、兄は兄でこれまた喜びから苦しみのどん底までいってのクライマックスで突然始まる感動のフィナーレ。これかなりいろんなものをさっ引いているよな、ってくらいのエンタメの進め具合だけどこれで成立するんだよな、と感心してるとラストカットもまたスパッと終わって気持ちいいことこの上ない。

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ONI

5.0凄く良かったです!!多分今年のマイベスト映画になると思います。最高でした。

2025年10月4日
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凄く良かったです!!多分今年のマイベスト映画になると思います。最高でした。

世界的な指揮者ティボが白血病に罹り骨髄移植が必要となるが養子の為家族とは不適合。生き別れの弟を探し移植を受けその後音楽を通して弟と交流する。兄は裕福な家庭に育ち弟は寂れた田舎町の貧しい家庭に養子となった。弟の養親はいい人で幸せに育ったが裕福な兄と自分を比べ忸怩たる思いや葛藤もあり…

兄弟を演じた2人の役者の演技がよくてそれぞれが役にぴったりでそして2人ともとても魅力的で素敵でした。

全編楽しい雰囲気でまさかラストで泣くとは思わず観てました。泣いた映画は沢山あるけど身体が震えたのは初めてでした。感動で震えが止まりませんでした。素晴らしい映画でした。

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snowwhite

4.0フランスの感じ

2025年10月3日
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鑑賞方法:映画館

あの地方のオーケストラの仲間感というか田舎感には驚いた。東ヨーロッパの旧共産圏にはありそうだけどフランスにもああいう感じがあるんだね。フランス映画にも色々あるというのが分かった気がする映画。

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khapphom

4.0音楽は素晴らしい

2025年10月3日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

と思う作品は数多くあるが、この作品もその一つ。
音楽で人の心が一つになったとき、その人が作り出した音楽は大きな力を持ち、聴いた人に何かを伝える。それが何かは、聴いた人によっては大きく忘れられないものになる。
自分もこの中に入りたいと思わせれくれる良作だと思った。

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Quokka

4.0現実とフィクションのバランスが良い

2025年10月3日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

癒される

サブタイトルの「ふたつの音」の意味を見終えて気づいた

NHKの「あさイチ」の映画紹介コーナーで取り上げられていて、だいぶ前から楽しみにしていた作品。ラストに驚かされますとコメントされていて、これも納得

とにかくテンポが良い。骨髄移植は提供する方も負担が大きいので、そこを描くのに時間かかるかと思っていたら、次のシーンでティボは寛解していた(笑)

育ちが異なる二人の交流が本格的に始まるのは骨髄移植後、快癒報告にティボが訪ねてきてから。二人とも音楽の趣味が似ていて、ふたりは少年のようにジャズの響きに時間を忘れて盛り上がってしまう
ジミーが町の炭鉱音楽隊でトロンボーンを吹く姿を見て、彼が絶対音感を持つことに気づき、ふたりは音楽を介して交流をもつ

二人が養子に出された理由。母親が兄を育てられないと見做され養子に出される。その後に弟も生まれるが、これも育児放棄されて叔母に長いこと預けっぱなしで育ち、そのまま叔母夫婦の養子として育つ
資産家のティボの家に、当時弟を引き取れないか?と打診はあったが、ティボの養父母が待ち望んだ実子を妊娠中で断られていた
叔母の家も弟を引き取ったことで兄も一緒に養育しようかとも思ったが、先立つものがなくて断念していたという過去がある。至って現実的な事情がのしかかっていた

【ここから ちょっとネタバレ】
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兄から新品のトロンボーンを贈られたジミーは(学食でトラブルを起こしたこともあって)本格的なオーケストラの欠員募集に志願。舞台側には大きな衝立があり、演者と審査員の姿を遮断され、実力のみが評価される真剣勝負(まるで「芸能人格付けチェック」(笑))。1分も演奏させて貰えずに審査終了を告げられ、追いかけてきたティボに「音楽学校の首席卒業生とか、1日15時間も練習しているような連中には勝てない」と現実を告げられる

ティボの間接的な指導を受けて、町の音楽隊は地域のコンクールに出場するが、これもハプニングに見舞われる

音楽隊の練習場所の公民館は、目立ちたがりの市長の横槍でカントリーダンスの練習場に変わってしまう

音楽隊のメンバー大半が所属する炭鉱工場は、日夜行われている閉鎖反対のデモにも関わらず、工場機械が搬出されてしまう

この手の映画にありがちな、弟が隠れた才能を発揮して成功!とか
有名指揮者の兄の手引きで音楽隊が脚光を浴び、それをきっかけに町の炭鉱産業が盛り返す!とかも無い
むしろラスト間近に、悲しい現実が影を落とす――

監督はわざとこんな構成にしたそう。日々の暮らしはそんなに甘いものじゃないけれど、ラストシーンのようなとても嬉しい出来事もあるので、我々は生きていけるのだ…と

ラスト、泣けました
アマチュアとプロ、圧倒的な技量の差はあれど、あの空間でひとつの感動を生み出していました
ティボとジミーのふたつの音が、高らかにファンファーレを鳴らしていました

