か「」く「」し「」ご「」と「のレビュー・感想・評価
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自分を見失いがちな高校・大学生向け
恋愛のストーリーとしては、はっきり言ってしょうもない。現実と同じくらいしょうもないので非現実的な恋愛映画として楽しみたいのであればおすすめしない。
ただし、自分とは何か、将来どうなりたいか、本当の自分って何か、このような葛藤を抱えている今の高校・大学生には必ず刺さるものがあるだろうと思う。きっと登場人物の誰かに自分を重ねて観ることになるだろう。
この映画は、そんな悩める若者達に向けたメッセージが込められている作品だと思う。
私たち人間には人の感情を見る力はない。そして自分の感情も実はよく理解できていない。それでも皆生きている。この世の中は、案外そんなもん。
めちゃくちゃ綺麗な青春
タイトル見間違えでチケット購入した映画・・・💦
青春だなぁ〜
ヒロインの出口ちゃんが大好きで
相手役があのドラマの彼だから、
と言う理由で観に行きました!
あ、そうなんだ
そんな「かくしごと」があったのね?
そんな能力、
私も欲しかったなぁー
誰のが一番いい?
そうだなぁ〜
一番わかりやすいのは
「やじるし」?
でもそれって、、、
もしかしたら皆んな持ってるのかも…
だって、
結構隠してても分かっちゃう事も多いし
それ以外は
みんなそれぞれ
「気持ち」が見えても
なんか誤解してたから。
5人の登場人物、それぞれの心の中が
描かれているのがとても良かった
みんなの本音が見えて
みんなが主役になってる
若い頃は色んな悩みがあって
大人から見たら
それはそれは些細なことだけど
それを「あー、もうダメだ」みたいに
悲観的に考えてしまうのが
若者の特権の様な気もしている。
大人になると忘れてしまう
非合理的な事は
愛しいことだよね
頑張れ、恋する高校生たち
原作未読。ちょっとした超能力?を持った5人の青春群像劇という感じの作品です。ミッキー(出口夏希)が魅力的でした。私の高校のクラスにもあんな感じの子がいましたね。(←もう45年以上も前。今は素敵なシニアになっていて欲しいなぁ)
京(奥平大兼)は、自己肯定感が低すぎるなぁ…。観ていて歯がゆい思いがしてしまった。(←心の中で「もっとしっかりせんかい」と叫んでいました。)この2人のみならず他の主演者 パラ(菊池日菜子)、ヅカ(佐野晶哉)、エル(早瀬憩)みんなが性格の良い子たちで、仲間に対して気遣い上手というか思いやりにあふれている子ばかりで爽やかさに満ちていた。こういう生徒がたくさん在校していたら、イジメなんてなくなるかもしれません。
儚い気持ちと思いやり
いつ壊れてもおかしくない青春群像。
心の中で其々が抱える『かくしごと』は
繊細すぎる。
自分なんてと思ってしまう人は沢山居るのでは。
自分の心との向き合い方、秘めた気持ちの
出し方と抑え方。このどちらかに進みそうで
進まないアンバランス感が絶妙。
諦めるなら、しっかり諦めようとか
劇的な事がきて心が近づくのではなく
日常の小さなきっかけの積み重ねが心を
近づけた。あの時の自分に振りかけたい
言葉である。
仲良くしてるが各々の秘密がある。
知ってるようで知らないお互いの気持ち。
そこが面白い。
思いやりと儚い気持ちをじんわり
身体に染み込ませる作品でした。
そーなのね。
か「」く「」し「」ご「」と「とちゃんみなさん
好きかも
一歩間違えると冗長で退屈な映画になってしまいそうなところだが、なぜか見入ってしまった。
特殊能力を可視化しているのも、彼らの感情を見せているだけだろうから、抵抗なく受け入れられた。原作を読んでいないので、むしろ分かりやすくて良いと思う。
キラキラな青春モノは感情移入しづらいが、この映画のように、簡単に告ることが難しい人も多くいるはずだ。
ひとつ気になったのは、高校生が「お疲れ」と挨拶していること。社会人みたいだなと思ったけど、最近はそうなのかなぁ?
5人の能力を知った上でもう一度見たら、違う感想になるのかもしれない。
「かくさない」自分で在りたいと思う
朝の上映で観てきました
入りは自分を含めて10人ほどだろうか
10-20代が多いかもと思っていたけど
年齢層が幅広くて意外でした
*
出口さんと奥平さんの2人をメインに
話が進んでいくんだろうと思いきや
5人みんなにスポットライトが当たり
それぞれがもつ悩みが語られていきます
*
相手の気持ちが見えたら…見たいだろうか…?
