か「」く「」し「」ご「」と「のレビュー・感想・評価
全147件中、141~147件目を表示
見えてしまう君の心。
クラスで優しく周りからの人気者の女子・三木直子(ミッキー)、…が気になる引っ込み思案の大塚京(京)と、その京の親友・高崎(ヅカ)と、三木といつも一緒にいる黒田文(パラ)と、突然学校へ来なくなった宮里望愛(エル)の話。
京は!.….?.、ミッキーは心のバロメーター、ヅカは♡.♠️.♢.♣️、パラは1.2.3.4、エルは←↑↓→と、それぞれ違う見え方で気持ちが分かってしまいながらも送る学校生活と恋を見せてく。
始まって早々から好みの作風で観始めるけれど、京目線から見える頭の上の?、!で見える人の気持ちに少し安っぽさを感じつつ、観進めればなるほど!
他人から見れば完璧に見えるけど個々に悩みはあったり、少し謙虚すぎて前へ進まない進めない関係性だったりと見せていくけれど。
終盤ラストの図書室の「ごめん」を機に走り去る三木、“追いかけな”と背中を押す宮里、三木を追う京のシーンで流れるBGMと京との思い出の回想と京への想いのナレーションには泣かされた。
宮里が京へ送る視線がずっと切なかった。早瀨憩さんにはもっと色々な作品で活躍して欲しい!女性として女優としても魅力的!
特殊能力の設定がなかったとしても、それぞれの感情がすれ違う群像劇として、十分に楽しめる
相手の感情が、固有の記号によって表示されるという特殊能力の設定は面白い。
ただし、せっかくの特殊能力も、特に、恋愛の場面で十分に活用されているとは思われず、果たして、こうした設定は必要だったのだろうかという疑問も残る。
最後で描かれる、好きな人が矢印で見えるという女子の能力は別にして、他の4人の能力については、どれも感情の表示のされ方が中途半端で、あまり、便利な能力とは思えないのである。
これだったら、そうした特殊能力の設定がなくても、十分に物語が成立したと思えるし、逆に、こうした設定にするのであれば、「特殊能力を持っているがゆえに、自分が思いを寄せている相手の気持ちを見誤ってしまう」といった展開を、もっと強調するべきだったのではないだろうか?
男女5人のそれぞれの主観で描かれるオムニバス形式の構成については、群像劇として分かりやすいし、メリハリがついていて楽しめる。
ただし、相手の鼓動が見える女子の視点で語られる修学旅行のエピソードは、やや冗長でテンポが悪く、「あと2人分のエピソードを描くのなら、上映時間が足りないのではないか?」と心配してしまった。
案の定、相手の感情がトランプのマークで見える男子のエピソードはあっという間に終わってしまい、物足りなさしか残らなかったので、5人のエピソードは、もっと同じ比重でバランス良く描いてもらいたかったと思えてならない。
相手の気持ちが「!」と「?」と「•••」で見える男子を演じた奥平大兼は、相変わらず眠たそうで覇気が感じられないのだが、卑屈で煮え切らない姿にイライラさせられるキャラクターにはピッタリで、そういう意味では好演と言えるのだろうか?
ただし、出口夏希が演じた、相手の気持ちが「+」と「−」のバーの傾きで見える女子が、彼を好きになった理由については、今一つ説得力が感じられないのだが•••
生きる指針と糧になる映画‼️❓
5人の高校生がそれぞれ記号で人の気持ちがわかる超能力を前提にしてるけど、テーマは深い、他人への繋がり方、自分の気持ちをどんなふうに行動に結びつけるのか、深すぎて答えが見つからない。でも、映画では5人とも誰がヒロインとか主役とかで無く、それぞれ個性的で、演じるんじゃ無くて真摯にそのものを生きている感じ。特にパラには引き込まれたな、エルも凄い、ミツキーも魅力的。奥平くんは前から凄いけど、もう1人の彼も存在感が半端ない。学園ものなんだけど全ての人に、儚くて、萌えて、悩ましさ、切なさ、そんな感動が得られる。それでいて問題提起もされていて生きる上で勉強になる。こんなに痺れるのにほのぼの出来て、心に楔を打ち込まれる、なんか名作だな、予想外にもうけたな、最高の映画🎞️🎟️全ての人に、是非
面白いんだけどちょっと惜しかったかな…でも面白い❗️
以前、映画にもなった「恋は光」と似た感じなのかと思ったが、それをさらに複雑化させたストーリーで、この発想としては面白いと思った。
ただ、最初の方で能力が明らかになった人が、後半になるにしたがってほとんどその能力が表示されなくなり、新しく能力が明らかになった人ばかりがクローズアップされて、もっと重層化して、お互いの能力が矛盾や摩擦を生むようにしたら良かったのになぁ。実際はそういう事があったかとも取れる場面もあるが、それならそれでもっとハッキリさせてほしかった。
でも高校生って、あんなにキラキラして眩しいほどに輝く時代だったのかと、かつての青春時代を思い出して後からしみじみ思ってしまう…森田公一とトップギャランかよ😝
出演者がみんな可愛くて元気があって大変よろしい😁
※一週間でネタバレは解除します。
心を表すものは多彩で、その一部が見えていてもわからないことだらけだ
2025.5.30 イオンシネマ久御山
2025年の日本映画(115分、G)
