「締めの「ボレロ」にやられた」ファンファーレ!ふたつの音 ちゃ坊主さんの映画レビュー(感想・評価)
締めの「ボレロ」にやられた
子供の頃に生き別れになり、互いの存在を知らずに成人した2人。ティボが体調を崩さなければ、きっと2人とも何も知らずに生涯を閉じたことだろう。真逆に近い環境で育ったものの、「音・音感」に対しては何か通ずるものがあったのだろうな。
映画「愛と哀しみのボレロ」では、メイン楽曲として「ボレロ」が使われ、時代に振り回される芸術家達の苦悩と未来が描かれていたが、本作では全く違った使い方だった。客席側のタンタタタタン・タンタタタタンと言うスティックの連打からの始まり、やがてオケのメンバー達は自然に楽器を奏で始め、徐々に会場がひとつになる…もうスクリーンに釘付けだった。
凄くいい作品だった。
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