見えたら怖くて人と関われない
見えない今でも怖いのに
もし見えてしまったら
自分のことをよく思ってもらえるように
本当の自分や気持ちを隠してしまう
つまり「自分を演じる」につながるのだ
*
本当の自分の気持ちを伝えるために
言葉と文字がある 行動でも示すことができる
見えないからこそ本音を伝えられるのではないか
人は皆んなどこか演じている所がある
「人からこう思われたい」
「自分はこうで在りたい」と
本当の自分と演じている自分の差に
人は苦しんでいるのだ
能力があってもなくてもそれは同じことだ
自分の思う自分と他人から見た自分
原作を読んだ事は無いのですが、扱う監督によって雰囲気が変わりそうな作品だなと思ったの。
そして、今作は『少女は卒業しない』の中川監督だったので、良い青春群像劇になっていたと思います。
この映画、いろんな組み合わせの1対1のシーンが有るのですが、それらが良いんですよね。
本番前日の体育館のシーンは『少女は卒業しない』を好きな人には響きそうだし、鈴を受け取るシーンや「僕ならいいの?」のところは、笑顔が切ないの。
そんな中で、この映画のテーマなのかなとも思うのは、ホテルでのパラとヅカの1対1のシーンなんです。
さて、主要の五人、他人の感情の一部が見えてしまいます。
なので、普通の人よりも他人を理解できる。
その一方で、(多分)自分の感情は見えないわけです。
自分の感情なんて見えなくても分かるのかもしれないけど、そうとも言い切れないと思うの、思春期の頃は特に。
そうなると、彼らが1対1で向き合った時、自分が思う自分と他人から見た自分で、よりギャップが生じると思うんです。
自分の思う自分と他人から見た自分、どっちが本当の自分なのか、って考える人もいると思うけど、人生の後半に入った私でもその答は出せないです。
でも、おっさんの私は本当の自分について悩む事はなくなった。
その事自体に興味が薄れているせいもあるけど、年とともに他人の本音を聞く機会が減るんですよね。
なので、他人から見た自分自体を自分で考えないといけなくなって、そのギャップを考える意味がなくなってくるの。
それでね、おっさんの私から若い人に言いたいのは、難しく考えるのは良くないのかもしれないけど、若い時にいろんな人と1対1で向き合う事はそんなに無駄にならないと思うよと。
だんだん、映画の感想から離れてきて収拾つかなそうなので、この辺りで止めておきます。
期待しすぎてた
住野よるさん原作で、キャストも豪華だったので期待値が高すぎました。
最初のヒーローショーのところあたりまでは面白かったのですが、特に盛り上がるところがわからなくてあれもう終わりと悪い意味であっというでした。
結構みんなのキャラが濃かったので、その理由とか過去があるのかなーと思いましたがほぼなかったのも残念でした。
恋愛に振り切るわけでもなく、日常系のなかのみんなが少しずつ抱えてる問題のようなものをテーマにしているのかと思いましたが、それにしては非現実すぎて入り込めませんでした。
キャストは豪華なので憧れの青春感は感じられてよかったです!出口夏希ちゃんかわいすぎました。
タイトルがイラッとする
2025年映画館鑑賞56作品目
6月8日(日)イオンシネマ新利府
ハッピーナイト1300円
脚本は『君の膵臓をたべたい』『青くて痛くて脆い』の住野よる
監督と脚本は『カランコエの花』『少女は卒業しない』の中川駿
原作既読
京とミッキーとパラとヅカとエルの仲良し高校生5人組それぞれの視点で構成されている
5人とも色々な形で人の心の中身を読み取ることができる
原作にかなり忠実
中川監督が熟読したことは間違いない
そのうえでヅカのパートはバッサリと短めにカットしている
そもそも原作がとっ散らかっていて見苦しい
10代風の文章を意識したのか有頂天で気恥ずかしい
それでいて「嘯く」とか「吝か」などといういまどきの普通のハイティーンが使いそうもない言葉が表記されている
⁉︎とかシーソーとか数字とか♠︎とか矢印とか見える能力なんているか?
