「出口さん(夏希)を、観た!」か「」く「」し「」ご「」と「 CBさんの映画レビュー(感想・評価)
出口さん(夏希)を、観た!
俺がいま勝手に「上手くなって、たくさん演じてほしい」と思っている二人は、出口さん(夏希)と當真さん(あみ)。そのうち出口さんがとうとう主演だと聞き、観た。
五人の男女高校生のほぼ2年間を描く青春映画。五人の内訳は、「自分なんか」と卑下しちゃう二人、他人の心中が見えちゃって期待通りに行動しちゃう二人、加えて出口さん演じるまっすぐで感じた通りに行動する一人という組合せ。
そう、出口さん演じる主人公は、元気でまっすぐで笑顔で、ということが最も大切。冷たい言い方になるけれど、要求される演技力は最も少なく、魅力を伝えられるかが大切な役割。それを出口さんは見事にこなしました。あ〜、楽しかった。観て、元気になった。弾けるような魅力、バッチリ出てました!
難しい演技は、次回作以降で(小松さん(菜奈)にとっての「来る」の中島監督(哲也)みたいな監督に出会ってしごかれて)頑張って上手くなってください!
残り四人は頑張っているのがよくわかった。奥平さん(大兼)、菊池(日菜子)さん、佐野(晶哉)さん、早瀬(憩)さん。頑張った。お疲れ様。またどこかの映画で。
四人はそれぞれ変わった能力を持つのだけれど、この「他人がどう感じてるかわかっちゃう感じ」って、中高生の頃には、より感じるものな気がする。他人同士の場合はよくわかるのに、自分と他人はわからなくなっちゃうところも、本作では能力として描かれて映画を楽しくしているけれど、誰にでもある傾向なのかもしれないね。中高生は観ると、うんうんって言えるかも。
悪いことを考えていようとも、大切なのは行動に出た部分だよ。(by バラ)
原作にはなく監督が脚本に加えたとのこと。秀逸。
自分の弱い部分を許せないなんて、そんな悲しいことはない。みんな、そうだよ。弱い部分も含めて自分だよ。今弱いってことを許さない必要はないよ。
おまけ1
高校内の演劇祭という設定だったので、出口さんの「素人が頑張ってる」感満載の殺陣は、いい感じにハマっていた。わざと抑えて演技していたと、俺は信じておくことにします。
おまけ2
ラストに流れる主題歌はちゃんみな先生。映画にピタリあっていました。
(我が家でなぜちゃんみなさんは先生と呼ばれているか? ー 家族が楽しんでいた「プロデュース101」でゲストアドバイザーに呼ばれた時およびその後ちゃんみなさん自身が行ったオーディション番組のいずれでも、参加者に与えるコメントは、「先生!」と呼びたくなるものばかり。こんなわけで我が家では、ちゃんみな先生です。
おまけ3
初めてかな。劇場一人鑑賞だった。いつもは、最前列が多い自分もさすがに一人もいない劇場では中央を選ぶ。100席程度のスクリーンだったけど、気持ちいい〜!ドルビーも俺のためにだけ。申し訳ない。
おまけ4
エルが再び登校してくる辺り。なんか、「膵臓の病気で死ぬのか?」と感じるシーンがあったよ。原作者が「キミ膵」と同じ住野さん(よる)だから、引っ張られたか…
おまけ5
レビュー読むと、本作並びに原作を推してるように見えるかと思います。が、エルの能力と冒頭のエピソードは矛盾をはらんでる気がしていて、そうでもないです。あえて「能力はあっても、自分に向かうものはわからない」と理解したのはそのせい。
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