原作は住野よるの同名小説
人の気持ちが見える高校生のジレンマを描いた恋愛映画
監督&脚本は中川駿
物語の舞台は、関東圏にある清鈴高校(ロケ地は新潟県新潟市)
高校2年生の京(奥平大兼)は、人の気持ちが「!」や「?」で見えてしまう能力を持っていたが、自分に自信が持てずに、想い人・ミッキー(出口夏希)から距離を置きたいと考えていた
京には親友のヅカ(佐野晶哉)がいて、彼はミッキーの幼馴染だった
ミッキーには親友のパラ(菊池日菜子)がいたが、彼女はミッキーとヅカが付き合うのは絶対嫌だと思っていた
ある日のこと、ミッキーは執拗に「何かわかる?」と意味不明なことを言い出し始めた
京はそれがシャンプーを変えたことだとわかっていたが、2ヶ月前のことがあって、それを言えずにいた
それは、隣に座っていたエル(早瀬憩)にそのことを告げた翌日から、彼女は不登校になってしまっていたからだった
京は思ったことを口に出すとロクなことにならないと思っていて、ミッキーの意味不明な質問をずっとはぐらかしていた
物語は、学校外でミッキーと遭遇した京が、彼女にシャンプーのことを告げるところから動き出す
実のところ、ミッキーはエルと交流があって、京にシャンプーのことを言われたことを気に病んでいた
エルは自分に自信のない女の子で、自分なんかが流行りのシャンプーを使っているなんてと考えていて、それで京に嫌われているのではないかと思い込んでいた
そこでミッキーは、エルと同じシャンプーを使って京に近づき、彼の気持ちを確認しようと考えていたのである
映画は、予告編ではうまく隠しているように、5人それぞれが色んな形で相手の気持ちが見える能力を有している様子を描いていく
京の章から始まって、ミッキー、パラ、ヅカ、エルへと続く物語は、高校2年生の2学期ぐらいから、3年生の春先まで続いていく
そんな中で、京とミッキーがどうなるかと言うのが主軸になっていて、見えることによって一歩引いてしまう彼らのジレンマというものを描いていた
京は気持ちの浮揚が見え、ミッキーは心のバランスが見える
パラは鼓動の速さが見え、ヅカは喜怒哀楽がトランプのマークになって見えている
そして、エルは「好意の矢印」が見えて、それがどこにつながっているのかがわかってしまう
それぞれは、自分に向かうもの、自分自身のことについては可視化できないようで、それでいて、悩みが深刻になっているように思える
映画のタイトルには「かくしごと」のそれぞれの間に「」があるのだが、最後の「と」のあとにも「がある
これの意味するところは、彼らに見えているものは一部であり、もっと複雑なものを人は抱えているというものに思える
また、別の見方をすれば、解放された「」であり、外側には丸見えである、とも取れる
ミッキーにしろ、京にしろ、二人がどう思っているかというのは3人ともにわかっていて、それでもうまくいかないジレンマに陥る2人を見てモヤモヤしてしまう
そう言った先にある「見えなくても面白い」というミッキーの心は、京の固定概念を吹き飛ばしてしまうのである
いずれにせよ、青春のややこしい時期に悩みを抱えている人たち向けの映画で、大人にとっては通り過ぎた過去のように思う
彼らもいずれは見えているものの虚飾に悩まされるようになるし、徐々に見えていたものが信じられなくなったりするかもしれない
また、成長と同時にその能力が失われる反面、自分のことがわかるようになっていき、名実ともに大人になっていくのかもしれない
ある意味、瞬間的に起こる自己肯定感の低さというものが生まれる時期でもあるのは、将来というものが不確かで、想像力に限界があるからだと思う
だが、そう言ったものを超えた先に大人の世界というものはあるので、彼らが成長したあとに大人の世界で何が見えているのかも気になるところだろうか
きっと、学生時代はゆるかったと思えるぐらいに過酷だと思うので、卒業と同時に力が消えたら良いのになと思った
清楚な学園ラブストーリー
全員に能力なくてよかったんじゃね
人の感情の一部がみえる能力がある男2女3のグループ内の友達関係と恋愛事情の話。
高校2年の7月1日からの出来事の中に、それぞれのみえるものを順番に織り込んでみせて行く。
みえる感情はみんなバラバラ、みえていることは本人以外は知らないという設定で、まずは大塚京視点で展開していくけれど、話しが進み三木さんパートになると、あれ?見える設定減ってね?
以降はパートが変わって早々の部分のそれだけ?という感じで、全然能力をみせる面白さがないんだが…。
互いに常にみえている体にしてはちょっとリアクションがおかしいというか足りないし、なんだかテンポも悪いし、体調悪いのはなんだった?
複雑だし五月蝿いかも知れないけれど、互いにみえている中でのリアクション合戦とかあったらもう少し面白くなりそうなのに…矛盾とか出てきてむずかしかったのかな?
結局ただの恋愛物語+最後の一人のそれで盛り上げたかっただけなのかなという感じ。
全147件中、141~147件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。