だからなんなんだって話
仕方がない
監督は悪くない
だって原作がそうなんだから
住野よるも悪くない
これを世に出した新潮社が全て悪い
原作のような入浴シーンはない
風呂上がりだ
まっ2時間サスペンスで山村紅葉が温泉に浸かるシーンがあったらしいが全く話題にならなかったらしいしこれはこれで良い
学校の先生にヒコロヒー
人件費はあまりかかってなさそう
原作レイプという汚いネットスラングがある
お里が知れる
傑作を安易に改変するから抗議がくる
しかしこの原作は凡作
それを映画化しようという計画を持ち上げる時点で駄目
あと出口をポストなんとかと称するのやめてちょうだい
こたつ記事ライターのようなアホな発想
嫌いだ
配役
人の心が視える高校生の大塚京に奥平大兼
ヒーローになりたいクラスメイトのミッキーこと三木直子に出口夏希
京の親友でミッキーの幼馴染のヅカこと高崎博文に佐野晶哉
マイペースなクラスメイトのパラこと墨田文に菊池日菜子
内気なクラスメイトのエルこと宮里望愛に早瀬憩
担任教師の朝倉にヒコロヒー
クラスメイトの高橋卯月に成海花音
クラスメイトの石川咲希望に山本奈津美
クラスメイトの小泉ゆりかに下田彩夏
クラスメイトの高丘七星に加川星空
クラスメイトの若月玲香に松下伶花
クラスメイトの尾野小百合に肥川小町
クラスメイトの秋野楓に秋山楓果
クラスメイトの伊藤しほに思方
クラスメイトの大宮瑠衣に川口瑠々奈
クラスメイトの甲本正平に馬場ヒロト
クラスメイトの江口良太郎に岡島遼太郎
クラスメイトの松野幸也に松田卓也
クラスメイトの北村晴人に木場遥人
クラスメイトの神原風都に菅野郁弥
クラスメイトの佐々木陽に赤木耀
クラスメイトの大村光弘に中村響
告白するクラスメイトの和田登に藤本洸大
舞台袖のクラスメイトの関啄麻に朝日琢磨
クラス委員の渡辺愛心に菊池愛
クラス委員に山田健人
クラスメイトに川道さら
クラスメイトに林卓
クラスメイトに櫻井心
クラスメイトに安光隆太郎
クラスメイトに岩瀬樹音
クラスメイトに松条華
CDショップの店員に秋谷百音
教師にイワゴウサトシ
補習の先生に中村無何有
想いの行き先
5人の高校生それぞれが感情(一部)を具現化する能力を持つことにより、想いのすれ違いが起こす騒動を各個人ごとに描くことで観てる者に核心を悟られない様に上手く描いている。
そして甘く儚く傷つきたくない若者の気持ちの起伏がとてもストレートに伝わり、相手を想う気持ちの大切さを感じさせてくれた。
私ごときが好きになって本当に申し訳ございません?
五人の群像劇だが、最後まで見てみれば大塚京(奥平大兼さん)とミッキー(出口夏希さん)が両想いで、友人のヅカ(佐野晶哉さん)・パラ(菊池日菜子さん)・エル(早瀬憩さん)は二人を応援するキューピッド役だった。嫉妬や三角関係もなく、一見すると大した恋の障害はないはずなのに、それでも恋が実るまで2時間の映画が必要になる。現代の若者はそれぐらいややこしいということなのだろう。
大塚京は、隣の席の女の子エル(早瀬憩さん)がシャンプーを変えたことに気付き指摘したら、エルは学校に来なくなってしまい、京はそれを自分のせいだと気に病む。
この場面によく表れているが、「自分(エル)ごときがお洒落なシャンプーを使っていると思われた」「女子に余計なことを言って傷つけた」(京)というように、若者たちは自意識過剰である。しかもそんな自意識が外に漏れることも致命的に恐れているのだ。
物語を先に進めるはずのキューピッドたちも、自分自身に対して「病んで」しまっている。京やミッキーが純粋に相手を思っているのに対し、ヅカやパラやエルは自分たちを「恋に盲目になれない=不純」と考えてしまうのだと理解した。
高校生より30歳以上年上の立場からすれば「いまの若者は大変だなあ」というのが正直な気持ち。共感するというよりも、「そういうことで悩んでいたんだ、意外と可愛いんだな」と、謎解き劇のような面白さがあった。
特に演じる役者さんたちは、自意識を隠そうとする強がりや、本心を指摘されたときの動揺を健気に演じていた。パラの「内面に空虚を抱えている分、文化祭を完璧に取り仕切るリーダー」という役どころは、本作のハイライトだったと思う。
五人それぞれ、少しだけ他人の心が見えるという設定は、「他人のことは分かるのに自分の気持ちを表に出せない」という意味ではリアルだった。中途半端に人の心が“見えた”と思い込むことで、かえって「対話する」「行動する」ことを後回しにしてしまうのではないだろうか。。
その意味で、冒頭では「人の心はこじあけないと分からない」と言い、ちょっと昔気質な人柄のミッキーが、なぜ自分の恋となると不器用なのか。ミッキーすらも特殊能力を過信して京の気持ちを見誤ったのか。それでもなぜ最後には告白できたのか。この辺がうまく描かれると、さらに筋の通った物語になったのではと思う。
相手の気持ちに反比例する自分の本心
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