【蛇足①】監督のインタビュー記事によると、その後ジミーは子どもの楽団の指揮者になるエピソードがあって、撮了していたそう。しかし「ボレロ」のシーンで終幕が良かろうということで割愛し、DVDの特典として配布するそうな…ちょっと見たいですね♪

【②】エンドタイトル、音楽が売りの映画にしてはショボい音楽で、タイトルロール終わったら、音楽としては途中ブチッと切れた。ちょっと呆気にとられました

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オパーリンブルー

4.0音楽の力

2025年10月2日
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鑑賞方法:映画館

評判が良いので、上映回数が少なくなる前に!と劇場へ向かった者です。

最初、あらすじかというスピードで話がドンドン進んでいくので驚きましたが、すごく自然で、違和感なくすんなり状況が理解できるし先も気になるので、良くできてるなぁと思いました。

自分で勝手に忖度してストレスで自滅する日本人とくらべて、フランス人のなんと開けっぴろげなことでしょう。主要キャラが中高年なせいもあるでしょうが、みんな自分の主張を言いたい放題で、すぐに衝突もするし、仲直りも早いです。まずは自分の気持ちや意思を言葉にして相手に伝える!問題が起きたらその時のこと!これがコミュニケーション能力でしょうか。うらやましいけど、なかなか一人でできることではないですね。

想像していたような単純な話ではありませんでしたが、ラストのコンサートシーンでは胸が熱くなりました。…ちょっと出来すぎの展開でしたが、感動で煙に巻かれてそのままエンディングに流れ込まれてしまった!…と、涙ながらに思いました。仕事や病気、家族との関係など、人生うまくいかないことが多いけれども、音楽はそうした悲しみや悩みを超越した感動とモチベーションを与えてくれるんだなぁというのを感じました。

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かつのじょう

4.5最高の2人の出会いに笑い泣き?

2025年9月30日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

すごくテンポよく話が進んでいく…
多くを語らない演出が素敵でした!
感服しました!
ありがちな、行き違いがあるけど、兄弟という「血」がなせる技か、揺れ戻しながら解決していく…

最後に主人公が涙するけど、笑う要素って、あったっけ?
良いお話でした。

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kawauso

4.5涙が頬を伝いました💫

2025年9月29日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

癒される

無骨で優しい男を演じさせたら、もう…!ジミーを演じた愛すべき男優ピエール·ロタンに、胸を熱くする私である。“秋が来るとき”で強く印象に残った、不器用に繊細に強く大きな覚悟を持って、大切な人を守り抜く男の度量。今作でまた彼に会えました。
対照的な兄、ティボ役のバンジャマン·ラベルネの品格ある率直さと誠実さが清々しい。
幼き日に養子として引き取られ、オーケストラの指揮者として成功し、名声もお金もあるが、白血病で余命幾ばくも無いティボと、生き別れとなり存在すら知らなかった兄の骨髄ドナーとなるジミーのストーリー。兄の生命を救い感謝され、その援助でジミーはトロンボーン奏者として、あるいは彼がいる炭鉱楽団が、紆余曲折を乗り越えて成功をおさめる展開かと思いきや、、、 意外にもこの作品は、我々をもっと身近で優しく大きな愛と感動の波に包み込む。ラストシーン、“ボレロ”の合唱に涙が溢れました。

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Sue

4.5ラストはアレって思っても、嬉し泣きしちゃいました😅

2025年9月29日
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酷なエンディングを覚悟しながら見る…と大逆転が…前半が平和に進むなか後半の看護婦再登場でやっぱりか!全員に訪れる悲しい現実、何一つ解決せずそれぞれお先真っ暗なんだけど、ラストの少しでも前を向くための愛と想いには感動しちゃいました。

難を言うなら白血病の扱い方→今では必ずしも死の病ではないが、山口百恵が白血病で死ぬ赤い疑惑(古くてすみません)を思い出してしまった、背景が海だしね😅

ラストはティボにもサプライズ?、それともあの女マネージャーが内緒でチケット手配したのかな、ここだけは不自然さが目立ってたかな~、でも感動😅

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JAG

4.0とても魅力的な兄弟

2025年9月28日
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フランスの田舎街の労働問題も取り上げつつ、
生き別れた兄弟の絆
養母との絆
楽団の絆
炭鉱で働く者たちの絆
人と人との絆の大切さを感じることのできる温かい作品でした。

さらに、美しい音楽も聴けて、終始飽きることなく楽しめました。

それに、バンジャマン・ラヴェルネさん演じる
有名な指揮者のお兄さん“ティボ”と、
ピエールロッタンさん演じる
朴訥だけど優しそうな弟の“ジミー”のキャラとの対比も良かったなぁ⋯。

また、指揮者が主役の作品をいくつか観たことがありますが、
今までは、良く解らなくて少し距離を感じていたのですが、
お兄さんに教わるジミーに共感でき、少しだけ距離が縮まったかも。

ラストは、泣きました。
素晴らしかったです!

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hkr21

3.0音楽の魅力を教えてくれる

2025年9月28日
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泣ける

評価が高く、映画コムのキャッチコピーが「よい映画ではないです。最高によい映画です。」とあり、チラシにはフランスでの観客動員数260万人、カンヌ出品などなど注目せずにはいられず、見てみようかとweb予約をしようとしたら「残りわずか」となっていて、これは見るべき映画と思って見てきました。映画の導入部分がいいです。主人公がオーケストラを指揮して、その指導ぶりが本物っぽくて、一個一個の指導でオーケストラどんどんよくなっていく感じがしてて、映画に入り込むことができました。
いろいろな映画のいいところが入っている気がしました。オーソドックスなストーリー展開ではあるもののラストのコンサートシーンではグっときてしまいます。
音楽が根本的に持っている人を感動させること、人を惹きつけること、人同士をつなげ、融和させることを教えてくれる映画でした。

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むっ、むいちろう

4.0感動作でした。オススメします

2025年9月28日
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たまにはフランス映画という事で鑑賞。
良い意味でテンポの早い展開で予告編で想像していたより数段面白かったです。
白血病で移植を必要とする名指揮者が主役となるとラストが手術成功になるのを考えてましたが、
最初の十数分で病院のエピソードは終了。その後の兄弟と家族、友人たちとの音楽を通じた人間ドラマになります。
とにかく皆さん自然な演技で最初から最後まで笑って泣いて楽しめました。
おススメ度は満点。
第50回セザール賞で作品賞・主演男優賞など主要7部門にノミネート。さらに第72回サン・セバスチャン映画祭で観客賞を受賞も頷ける作品です。

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Yoji

4.0映画館で見て欲しい

2025年9月27日
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ストーリー展開は想定内。兄貴…やっぱりそうなるよね。弟よ、良い育ての親に育てられたのね。優しくて良い人じゃん。
予想通りのストーリー展開でしたが、テンポよく進むので楽しめました。
ラスト!兄弟の絆を感じたわ😭

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Oyster Boy

3.0仏の田舎の工場労働者の雰囲気

2025年9月27日
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仏の田舎町の工場労働者の楽団、兄は 有名な指揮者で骨髄移植で 見つかった。
最期 ボレロを プロと 工場の楽団が 共演

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東條ひでき

4.0ボレロの合唱

2025年9月26日
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作中で途中に描写された、工員とのボレロの合唱がラスト場面でこんなふうに響くとは。

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ないちゃん

3.5ボレロは名曲

2025年9月26日
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悲しい

ドキドキ

世界的指揮者が白血病になって偶然弟の存在がわかる展開。弟の方は粗野だったが、関係が深まってきてお互いかけがいのない存在になっていく。
最後のボレロがいい。
偶然だけど、日本の映画「8番出口」でもボレロをうまく使ってた。

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にっく

4.0忘れられない景色

2025年9月25日
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悲しい

興奮

幸せ

有名な指揮者の男が白血病で倒れてしまい、骨髄移植の為に生き別れの弟に会いに行くが…といった物語。

いきなり兄と言われても…と言うことで癇癪を起こし飛び出してしまうジミー。こりゃあティポにとって前途多難になりそうだ…と思ったら、え!?思いの外…。そこは本筋じゃないのか!?

そんなこんなで、生き別れ後に比較的恵まれ指揮者にまでなれたティポと、寂れた町で余裕の無い生活のジミー。命の恩人でもあり、この不公平を埋めようとジミーを支えたいティポだったが。

大人になった男同士の良き関係性や、熱くも卑屈な一面を覗かせるジミーの健気な挑戦、そして挫折。それに寄り添おうとするティポの姿。仲間達との軋轢や絆、その全てが儚くも美しいですね。

個人的には、短かったけどティポとジミーの育ての母との2人のシーンがお気に入りかな。余裕もないのに、知ってたら両方って…。ちょっと目頭が熱くなったよ。

終盤に向けての流れは人それぞれ感じ方が異なるだろうな、と思いつつ、ここまでに胸がアツくなるクライマックスも沢山映画観てきましたが中々ないですよね。皆が通じ合えるツールがそこに…。

ワタクシも趣味で音楽をやってますが、改めて良いなぁと思わされたし、これで誰かと繋がれたら…そんなことを思わされた作品だった。

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MAR

4.5そう来たか 初演ぶっ飛ぶ ボレロかな

2025年9月25日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

株主優待券の消化で見たけど ヤラれたわ。(T_T)
音楽の使い方が 見事です。
個性的な人々 だぁーい好きです。
障害のある子も 楽しそうで良かった。
映画は観ないと わからんもんです。(笑)

血のつながりは あってもなくても 人は人

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Hammer69

4.5ティボどうなる?

2025年9月25日
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鑑賞方法:映画館

こんな素晴らしいボレロが聴けて良かった。
しかしいきなりエンディングに入るとは。
ティボのその後が気になる。

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あらじん

4.025-112

2025年9月25日
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鑑賞方法:映画館

生き別れた兄弟が再び出会う。
互いの存在を知らず、正反対の人生を歩む。

2人を繋ぐのは亡き母親や血ではなく
音楽🎵

音楽を愛する心が2人を繋ぐ。
最後のコンサートのシーンは泣けました😭

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佐阪航
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